ネタバレしてます。
ご了承ください。
『鬼滅の刃』がすごい、と聞いて気になっていたけど、アニメを見る機会がなくて、そんなときにフジテレビで特別編集版を見て。
見たら、その続きだという映画も観たくなり。
いつの間にかあちこちで『鬼滅の刃』グッズを見るようになって、ほんとすごい流行。
あの数時間の間で、煉獄さんの生き様と死に様を見て。
映画を観る前に煉獄さんが亡くなるってことは知ってけど、特に支障はなし。
まず、映画が始まってすぐ、森を下から見上げるシーンで。
え、これ実写? って思ったほど、綺麗。
鬼滅隊のお館様が、女性につきそわれて、下の名前を何人もつぶやきながら墓地を歩いている。
(このシーンが、最後のシーンにもつながってるとあとで気づく)
炭次郎の家族だったり、煉獄さんが亡くなる前に残す最後の言葉だったり、大切なものが人から人へ受け継がれていく。
血鬼術で炭治郎たちを眠らせ、深く眠ったところで手下の人間たちに襲わせる、さらに人質にとった乗客たちはあとで食べる、というすごい慎重な計画を進めていた、上弦の壱・魘夢(えんむ)。
でも、箱の中にいて術をかけられていなかった禰豆子が、丹治郎を起こそうとして血鬼術で燃やす。
炭治郎は自分が夢の中にいることに気づき、夢から目を覚ます方法を父親から教えられ、自分の首を斬ることで魘夢の血鬼術から脱出。
煉獄さんだけきりで刺そうとした女の子の首をつかんで攻撃させなかった。眼が閉じてるし、意識ないのに攻撃ができてる、というすごさ。
最期、目玉と気持ちの悪い肉塊だけになった上弦の壱・魘夢(えんむ)。
あのとき倒していれば……、とか、人質にした人間を食べられないまま終わった、悪夢だ……って後悔して消えていく。
鬼仏寺の血が濃ければ濃いほど、鬼として強いけど、その分人間らしい感情が失われている感じ。
この映画の主人公でもあった、煉獄杏寿郎。
炭治郎と初めて会ったとき、お弁当食べて「うまい!」って何回も言ってて、善逸と同じく、変な人って思ったけど(笑)。
刀を抜いたらすごい強いし、鬼殺隊の先輩として頼れる人だし、だからすごい人気ある人なんだな、と納得。
煉獄と上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦い。
レベルが違いすぎて、炭治郎と伊之助は二人の戦いを見てることしかできない。
テレビアニメでもそうだったけど、いろんな方向から見てる、すごいスピード感の戦闘シーン。
猗窩座との壮絶な戦いの末、命がつきかけていたそのとき、お母さんがあらわれて、煉獄さんとお母さんが会話したあと、笑顔になるところがもう泣きそうになってすごかった。
でも結局、太陽が昇る直前に上弦の参に森の中に逃げられてしまう。
炭次郎たちが泣いてたけど、そのあと、空を飛んでる鎹鴉も泣いてた。
最後に、最初のシーンに出てきた墓地で、杏寿郎の名前を口にするお館様。
観終わったあと、いいものを見たなぁ、と思いました。心地のいい余韻。
原作の漫画は、もう最終巻が発売されたそうで。
これだけヒットしたんだから、また映画つくるんじゃないかな。