4月24日 コント塾 講師かまいたち | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

出演者(敬称略)

 

MC ブロードキャスト!!房野

塾長 次長課長 河本

講師 かまいたち

 

ラフレクラン サンシャイン 大自然 アイロンヘッド

男性ブランコ LOVE ニューヨーク やさしいズ

 

∞ホールに出演する芸人から、キングオブコントのチャンピオンを出すことを目指して、講師として先輩芸人さんにネタを見てもらい、アドバイスをしてもらう。

 

芸人さんにとっては、実用的で、参考になるしお客さんから見ると、芸人さんってこういう風にネタを見てるんだなー、とプロがどういう風にネタを見てるかがわかるライブ。

 

まず、房野さんが誰を観に来たかを手をあげて聞く。

かまいたち、と言ったらお客さんのほとんどの手があがる。私もあげました。

河本さんは、と聞いたら、あれ、いない? 少々笑い声が。

 

かまいたちと河本さんが舞台に。

河本さん、笑い声が聞こえて、自分のときどれくらい手があがったかわかったようで。

そんなわけで、今回のライブのお客さんは、ほぼかまいたち目当てということが判明。

 

前日に『ロンドンハーツ』で、濱家さんがあれこれ言われて、改名する? となった件にふれ、お客さんもわかっていて、笑い声が。

山内さんは、キングオブコントでなにがウケてなにがウケないか分析したことがあるそうで、かなり具体的な感じ。

河本さんは、かまいたちのお二人のあとに言うので、河本さんの感想プラス、まとめのような内容。

 

メモをとりながらライブを観てないので、正確な言葉は書けませんが、だいたいこんな感じだったなーということをいくつか。

 

まず4組がネタをして、そのあと河本さんとかまいたちからアドバイス。

そのあと4組がネタ、アドバイス、エンディング、という流れです。

 

前半4組。

一番ウケていた(客席の笑い声の音量が一番大きいと思った)のは、ラフレクラン。

 

『じわじわチャップリン』で、初めてネタを見たときからラフレクランっておもしろいと思ってます。

はずれがないんだよなー。番組で、何回かコントのネタを見てるんですけど、客席の雰囲気がいまいち、とか、しーんとなってる、って見たことがない。内村さんもほめてたし。

 

アドバイスは、きょんさんの役の犯人のバックボーンが見えるともっといい、と。

この日もウケていて、ネタが始まって最初にウケ方が大きくて、観ていて「うわっ」とびっくりしたほど。

優等生だなぁ。

 

でもなんで売れてないんだろう。

このブログで、3年くらい前から「ラフレクラン、年内に売れるんじゃないかな」って書いてるような。

 

ラフレクランの次の出番がサンシャイン。

サンシャインのファンの方ならわかると思いますが、坂田さんがカメラマンで意識高い系の、あれです。

このネタ、この前のライブで見て2回目。

 

男性ブランコ。初めて見る芸人さん。

メルヘンな舞台。メルヘンなキャラクター。なにか新しいものを見たなぁと思いました。

 

サンシャインに、河本さんから。信清さんのキャラの顔が、横顔じゃなくて正面のほうがいい、表情が見えたほうがいい、と。

あのネタは、キングオブコントではどうなんだろうな。後半、アダルトといえばそういえるような部分もあるし。

 

後半4組。

一番ウケてた(客席の笑い声の音量が一番大きいと思った)のはニューヨーク。

 

小説の書き方の本だったかな? ファンタジー設定はひとつの作品にひとつだけ、二つ以上やらないほうがいい、っていうのを読んだような。あれをコントでやったら、こんなにごちゃごちゃになるんだね。笑

制服を着た嶋佐さんがタイムスリップしてきた、から始まって、武士の屋敷さんが出てきて、ここは江戸時代。

そこからさらに、また別の、と次のファンタジー設定。

 

山内さんによると、キングオブコントは、影マイク(舞台に人がいない、音声だけの出演)はそんなにウケない。

なにがウケるか、逆になにがウケにくいのか、分析したことがあるそうです。

それと、後半の透明人間のあたりから、雑になってきた。おならいらないんじゃない? と。

 

すると、濱家さんと河本さんも、おならいらない、で一致。

しかし、それはいるとゆずらない屋敷さん。笑

 

一番(キングオブコントの決勝に)近いのに、それで(こだわりを捨てないから)勝てない、と厳しいことを言われてました。笑

 

これは、私の思ったこと(プロの芸人でもなんでもない、いち視聴者、いちライブの客)ですが。

キングオブコントって、下ネタがウケないんですよ。それをやって爆笑になってるのを見た記憶がない。

準決勝まで残った芸人さんが審査員だったときは、男性が見ているから、そういうのも受け入れられていたかもしれないけど、いまは審査員の後ろにいる観覧のお客さんが、ほぼ全員女性。そこは、気にしたほうがいいと思う。

 

山内さんから。最初の一発目で、どーんとウケたほうが後半に生きてくる。そこで確実にウケるように、確率を高くしておくとよりいい。

 

今回の8組の中で、キングオブコントの決勝に一番近いのがニューヨーク。逆に一番遠いのが大自然。だそうです。

 

ライブが終わって。

 

客席に座っていた三人のお客さん。

そのうちの一人の男性が、キングオブコントでかまいたちがこういうネタをしていた、と説明していた。

 

さらに、劇場を出るときに、後ろにいた男女のカップルらしき会話が聞こえてきて。

女「かまいたちのネタ見たかったよねー」 

男「あー、そうだねー」

 

やっぱり、今日のライブはかまいたちを見に来たお客さんが多かったようです。

 

芸人さんのネタの見方がわかる、っていうのがおもしろかった。

アイロンヘッドのネタに対して、河本さんが、マッサージと同じ動きだとそれも同じように見えるから、別のなにかをしたほうがいいんじゃないか、という指摘。これには、ああ、とすごい納得。

後半のここ、こういう風にしたら? と河本さんが次々にアイディアを出していて。それを想像してみてもおもしろそうだったし。

 

無限大ホールからキングオブコントの決勝に行く芸人さん、いつか本当に出てくるんじゃないかな。見てみたいです。