整形外科医(ryuuta19)の独り言 -18ページ目

4月になってまた学年があがる。

4月になって、末っ子(3歳)が幼稚園に入園し、次女は小2、長女は小4になる。

子供たちはどんどん大きくなるし御飯もいっぱい食べるし、いろんな知識や経験を吸収していくし、新幹線のようなスピードで成長していく。


ひるがえって自分は「医師として」成長しているのかな?と思ってしまう。


ある晩、夢を見た。



今の病院をやめて、故郷へ帰っている夢だ。


故郷の「医療の世界」には誰も知り合いがいない。

知り合いがいなくても働かなくてはお金は稼げない。

だからA病院に勤めることにした。


A病院での面接で、院長と事務長から根掘り葉掘り色々尋問される。

「先生の専門は?」

「論文は何件書きました?」

「博士号はなぜとらなかったのですか?」

「研究はなぜしなかったのですか?」

「今までの手術件数は?」

「裁判沙汰になったことは?」

「今まで失敗したな、と思う症例は?」




起きてコーヒーを飲んでゆっくり考えると、A病院の院長と事務長は僕自身なんだな、と思えてきた。

子供に負けないように、頑張らないとね。



腰痛体操あれこれ

僕は体を動かすのが好きだが、あまり腰痛にはならない。ながーい手術でもあんまり腰は痛くならない。

ので実際に腰痛体操はやったことがない…



腰痛体操と名のつくものは、いろいろある。

何が良いかはよくわからないけど、一応一定の効果があるとされているみたいだ。


本屋にもいっぱい腰痛に関する本がそろっていて、何が良いのか当の整形外科医である僕も迷うぐらい…迷ってちゃダメなんだけど、それぐらい色々理論があって、それなりに効果があることは論文で証明されている。


たとえばAmazonで「腰痛体操」で検索すると


自分で治せる! 腰痛改善マニュアル/実業之日本社
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いわゆる「マッケンジー体操(エクササイズ)」ですな。腰椎をあえて伸展させるというやつ。

今はこれが流行っている。


NHKきょうの健康 腰痛スッキリ!「腰みがき」―整形外科専門医がすすめる「姿勢」と「体操」 (.../NHK出版
¥950
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とか、整形外科医が書いたものもいろいろある。他にも玉石混淆、何がよいかは自分で判断を。


もちろんこのような腰痛体操を試してみても個人の責任でかまわないと思うのだが、問題は非特異的腰痛(原因がはっきりしない腰痛)以外の方も腰痛体操ばかり行って疼痛が改善しない、ということがおこりうる。まずは整形外科を受診することをおすすめしたい。


個人的な見解としては、ほんとにこんな体操で(腰痛の原因の一つである)椎間板ヘルニアがひっこむとは思えない。多分ひっこんだとしても一時的なもので、体重をかければまたもとにもどるんじゃないかな?と思う。どちらかというと腰椎を支える筋肉を緩めることで痛みをとっているのかな?

理論は釈然としないけど、治療効果は論文である程度証明されているので、僕は希望者に理学療法士の指導を受けるように勧めている。


腰痛は心因的要素をかなり含むようで、簡単そうで難しい疾患だなあ…





3月の走行距離

655km(うちブルべ400km)


ブルべ以外は255kmと低調・・・ま、インド行ってたからねw

4月は乗りますよ!ローラーもまわしちゃいますよ!

と自分にプレッシャーかけよ。

僕はあの頃18歳だった。

春ですねえ。この季節になると、どうしても思い出すことがある。





19年前。僕は18歳だった。

大学に入学し、一人暮らしに興奮気味の僕は当時流行していた?MTBに乗って街中にいってみた。

といっても田舎町なので、何があるというわけでもない。すぐに商店街終わっちゃうし。


ふらふら一時間ぐらいペダルをこいだ後、アパート(6畳一間エアコンなし、電話は共用)に帰ってきた。
腹が減ったので、近くのスーパーでも行こうかな、と思ったら・・・


財布がない。


確か綿パンの後ろのポケットに入れておいたはずなのに。

ちなみに2万円ぐらいと何より大切な郵便貯金カードが入っていた…

引っ越してきたばかりで、友達もいないし知り合いもいないし、困った。


仕方がないので、近くの交番に「財布おとしちゃいましたー」って書類を書いて、アパートにもどった。

親に電話かけようかと思ったけど、入学早々心配かけるのも悪い気がしたから、その日は水だけ飲んで寝た。

俺は武士だ。武士は食わねど高楊枝…今から考えるとアホだw


次の日。

朝から腹が減るからガブガブ水を飲む。

僕は一文無しだ。


財布を探しに、土地勘のない田舎町をあてどなくウロウロする。

確かここ通ったっけ?

ここ曲がったっけな?

茶色の二つ折りの財布はないかな?


くたくたになってアパートにもどる。

アパートの中はまだ段ボールが散乱していて、しょうがないから片付けていた。

共用の電話がなったので出てみると、警察からだ。なんと財布は拾われていたらしい。

中村さん(仮名)、というおばあちゃんに拾われていた。


警察署までの道を聞いて、電話を切って、すぐにアパートを飛び出す。

本人確認するための健康保険証をもって。当時はカード形式じゃなかったっけ。


警察で財布を見たときの安堵は僕のつたない文章力では伝えきれない。


そして中村さんの住所と電話番号を警察に聞いた。アパートに戻って電話して(当時は携帯なんてない)何度もお礼を言って、お会いしたい旨を告げて会いに行って、またお礼を言った。お礼のお金をあげようとしたら

「学生さんからはもらえない」と上品そうな中村さんは言った。

今考えると恥ずかしい…


そして野菜だとかジュースだとか逆に中村さんからもらってしまった。


このささいなことで、僕はこの田舎町が気に入ってしまった。





あれから19年。

今頃中村さんはどうしているのかはわからないけど、僕はまだその田舎町に住んでいる。

なんだか最近

なんだか最近、ほぼ自転車ブログと化しているこのブログ…まあ、いいでしょ(てきとう)



アクセス解析するとあいかわらず「TFCC損傷」でこのブログに行きつく人がいるみたい。




なんか新しい情報を提供せんといかんなあ。と思いつつ重い腰をあげておりませんでした。


4/18-19に神戸で日本手の外科学会があるみたいで、ちょうど木曜金曜は僕の外来がない日。ということでちょっと行ってみようかな。で新しい情報があれば公開しましょ。