終わる30分前から観た。
だからストーリーはちゃんとわかってない。
けど、番組概要を見れば、だいたいのストーリーはわかる。
その30分で、「これは……」と思った、ダメな部分が何回かあった。
東京タワーが映ってるところは、いかにも、東京で撮影しました感が出てるなぁ。観光っぽいとすら思ってしまったのはなぜ?
なぜなのか。
考えながら観ていたら、ところどころに出てくる「これは……」と思うところがあったからではないか、と。
刀のアクションシーンで、お祭りに使われる鐘と軽快な太鼓の音が。
しかも、刀が使われる主人公トラビスと日本のヤクザ、1対1の緊迫した決闘のシーンのはずなのに。
ピーヒャララとないはずの笛の音や、浴衣着て盆踊りする人たちまで連想できてしまう。苦笑
BGMとシーンの相性が。違う。これは日本人にとっては、お祭りなんですよ。別のにして。
あと、ほんの数秒なのに、自分でも意外なほど気になったのは、血が出る瞬間。
なんかね、チューブがあって、注射器で押して出したような血の出方があって。
別に血が流れるシーンが好きってわけでもないし、こだわりがあって観るわけでもないのに、そこがチープだと思ってしまった。
あとは、若いヤクザの男が、東京タワーの前に止めた黒い車の前で、綺麗なホステスの着物の女性を刀で斬り殺した、ってシーンで。
最期、死ぬ間際に、トラビスに向かって「愛してるわ」的なことを言い残すんですが、そこ英語なんですよ。
これが一番の違和感。
相手がアメリカのCIAの人だから? ここ日本なのに。さっき東京タワー映ったばっかりなのに。
ハリウッドの監督って、みんな、日本のヤクザについてこの程度のことしか知らないのかな。
それとも、自分のイメージでつくってしまうのか。
この前テレ東で放送していた「アウトレイジ ビヨンド」と比べると、その違いは歴然。
これはテレ朝。個人的にどっちが良かったか。「アウトレイジ ビヨンド」です。即答です。
ヤクザと刀とピストルと、黒い車と黒いスーツと、血と、人が殺される場面が出てくる、そんな共通点はあるんだけど。
検索して、調べてみたら、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ(監督は、ミンク。誰……?)、主演はスティーブン・セガール。二人のスティーブン。
ストーリーについては、調べようって気にもならなかった……。別にいいです。
そもそも、日本で起きた殺人事件が始まりなのに、なんでアメリカのCIAがわざわざ日本まで来て、日本のヤクザを。あ、もういいや。
細かいところも手を抜かないように気をつけよう。
あとでもう一回最初から見直して、ここ、違和感あるな、ってところはちゃんと直そう。
自分が趣味で書いてるケータイ小説の書き方について、ある意味、反面教師的な勉強になったので、それで良しとしましょう。