筋肉だけでも診方が拡がる | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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おはようございます、
体軸コンディショニングのマネージャー山川です。

 

昨日は体幹リハビリテーションレベル2の初日でした。体感アナトミーで習う階層性筋連鎖を治療に用いた方法を実技を通して体感していただきましたが、皆さん症状に対してしっかり変化を出すことができていました。今回の参加者の中には医療従事者ではない方も参加してましたが、たどたどしくも筋連鎖を辿りつつ、原因を考えて調整したことで、しっかり効果を出せていました。

 

この階層性筋連鎖の基礎は、体感アナトミーで習得することができるのです。

 


筋肉の運動という枠組みを見ると、

 

 筋収縮−筋連結−筋連鎖−共縮−階層性筋連鎖

 

といったように具体的→抽象の構造になっています。運動構造や症状を診るときに、単一の筋肉の筋収縮だけでは把握できませんし、筋肉の関係性だけを見た抽象的な見方だけでは下部構造が捉えられていないので、ハッキリとした診断はできません。

 

例えば、股関節の屈曲運動の場合、筋収縮だけで見ると大腰筋が主働筋として挙がります。では、大腰筋だけを鍛えれば股関節の屈曲は良くなるのかというとそうではありませんよね。屈曲動作には大腰筋以外にも、体幹や反対側の脚の固定させる場合でも他の筋肉が影響してきます
同様に階層性筋連鎖だけで見ると、内転筋−恥骨筋−腸腰筋−横隔膜−腹横筋という筋連鎖や腸骨筋−大腿筋膜張筋−大腿四頭筋−中臀筋−大臀筋−広背筋という筋連結といったようにさまざまな筋連結が存在しています。しかし、具体的にどこの筋肉が使えている状態での筋連鎖なのかというところがないと、曖昧なまま運動を捉えることになります。

 

このようにどちらかではなく、どちらも診る必要があり、瞬時に具体と抽象を切り替えながら診断していくことで、より明確な運動構造を診断できるようになります。
痛みに関しても同様に、どこの筋肉が影響して、どのように全身に関係しているのかを診断する必要があります。

 

その為には筋骨格系の知識はもちろんですが、階層性筋連鎖において優位にするべき筋連鎖と劣位にするべき筋連鎖を知る必要があります。その筋連鎖によって身体に与える影響というのも変わってきます。

 

以上のような小難しいことをワークを通してわかりやすくカンタンに学ぶことができる、それが体感アナトミーです。体感しながら、現場で使える解剖学を学ぶことができます。

 

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