【全身から考えた首の痛みを和らげる方法】 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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首を回すとゴリゴリと音が鳴る。下を向くと痛い、といったことで悩まされていませんか? 
寝違えた経験のある方であれば分かると想いますが、首に痛みや制限があると、生活上かなり支障が出てしまいます。
 
・プロに首をマッサージしてもらっているけど良くならない。
・首を温めたり、電気を当てているけど良くならない。
・寝違いや頭痛が多い。
 
上記に当てはまる方で、症状が良くならない方のほとんどは、首に原因がありません。

今回はそんな方のために、首の痛みについてまとめてあります。
いくつか原因と対処法を書いてありますので、どれが自分に当てはまるか確認してみて下さい。
 
 
【首が痛い原因とは?】
   
首に対して色々やっても良くならない場合、首自体に問題がないとお伝えしましたが、
これは、筋肉は単体ではなく筋肉と筋肉のつながりがあり、筋肉を包んでいる膜を介して全身でつながっているからです。

どういうことか、2つの動作を行うことで実感できるので一緒に確認してみましょう。
 
・椅子に腰掛けた状態で頭だけを下げて、下を向いてみる。
この時の頭の下げやすさ、首の曲げやすさを覚えておいて下さい。
 
次に、
・床に一度座る。
・脚を前に伸ばして座る。
・その状態で頭を下げて、下を向いてみる。
 
どちらが、頭を下げやすいですか?
床に脚を伸ばして座った方が、下を向きにくい方が多いかと思います。
 
ふくらはぎ~太もも裏~腰~背中~首まで筋肉がつながっています。アナトミートレインでいえば、スーパーフィッシャルバックライン(SBL)です。

脚を伸ばして座ると太もも裏~腰の筋肉が伸ばされます。その状態から頭を下げると腰~背中~首の筋肉も伸ばされます。
しかし、太もも裏から腰までの筋肉が固いと、腰~背中~首の筋肉まで固くなってしまうことが多く、そのため頭を下げにくくなるのです。
  
このように、下を向くという首の動きには、太もも裏~腰の筋肉が柔らかさが求められます。
原因は首ではなく、太もも裏~腰の筋肉に原因があったとしたら、いくら首を揉んでも良くならないワケですよね?
 
  
<下を向くと首が痛くなる様々な理由>
   
下を向くと痛い原因は、他にもあります。
   
・背中が丸まっている。
・腰が曲がっている、腰を反らすことがつらい。
→背中や腰が丸まっていると、背中の筋肉が伸びきった状態で硬まっていることが多いです。
 
・ふくらはぎがつりやすい
→普段からふくらはぎの筋肉に負担がかかって硬くなっていることが考えられます。
   
上の項目に当てはまるものがある場合も、背中〜ふくらはぎにかけての筋肉が硬くなっており、それが首に影響が出ている可能性があります。
 
筋肉が縮こまっていて固い場合は、ストレッチすれば大丈夫です。つまり、ふくらはぎや、先ほどの太もも裏の筋肉は、ストレッチしていけば、首の痛みが和らいでいきます。
 
しかし、背中や腰が丸まっていて、そこの筋肉が伸ばされた状態で固まってしまっている場合もあるとお伝えしました。
この場合、既に筋肉は伸びているので、この部分をストレッチしても大きな効果は望めません。
 
では、どのようにして首の痛みを治したら良いのでしょうか?
次の項目でその方法をお伝えします。
 
 
<全身から考えた首の痛みを和らげる方法>
 
〔お腹の筋肉のストレッチ〕
背中や腰が丸くなっていると、みぞおち付近の「腹直筋」と呼ばれるお腹の筋肉が硬くなっています。
これが背中を伸ばすことができない原因になるのでしっかりストレッチします。
 
①.肘を立ててうつ伏せに寝る。
②.その状態から腰を反らすように上を向き、10秒ストレッチ
③.ストレッチしたら元に戻り、5回程度行う。
実際のストレッチの写真はこちら
http://riha-axis.com/…/04e3a274cd7b86b75a272a55e603a0ce-e14…
 
 
〔大腰筋のストレッチ〕
みぞおちから股関節にかけて「大腰筋」と呼ばれる筋肉が付いています。
これが硬く縮まると背中や腰が丸くなりやすいのでストレッチで伸ばします。
 
①.立った状態から片足を一歩前に着き、片手はみぞおち、反対の手は後ろ足の股関節をおさえる。
②.後ろ足は膝を伸ばして、前足は膝を曲げて、ゆっくり腰を落とすように体重を前にかけていく。
③.後ろ足のみぞおち〜股関節までが伸ばされるイメージで10秒ストレッチ
④.左右5回ずつ行う
実際のストレッチの写真はこちら
http://riha-axis.com/…/8b0656bf3a957d461aeb939f2fd8f0e4.jpeg
 
*ストレッチをする際には、呼吸を止めずに行うと効果的です。
*痛みが出るか出ないかくらいの強さで行うことが大事です。
 
 
<まとめ>
 
・首の痛みは、首以外の部分が関係していることがある。
・体が丸くなっている傾向にあると首に影響が出やすい。
・首〜ふくらはぎにかけての筋肉が硬いと首に影響が出やすい。
・腰から背中の筋肉は伸ばされた状態で固まっているので、そこをストレッチしても効果は少ない。
・みぞおち~股関節の筋肉など、身体の前面の筋肉を伸ばしていく事が大事
 
いかがでしたか?
思い当たる節がいくつかありませんでしたか?
 
首を温めたり電気をかけたりしても変わらないという方は、ぜひご紹介したストレッチを試してみて下さい。
 
筋肉のつながりについて詳しく書いてある【筋膜アナトミー】
は、こちらから無料ダウンロードできます。
metaaxis.co.jp/pdf/
 
http://www.taijikuwotaikan.com/taikan
 
こちらでは、こどものケガの予防に効果的な体操を無料で紹介しております。
https://fs223.formasp.jp/p642/form4/
 
ストレッチなど他の方法を詳しく内容を知りたい方はこちら
http://riha-axis.com/lumbago-leaving-work

理学療法士 松井 洸先生のブログ
http://riha-axis.com

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