パラダイス・キス | 想像と好奇心でできている

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日々、思ったことを書いてます。
野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

矢沢あいの漫画って、いろいろと映画化されてますよね。


でも、漫画を実写化すると、漫画のイメージどおりじゃなくなる、

というマイナス面が発生します。

その漫画が好きなら、思い入れもありますし。


「ご近所物語」全巻持ってるので、美和子と嵐は知ってる。

「パラダイス・キス」は持ってないけど、

読んだことはあるので、ある程度知ってる。

矢沢あいの漫画は好きなので、

この映画は、同じタイトルで同じ設定のまったく別物だ、と思って見ました。


美和子がなぁ・・・。

誰が演じてるのかわからなくて調べてみたら、大政絢さん。

かわいいんだけど、漫画の美和子と比べてみると・・・。

大政絢さん、かわいいけど、うーん。

美和子はロリっぽい、顔が丸っこい女の子、ってイメージ。


ジョージのライバル、麻生香役の

加藤夏希さんは光ってたと思います。

ああいう明るくてさばさばした女の子っていそう。


漫画の登場人物のことを考えると、配役が・・・。

違和感があるというか。


なにに一番心惹かれたかというと、

出演者の演技より、青いドレス。


あの、最後に紫(ゆかり)が着る、

この映画のキーワード的アイテムになってるドレスです。

あれをデザインした人がすごいなと思いました。

蝶の形をした、青いビーズの指輪も素敵。


ジョージの台詞、けっこういいこと言ってるんですけどね。

言ってるのに、なんであんまり心に響いてこないんだろう・・・。

私の精神状態がダメなのか。性格が原因なのか。


ゆかりのお母さんの教育ママっぷりが。笑

メガネかけて、ブラウスにカチッとしたスーツみたいな服着て。

娘が言うこと聞かないと、顔をたたく。

いかにも、典型的、って感じで。

母親と娘の確執、親子関係に問題がある描写だったら、

「ブラック・スワン」のほうが心にぐさっと来たな。生々しい感じで。


たぶん、漫画の「パラダイス・キス」が、漫画らしい、

非現実的な舞台や登場人物だから、でしょう。

それを実写化すると、どうしても違和感が出てきてしまう。

しょうがないよなぁ、これは好みの問題だから。

原作の漫画は好きなんですけど。


「天使なんかじゃない」はまだ実写化されてませんね。

難しいと思うけど、あれをドラマにしたものをテレビで見てみたいです。