【脇の甘さ】 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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『脇が甘い』とは、守りがもろく、相手に付け込まれやすい状態のことを指します。

 

そして、身体でいうところの脇が甘い状態とは、脇が開いて(上腕骨内旋位)しまった状態を指します。

 

ただの諺にも思われますが、解剖学的意味で脇が甘いと身体が上手く使えなくなってしまいます。

 

体幹と腕を繋げる筋肉が劣位に働いてしまうからです。

脇が開くことで拮抗関係にある三角筋と僧帽筋が優位に働くためです。

 

全身は連動させて使うようにと、よく指導されます。

 

ですが、脇が開いてしまうと前鋸筋が機能せず、体幹と腕が分断されて使うことになり、全身の連動がこの部位で途切れてしまいます。

全身の繋がりが途切れることで、アウターマッスルが優位に働きやすくなると動きがぎこちなくなります。

 

解剖学的にも脇が甘くなることで諺通り、守りがもろく、相手に付け込まれやすい状態になるのです。

 

しかし、脇が甘くても全身の繋がりを保ち続ける方法があります。

 

前鋸筋の優位度を高め続けることです。

 

『前鋸筋の優位度を高めるワーク』

①みぞおちの力を抜いて『前に倣え』の姿勢を作って軽く脇を締める。

②『前に倣え』で前に出した指先を更に前に突き出して戻す動きを10回繰り返す。

*肩が挙がらないようにするのと、手を前に突き出す動きを強調するように注意する。


前鋸筋が優位に働くようになると、たとえ脇が開いていても、全身がつながった動きができるようになります。
言い換えれば、上腕骨内旋位になったとしても、前鋸筋が優位に働けば、腕と体幹がつながります。

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