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s-blackadderのスポーツコラム

下手の横好きですが、スポーツに関するコラムのようなもの(⁉︎)を投稿します。
あくまで個人の見解ですので参考程度に…
拙いところがありますがご容赦ください。
担当 野球(NPB,MLB,JABAなど)ラグビー,NFL

夏の甲子園が開幕、熱戦がすでに繰り広げられています。今大会から暑熱対策で4試合日で朝夕の2部制を採用と新たな取り組みが始まりました。


そんな中で来季センバツから指名打者制(DH制)の導入をすると発表がありました。

主な理由として投手への負担低減、野手起用の幅を広げる事で選手の出場機会創出を狙うとの事です。


私がこの発表を確認した時、『大谷ルール』が含まれているのかどうか気になりました。


※大谷ルールとは投打の2刀流選手が先発投手と指名打者での出場を兼任でき、降板しても指名打者として残り続ける事が可能という大谷翔平選手の活躍により生まれた独自のルールです。


というのは、チーム事情で2刀流を育成せざるを得ない、逆に積極的に2刀流を育成してるどちらのパターンにしても大谷ルールがないと降板する時ベンチに下がらなければなりません。

高校野球でよくある『エースでクリーンアップ、正にチームの要』というパターンの場合降板と共にベンチに退くのはチームにとって良くないのは想像に難くないと思います。

このようにチーム事情によって戦力を最大限有効活用出来ないゆえマイナスが起こりうるのは良くないのではと感じていました。

様々な記事の詳細を見て大谷ルール込みでの採用と確認できました。従って上記の懸念はないので評価はしたいと思います。


さて来季センバツから指名打者制の導入を決めた訳ですが、最後に今後の展開として予想される事を少し記して終わりたいと思います。


指名打者制の導入目的は冒頭で述べた通り、「投手への負担低減、野手起用の幅を広げる事で選手の出場機会創出」です。

特に後半の部分に着目すると以前騒がれていた7イニング制の導入とリンクする部分があります。

7イニング制のデメリットの1つがイニング減少によって打席や守備機会が減るというのがあります。指名打者制は打撃面でのリカバリーが有ると考えられますので、私はその制度の是非はともかく7イニング制導入への布石を打ったのではないかと予想しています。


環境変化への適応に向けて動く高校野球。次はどのような手を打つか注目です。


〈了〉