腰の痛みが急に襲ってくる時、ありますよね。
・ふと後ろを振り向いた時
・重い物を移動させた時
・柔軟体操で身体を捻った時。
その時だけ痛いならまだ良いのですが、長引いて辛かったことありませんか?
腰を揉んでもなかなか良くならず、日常生活が憂鬱になりますよね。
腰をいくら揉んでも変わらない時は、腰以外の所に原因があります。
今回は、膝に着目してお話していきます。
<膝の裏側が固いと腰が固い>
膝の裏側が固いと、腰まで固くなっていることが多いです。
座ったまま出来るので、ご自身の身体で一度確認してみましょう。
・浅く椅子に座ります。
・身体を左右に捻り、左右差を確認する。
・右に捻りにくい場合、右膝裏の筋肉をほぐす(画像の赤丸)。
・もう一度左右に身体を捻じって確認する。
いかがですか?
身体が捻りやすくなったかと思います。
なぜ、たったこれだけで身体が変わるのでしょうか?
<全身につながる筋膜がある>
身体の後面の筋肉同士をつないでいる筋膜があります。筋膜で有名なアナトミートレインで言えば、スーパーフィシャルバックライン(SBL)です。
筋膜とは、簡単に言えば筋肉を包み込んでいる膜です。また、包み込むだけでなく、筋繊維1本1本の中にまで入り込んでおり、筋肉同士を強く連結させています。
特にこの身体後面の筋膜のライン(SBL)は、足裏から後頭部までつながっており、非常に長いラインとなっています。
このラインの一部が固くなると、腰も固くなることがあります。特に、腰を捻じると痛みが出る方は、膝裏が固くなっている方が多いです。
このように、腰だけほぐしても痛みが変わらないのは、ライン上の他の筋肉が固まっているからです。筋肉と筋肉のつながりを踏まえて身体をほぐす事が大事になります。
腰を痛めやすい方は、腰だけではなく、膝裏も一緒にほぐして、身体全体をリセットしましょう。
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写真の絵は、アナトミートレイン第二版より引用