・『ザ・ノンフィクション』を母と見ていたときのこと。
その日は、芸人として売れたい人が主人公。
この方は女性で、男性ホルモンの注射を継続して受けている。
それを見ていた母が、「かわいそうだね」と。
何気なく言ったことなんでしょうけど、かわいそう、っていう言葉に対してなんでしょうか。
ちょっと違和感のようなものが。
私、今まで2回、女性に対して「これってドキドキしてるのかな?」と思うようなことがありました。
それが恋のドキドキなのか、正直、いま思いだしてもわかりません。
私はバイセクシャルではないです。
いわゆる異性愛者です。
ただ、これから先、男性だけじゃなくて、女性に対してドキドキすることもあるかもしれないなー、程度に思っていて。
たぶん、そうなるのは1%とか2%ぐらいの可能性です。
・大人になってから、Q(クエスチョニング、クィア)
というカテゴリー(という言い方でいいのかな?)があることを知りました。
最近は、私は「ほとんど異性愛者」で、「もしかするとQの要素があるかもしれない」と思っています。
なんか、言い方がはっきりしてないけど、いまはこういう認識。
よくわからないけど、そのよくわかんない状態が自分らしいんだから、それでいいじゃん。
そもそも自分のことを、100%完全にわかってる人なんていないだろうし。
あまり自分のことで悩むのってめんどくさいし、そんなことに時間を使うぐらいだったら、本読んだり、ネットで文章書いたり、そういう好きなことに時間使いたいしね。
・ちなみに、以前、母に
「私、これから先、女性を好きになるかもしれないし、ならないかもしれない」
と言ったら、
「それはない」
「(女性に対して)憧れてただけだよ」
と、全否定されたので、それ以降、そういう話はしてないです。
それに、ドラマのCMで、
ゲイの男性2人がいちゃいちゃしてるのを見て、
母が「気持ち悪い」と言ったこともありました。
(これを聞いたとき、「気持ち悪いって言った!?」って、私、キレました。
人に対して、気持ち悪いって、言ったらダメな言葉でしょ。CMだったとしても。
まさか、母がそんなこと言う人だったなんて、とすごいショックを受けた)
これを言ったら、誰かが傷つく、っていうことを考えることができない人なんですよね……。
思ってることをそのまま言ってしまう。
(ここまで読んで、気分を害された方、すみません)
何回も注意してるんですけどねー。
もう、いつ死んでもおかしくない年齢だから、直らないんだろうなと半分あきらめています。
(言い方に毒とトゲが)
でも、あきらめてなにも言わない、ってことはしてないです。ストレスたまるしね。
あと、Qの説明はそのときしたんですけど、本で調べたりとか、それなら娘のことを知ろう、みたいな行動は一切してないです。
いい母親です。(皮肉)
そんなもんなんですよね。
うちの親が、というか家族が、私も含めてヤバいっていうのもあるけど、笑
セクシャルマイノリティの方が、家族にそれを伝えて、家族と縁を切られてしまったという話をテレビで聞くと、そういうこともあるよなーと思います。
家族だからわかりあえるというわけでもないし、家族だからなにを言っても許されるというわけでもないしね。