整形外科医(ryuuta19)の独り言 -32ページ目

ランドヌール vol.1


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とりあえずブルべを走る一人なので、買ってみた。

一番面白く思えたのは、ほかのブルべライダー達がどんな装備をしているのか、というところ。

他人がどんな自転車に乗っているか、どんな工夫をしているのか一人ひとり違うから楽しい。


三船さんの記事も面白かったなあ。なるべく止まらない、なんてすげー。休憩しようよ(笑)


ブルべやロングライドに興味ある方はどうぞ。

ランドヌール Vol.1/グラフィック社
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BRM915飯塚1000k

来週、3連休があるけれどそこで1000k走っちゃうロングライド大好きヘンタイさんたちがたくさんいる。


ルート は福岡県飯塚→大分国東半島→ひたすら南下し宮崎県日南市→鹿児島県加治木→ひたすら北上→熊本県熊本市→菊池温泉→やまなみハイウェイ→日田→福岡県飯塚でゴール。



整形外科医の独り言



いやあ、やっぱ長い、そして九州は思ったよりでかい。


エントリーしようかどうか迷ったけど、迷っている間に定員に達しちゃった…エントリーしたヘンタイさんたちの健闘を祈ろう。

やっぱり菊池温泉~大観峰に至る登りが大変だろうけど、それよりもえぐそうなのはえびの~人吉間、日南~都城間の登り。


みなさん交通事故や落車に気をつけて。

いやーどれぐらい完走するんだろな。


軟骨肉腫③


えーとじょにーわんさんからのリクエストにそろそろ答えようかと

すいませんじょにーわんさん。自転車ばっかり乗ってて…


軟骨肉腫のgradeが上がるにつれ、悪性度が増し、遠隔転移や局所再発の率があがり、結果的に予後がわるくなる。

つまり軟骨肉腫のgrade、悪性度が非常に予後と関係する。と教科書には書いてある。

ではどれぐらいの予後なのか?

J Surg Oncol. 2012 May 30. doi: 10.1002/jso.23173.
Clinical outcome of central conventional chondrosarcoma.
Angelini A, Guerra G, Mavrogenis AF, Pala E, Picci P, Ruggieri P.
IV Department of Orthopaedics, University of Bologna, Istituto Ortopedico Rizzoli, Bologna, Italy.

この論文では、296症例(grade1:87 grade2:162 grade3:47)を調査し、5年生存率は92%、10年生存率は84%だったと報告している。gradeが低ければかなり予後は良いと考える。


また、
J Bone Joint Surg Am. 1999 Mar;81(3):326-38.
Chondrosarcoma of bone: an assessment of outcome.
Lee FY, Mankin HJ, Fondren G, Gebhardt MC, Springfield DS, Rosenberg AE, Jennings LC.
Department of Pathology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School, Boston 02114, USA.

227症例が対象で、gradeはhigh(141症例)とlow(86症例)にわけられて比較されている。low-groupにはgrade1の軟骨肉腫とほぼ見分けがつかない内軟骨腫も含まれている。
やはりgradeが高いほど病的骨折や局所再発、死亡率、肺転移などが高くなると報告している。また骨盤内に発生した場合はほかの部位と比較し予後は悪いとも。
また広範切除か腫瘍内切除なら広範切除の方が生存率が高かったとも報告している。


などなど、たくさんの論文が散見されるのだが、まとめると
予後に関連する因子として重要なのは
①grade(悪性度)②手術方法(マージンをとればとるほど予後の成績は良い)③局在(骨盤や頸椎に発生すると手術が難しいので)

の3つだろう。


整形外科領域の腫瘍で問題になるのは予後だけでなく機能も温存したいところ。だって予後だけ考えたら全部切断するのが一番良いのだけど、そうはいかない。やっぱり機能を残しつつ腫瘍を殲滅できるのが理想だ。

いろいろ手術方法は軟骨肉腫のgradeにあわせあるのだが、もし再発した場合はどうしたらよいのか。


再発時には前回の切除分以上にマージンをとらざるを得ず、そのため機能も損失してしまうことになりかねない。だから再発させたらいけないんだけど。


再発を抑えるために術後化学療法や術後放射線療法を行うこともあるが、gradeが高いものにしか効かない、というかほとんど効果ない場合もある。特殊な軟骨肉腫に限られるようだ。


