【重力を使った動き方】   | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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スポーツをしていると、無駄な力みが抜けた途端にパフォーマンスが上がることがあります。

パフォーマンスが上がる要因のひとつとして考えられるのが、重力の影響です。
 
上手く脱力して、重力を利用できると、動き出しや急な方向転換の際に抜群のキレを生み出すことができます。
 
それでは、重力をどのように動きに利用していけばいいのでしょうか?
 
《支点を抜くと、身体が動く》
-身体を使って体感しましょう-
 
脚を前後に大きく開いて走り出す直前の構えを作り、以下の2パターンを試してみてください。
 
①前脚で地面を強く蹴って前へ進む。
②後脚で地面を強く蹴って前へ進む。
 
「位置について、よぉい、ドンッ!!」
 
いかがでしょうか?
後者の動きの方が楽に前へ進むことができたと思います。
 
少し、難しくなりますが、
後脚で地面を蹴り(股関節の伸展)ながら、前脚の膝の力を抜く(膝を前に進める)とさらに、身体を前へ進めやすくなります。
 
言い換えると、前脚の支えを抜くことによって、後ろ脚を支点に身体が回転運動を行ったと言えます。
この回転運動は筋出力と重力によって引き起こされます。
 
(補足)
難しい動きになりますが、重心線が前脚より前方に移動した瞬間から、前脚でも地面を蹴ることで、より一層、初速を高めることができます。
 
《なぜ回転運動が起こるのかを理解する》
 
重力による回転運動は、支持基底面から重心線が離れる事で生じます。
*支持基底面:地面と接している複数部位の外郭線で結んだ内側の範囲のこと。
*重心線:物体の重量の中心となるポイントを通る垂直線のこと。
 
つまり、身体を動かす際には、必ず支持基底面から重心線を離しているといえます。
支持基底面を支点に重心線がある方向に身体が倒れこんでいきます。
 
そして、支持基底面と重心線の距離が大きければ大きいほど、倒れこむスピードが速くなります。
 
《股関節が重要》
股関節の形状は球関節のため、360°方向に可動できます。
 
股関節を上手く使うことで、股関節より高い位置にある体幹をありとあらゆる方向へ移動させることができます。
つまり、重心線を自在にコントロールすることができ、全方向への動きを重力の力を借りて作ることができるのです。
 
『股関節を上手く使うための練習』
動画:https://youtu.be/Rnj2PMwVAzQ
 
進みたい方向に動く際、多くの人は必要以上の力を使ってしまっています。。
運動量の多いスポーツにおいては、これは致命的な欠陥になります。
 
楽に、かつ素早く身体を動かすためには、筋力だけに頼っていてはいけません。
上手く重力を利用して動くことができると、今までに体感したことがないような動き出しの変化を体験することができます。
 
ぜひ、参考にしてみてください。
 
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