4月12日 マネキン村 その2 | 想像と好奇心でできている

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日々、思ったことを書いてます。
野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

その1 の続き。


ときどき芸人さんたちのネタみたいになることがちょくちょく。(これが皆さん楽しそうだったんだよなぁ)


福田さんと関町さんの会話が、いつの間にかボケとツッコミになって、漫才になっていく。

それを伊藤さんがツッコミ入れて止める。


「こいつ嘘つきだから、キツネオオカミ少年って言われてたんですよ」

って言われて、それに対して福田さんが伊藤さんに

「うるせーよタヌキ!」

(そういえば、ずいぶん前にネットで、LLRの福田さんが白いキツネで、伊藤さんが黒いタヌキになってるかわいいラストを見たことがあったな。全然関係ないけど)


福田さんが「いつもやってるあれ、やってよ」とライスにネタやるように仕向ける。

なんとか関町さんがそれを回避しようとすると、

伊藤さんが「やってよ」とやるしかないみたいに言って、結局ライスの寿司屋さんとバーのショートコントが。

(いつの間にか、ライス VS LLRみたいな構図になってた)

で、2回目にバーのネタやるように言われて、やってる途中で福田さんが後ろから「あれ飲んじゃうんだよ」ってオチを言っちゃう。笑

で、先に言われたのにやらざるをえないライス。お客さん知ってるので当然少ない笑い声。


田所さん「同級生をオリに入れるなんて……」って台詞があった。

ライスって同級生だし。当て書きかな。


途中でハプニングが。

関町さん、マネキンの人形の腕をもったら、肩から左腕がはずれてとれちゃった。

そのマネキン人形、人間が固まってマネキンみたいになってしまったって設定だから、よく考えるとグロい状態。

関町さん、腕とって背中に乗せて、舞台そでへ。あれはもうリカバリーのしようがないよ。


それと、関町さんの「~だよ」ってセリフちょっとだけ語尾言い間違い。笑

しまいには「宮本村の方言」ということになってました。


役がそうだから、っていうのもあるんだろうけど、菊池さんはじけてたなぁ。テンション高めで。

ちょっとミュージカルみたいな、顔を左右に動かすだけなんだけど、リズムに合わせてみんなで同時に動いたり、っていうシーンもあった。

このC.W.キクハラ、動物と会話できるという能力があって。

後半で、タロウがマネキン化を戻すためのライトをつくるため、その部品をタカに持ってこさせたんだけど。

ふと思ったのだが、この人も、実はCIAの一員でした、って展開があっても大丈夫なのでは。(などと、ストーリーになかった話を想像してみた)


ハヤマ演じる栗山さんが、オリの前で無表情でズボン脱いで、トランクスが水玉で可愛いかった。

部下から「いやかわいいな!」と。

あと、栗山さんと岸さんが、ライトを開発したタロウが脱走したので探すってことで、二人が舞台を降りて、客席の前に来てやりとり。

「ショーシャンクの空に観た?」「はい」 

いくつか映画観た? とたずねて、「アナと雪の女王見た?」「見てないです」 

で、いっしょに行くことに。なんでしょう、先輩と後輩の微笑ましい会話。笑


ラスト。タロウがUSBメモリーに入れて持ちだした、マネキン化をもとに戻す兵器の設計図のおかげで、懐中電灯みたいなライトをつくりだし、みんなもとに戻せた。

ジンの妻は、実は男性。

村長によると、この村に洞窟なんてない。(なぜ、あのとき誰も「洞窟なんてない」と指摘しなかったのか。まあ、これが後半のポイントになるとはいえ)

ジン、がっかりして、タロウに「オカマを殺す武器つくってくれ」。

暗転して、スクリーンに出演者の名前の字幕が。


明転。ジンの妻、あの懐中電灯みたいなライトを手に、総理大臣に詰め寄っている。

実は、彼女は元男性。日本が兵器を開発すると聞いて、性別を変える整形手術までした、CIAのスパイだった。

持っているライトは、男性にも女性にも効果がある、改良された兵器。

それを総理大臣に向けて……。で、終わり。ちょっとホラーな終わり方だった。


暗転して、BGMが流れる、というのが場面転換のパターンになっていて、そのとき思ったこと。

ちょっとBGMの音量、大きすぎるような。外国のバンドの激しいビートが多かった。

聴覚過敏持ちなので、スピーカーの近くだったら、あれはきついな。

オープニング映像が、けっこうちゃんとしたものでかっこよかった。

タイトルのバックにあった森と、出演者の方たち後ろに、光が入って来るガラスのタイルみたいな壁とか。謎めいた感じがあってたと思う。

でも、シリアスなシーンもあったけど、何回も笑ったし、コメディのほうが印象強かったです。


一番印象に残ったのは、菊池さんと栗山さん。

菊池さんって知らない芸人さんだったんですが、あの演技はインパクトありました。

栗山さん、前半は冷淡な自衛官なんだけど、後半には部下にちょっとかわいい一面を見せたりする。

シンプルに、いいな、と。栗山さんに合ってると思いました。


終演後。

コンビで出演するのはこれが最後のアームストロングに、メッセージを書いて貼るスペースが。星の形の紙にお客さんたちがメッセージを書いてました。私もちょっとだけですが、書いて貼りました。

星がいっぱい貼ってあって素敵でした。