脚本・演出
安達健太郎(カナリア)
出演
ブロードキャスト!! 犬の心
五明拓弥(グランジ) 竹内健人 他
あらすじ
あの日僕らは、月明かりに濡れた人気のない操車場で、それぞれの痛みを抱いたまま必死でわかりあおうとしてたんだ。歯軋りをしながら…
感想が書きづらい。
なにしろ、安達さんの脚本って、奇妙で奇想でとんでもないから。
いままで見た神保町花月の舞台で、ナンバーワンでぶっ飛んだ光景が出てきました。
でも、だからといって良くなかったわけではなくて。
おもしろかったです。
ピンネタのコンテストが始まる。
吉村さんの稲葉君は、吉村さんソロでのライブで見たなー。
ちなみに、優勝したのは房野さん。
コンテストが終わると、なにかがおかしい、とやけにはっきりと演技がかった口調で皆さん話し始める。
押見さん、盗撮してたから、その映像を見よう、と。
突然の告白に、押見さん以外全員後ずさって、押見さんから距離をとる。笑
映像を見ると、神保町花月の稽古場に集まっている今日の出演者。そこに安達さんが入ってくる。
Vシネの仕事があるから、参加できない、演出で少し内容を変えてもいいと押見さんに伝えると、すぐに稽古場をあとに。
カメラがズームアップして、台本が映ると……「TOO MUCH PAIN」の台本じゃない。
押見さん、みんなに違う台本をわたしていた。
それが原因で、あるあるYY劇場でやるはずだったものをいまやってしまった。
今日は安達さん見に来る。これがバレたら安達さんに殺される! と恐怖のあまりパニックに陥る。
(いやそれはないだろ、ってツッコみたくなるなー。こういうところが安達さんらしい)
安達さん登場。Vシネ撮影後で、派手なシャツにサングラスかけてる。役柄引きずったままのしゃべり方。
舞台上では、全員しゃがみこんでる。
安達さん、客席の後ろに移動して、舞台を見る。
一応、プロローグ、1から5まで話があって、エピローグもある。
「あしたのジョー」をモデルにしてる。
っていうのは違うな。途中で五明さんと押見さんが、完全にコスプレしてたし。笑
途中で出てきた、ストーリーとなんの関係もない「その頃ルミネでは」と始まった、
ブロードキャスト!!の漫才。
「漫才ドランカー症候群」「原因は……、THE MANZAIのため、名古屋のため」
チェアーセックスという、ボクシングみたいな感じで、競技内容とルールはフィギュアスケートみたいなスポーツ? が出てくる。
セックスって言葉が何回も出てくる。しかし、何回も聞いたせいか、後半になってくるとあまり気にならなくなるっていう。苦笑
脚本とはいえ、房野さんも押見さんもすごいなぁ。安達さん、すごいことさせるな。
あれは、えーと、ストリップのようなものを見たと思えばいいのかな? 笑
房野さん、目のやり場に困ったよ。やせてますし、体きれいだなーと思ったけど。
座席、前のほうじゃなくてよかった。
一番前だったら、じーごーくー。by ミルククラウン 笑
安達さんの脚本は、タイトルがそんなに重要じゃないのが特徴。
タイトルは、第5話 の、「トゥーマッチペインだった。直訳すると、……つまり、腹痛だ」
タイトルとあらすじには、ブルーハーツの歌のタイトルと歌詞だったこと。
最後に、客席の一番右後ろに座って、一通り見ていた安達さん、前に歩いてくる。
そのまま舞台へ上がり、一人一人に顔をすごーく近づけ(みんな近づきすぎて、危うい)顔を見て。
後ろからライトアップされ、ドックンドックンと心臓の音。広がる緊張感。
結局、自分の脚本がだいぶ変わってることに気づかない安達さん。
全員の心の声で「耐えたー!」。
設定も登場人物も変だし、その変な部分が振り切ってるし、内容の濃い話だったな。
一回の舞台で、3回エンディングがある(最後の1回以外は脚本)ので、計21回エンディングがあった。
押見さんが話してたけど、本当に恥ずかしいので、だからこそけっこう本気でやっていたそうで。笑
今回、途中でニューヨークの嶋佐さんが出てきました。ブラとパンツっていうすごい格好で。
(ブロードキャスト!! 吉村さんの4月22日のブログに写真があります。改めて見て、またしても衝撃。笑)
前回と前々回は相方さんだったそうです。
終演後。
ロビーで、五明さんがグランジのDVDを手売りしてました。
5月には結果が出るんですよね。大丈夫かな。