切除が基本だが、切除困難な部位に発生した場合は重粒子線治療が適応となることもある。
Radiother Oncol. 2004 Dec;73 Suppl 2:S41-9.
Overview of clinical experiences on carbon ion radiotherapy at NIRS.
Tsujii H, Mizoe JE, Kamada T, Baba M, Kato S, Kato H, Tsuji H, Yamada S, Yasuda S, Ohno T, Yanagi T, Hasegawa A, Sugawara T, Ezawa H, Kandatsu S, Yoshikawa K, Kishimoto R, Miyamoto T.
Research Center for Charged Particle Therapy National Institute of Radiological Sciences, Chiba, Japan.


などなどつらつら書いてはみたが、結局治療は切除が基本で、切除と機能損失とを天秤にかけて考える他ないのかなあと思ったりする。

続くかも。



8月の走行距離

1142km(そのうちブルべ604km)


ということで11420円、とんでけ~

BRM825五木600kの感想&反省

①準備

とりあえず600km走ること自体初めてだったので、何をどう準備すればよいのかわからない。

一応雨具兼防寒具のレインウェア、レインシューズカバー、サイクルジャージの着替え、修理工具、タイヤチューブ×2、薬、ダブルボトル、考え付くものは全部持っていくことにした。

結局自転車の総重量は17㎏に達してしまい、ちょっと軽量化したほうがよいかも。

着替え終わった後はフロントバッグを宅急便でサヨナラしたが、これってルール的にオッケーなのかしら?


ダブルボトルはいらないかもしれない。だって日本は田舎でもいたるところに自販機があるんだもん。


②暑さ

最初ダブルボトルで水をぶっかけながらジュースを飲もうと思っていたけど、カタヤマさんに「暑いときは氷結ボトルでいいじゃない」との言葉にそっかーと思い以後一本しかボトルは使っていない。クーリッシュとか氷結ボトルを腰にさすとなかなか冷えてくれる。カルピスとかバニラアイスとかブルべ中は妙においしいのだけど、なぜなんだろう?


③補給
結局全消費カロリーはGarminさんのいうことを信じるなら9700kcal。これに基礎代謝をプラスすれば1万kcalは必ず消費している・・・のかな?

食べたものはすべて記録してなかったので(全部レシートもらえばよかった)わかんないけども、2日目は胃の調子がいまいちだったので、ほとんど固形食を食べていない。ウィダーインゼリーとかそんなんばっかり。

ちなみに体重は1.5kgぐらい落ちていた。頬がこけて仕事場で「またやせた?」と何度も言われる。


今度600km走るのであればもうちっとグルメにいきたいなあと夢想するw


④体調

胃の調子が悪くなりそうだったので、ガ●ターを後輩に処方してもらったのが幸いしたw

ガソリンがないと車は走れないように、自転車乗りは食べないと走れない。

特に飲むヨーグルトが胃にもよくてカロリーも高くおすすめかも。

あとはリゲインが個人的に一番効いたwプラシーボかもしれないけどw


⑤写真

600km初めて、とのことでなかなか立ち止まって写真を撮る、ということが少なかった。

というか余裕がなかった。しかもデジカメは防水仕様ではないため、ずっとジップロックに入れてだしづらいのも拍車がかかった。

今度走るときはもうちっと景色とか楽しみたいなあ。


⑥手のしびれ

サイクリストにありがちなGuyon管症候群(尺骨神経麻痺)に両手(左の方がひどい)なってしまい、左握力は15㎏、右は25㎏まで落ちてしまいました。日常業務でもっとも支障が出た・・・

誰かいい手袋知りませんか????



総括

なぜ600kmもこの時期に走れたのか、自分でも信じられない。

もう一度走ってみせて、といわれてもできないかもしれない。暑さにはもともと耐性があった?のと、強靭な胃腸のおかげでしょう。あ、あと妙に低い心拍数。安静時心拍は40です。これが完走できた理由かなあ。


そうそう、この600km完走したことで念願のSR(シュペール・ランドヌール)になりました。おめでとう自分。