首が痛い、重だるい…
姿勢が悪いことが原因というのは何となく分かっているけど、仕事の関係やスマホを見る機会が多いので、どうしても姿勢が悪くなってしまう…
このような方には、いつでもどこでも簡単に出来る方法で、たまに姿勢をリセットする必要があります。
今回は、首がこる状態と簡単に姿勢をリセットする方法を伝えします。
<首が凝るとはどんな状態?>
そもそも、首がこっていると感じる状態とはどのような状態になっているのか考えてみましょう。
首の凝りを感じる多くは次の2つの筋肉です。
1、首の後ろから背中にかけて広く覆っている「僧帽筋」という筋肉。肩コリがある時につい触ってしまう筋肉です。
2、耳の下から首の前を通って鎖骨にかけてついている「胸鎖乳突筋」という筋肉。
この2つの筋肉が凝る理由があります。
現代人はパソコンを使ったデスクワークやスマホの普及で、悪い姿勢になっています。
背中が丸まると、僧帽筋(背中から首についている筋肉)は引き伸ばされるため、過剰に伸ばされまいと無意識に縮む方向に力が入ります。
このような状態が長く続くと筋肉に疲労が溜まって疲れてしまいます。
疲労が溜まるということは、血管が圧迫され血流が悪くなり、疲労物質が溜まっている状態です。
さらに、背中が丸まっていない時でも力が入った状態が癖になってしまい、慢性的な首のこりにつながるのです。
胸鎖乳突筋(首の筋肉)の場合でも同様で、背中が丸まると首が前に出てしまいます。
この姿勢では、頭の重さを支えようと「胸鎖乳突筋」が過剰に力を入れていないといけません。
これも癖になってしまい、慢性的に力が入った状態になってしまうのです。
つまり、首に負担がかかる姿勢によって、首の筋肉に疲労が溜まり、力の入った状態が癖になってしまうことが首のこりの原因と言うわけです。
<どこでも身体をリセット出来る方法>
首のこりが姿勢の悪さにあるならば、その姿勢を悪くしている原因を整えればいいわけです。
背中が丸まっているということは、反対のお腹の筋肉は縮まって固まっています。
ストレッチするのもいいですが、職場だといつでもどこでも出来る訳ではないかと思います。
ただ、効果的なポイントを触りつつ呼吸をするだけなら、いつでもどこでも出来るかと思います。
効果的なポイントは「みぞおち」です。おへそから指4本くらい上の位置で、インナーマッスルで有名な大腰筋や、横隔膜があるポイントです。
立ったままでも座ったままでも出来るので、一緒にやってみましょう。
・一度背中を反ってみて、身体の固さを確認する。
・へそから指4本上の所に手のひら全体をそっと当てる。
・同じ高さの背中側にも手のひら全体をそっと当てる。
・みぞおちを触りながら、みぞおちを膨らませるように深呼吸を5回行う。
その後に、背中を反ってみて下さい。いつもより背中を反りやすいかと思います。
これだけでも、一旦身体をリセット出来ています。
みぞおちに手を当てて呼吸をするだけでも、横隔膜を使った呼吸をしやすくなります。合わせてインナーマッスルの大腰筋も使いやすくなり、良い姿勢になります。
これなら、いつでも身体をリセット出来ますので、首周りの筋肉に疲労が溜まることはなくなります。是非、やってみてください。
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