第56回日本手外科学会で
4/18、日手会に参加した。自分の発表はなかったので気楽に参加w
受付が大混雑していてTFCC損傷の発表は途中から聞いた。
TFCC損傷の分類は1981年Palmerさんが分類を発表しているのだけど、すでに時代おくれの感があって中村の分類か安部の分類で論じた方がわかりやすいなあーと思った。
その安部の分類をつくった安部先生が発表されていたがTFCCは2か所損傷することがあり1か所損傷をみつけて安心してはダメだよ、と言っていた。
また同じセッションで安部先生は橈骨遠位端骨折時のTFCC損傷について発表されていたけど、意外と尺骨小か(foveaと英語ではいいます)での断裂は少ない・部分断裂は放置してもかまわないとの意見を述べられていた。
またDRUJ(遠位橈尺関節)の不安定性について議論になりいかに不安定性を定量化するのかが難しいなーと感じた。前十字靭帯損傷みたいなKT-1000とか(TFCC損傷に使うには大きすぎるけどw)を使うしかないのかな。
中村の分類を作った中村先生はDRUJ lockingについての発表。軽微な外傷で回外(手のひらを外に回転する動作)ができなくなる損傷で、無理やり徒手的になおそうとするとTFCCが切れるから注意してね、ということだった。うーん、診てるのかもしれないけど自分が気づいていないだけかも。
尺骨(前腕の小指側の骨)は骨癒合しづらい。尺骨短縮術をTFCC損傷の患者さんは場合によっては併用することがあるのだけど、喫煙する人は有意に骨癒合しにくくなるらしい。へー。ニコチンがいけないんですって。ますます喫煙者の肩身が狭くなる。
というかこの学会。人が多い。
ランチョンセミナーも人がいっぱい。
ということで中村先生の講義を聴く。
回内外は猿から進化して得た動作・手関節痛は上肢の腰痛といわれるほど原因がはっきりしない・日本人はplus variance(尺骨が長い)が多い・TFCC損傷は損傷後6か月までなら縫合できる・TFCC損傷ではなく尺側手根伸筋の腱鞘炎という可能性もあるなどなど。あいかわらず明瞭なお話で面白かった。
午後は僕の好きな腫瘍のセッションに行く。
静脈奇形(真の腫瘍ではないけど…)にポリドカノールを入れて吸収されるのを待つという方法。今は海綿状血管腫なんて言わないんだな。DIP関節によくできる粘液腫。ごっそりとらなくても骨棘や滑膜をとるだけでもよくなるよ、という発表。Glomus腫瘍は爪の下にある、という先入観をもってはだめ。指腹部に2-3mmのがけっこうある。などなど。そうだよねGlomus腫瘍意外とあるんだよなあ。
そのあと第1会場へ。手のスポーツ障害のシンポジウム。有鉤骨骨折(野球選手が結構なる)のアプローチが興味深かった。尺側から立ち上げるようにして有鉤骨にアプローチするのだが、このアプローチだと必ず尺骨神経深枝と尺骨動脈が露出してしまうので下手にやると障害が起こるかもしれない。よって手術方法に慣れるためにスポーツ選手ではなくても尺側アプローチで行っているとのことだった。
最後の講義は森末慎二さん。あのロサンゼルス金メダルの。久しぶりにみるとだいぶふくよかになっていたwでもトークは抜群に面白かったw
4/19も真面目にw学会に参加。
橈骨遠位端骨折のセッションを聞く。むう。ロッキングプレートの出現以来、もうだいたい方向性は決まっちゃって重箱の隅をつつくような発表しかないのかな。
疑問に思うのは変形を残して骨癒合した人でも疼痛がある人と、疼痛がない人が存在すること。なんでやろ。保存的治療の発表はとりあえず僕が聞いた中ではなかった。
済生会岡山病院の今谷先生の講義を聞いて、ふらふらと15時ぐらいまでいろいろな発表を聞いて神戸からサヨウナラ。あんまり頭を使って頭痛がしていたw
準備②のはずが…DNS。
自転車の準備を着々と整え、東広島駅に向けて車で出発。
4/18早朝。東広島駅の一日駐車場に車をおいて、学会が行われる神戸へ新幹線で行く。
あっという間に神戸について色々講義や発表を聞く。このことはあとでまとめましょう。
4/19夕方、また新幹線で神戸から東広島に戻って一泊。
天気予報やtwitterをみるとなんと明日は雨orみぞれらしい…いや週間予報でも出ていたけど、みぞれまでは考えていなかった。
ここからいったん自宅へもどろうかと思ったけど、面倒になってw近くのスポーツ店で防寒具になりそうなものをそろえて…と思っていたら嫁さんから電話。
嫁「明日雨らしいよ」
僕「いやいや昼から小雨らしいよ」←嘘
嫁「またこけるんじゃないの」
僕「安全運転でいきますから」
とりあえずホテルに泊まる。
4/20。東広島の朝。けっこう晴れてる。
ま、また嫁さんから電話。
嫁「今日はやめときなさい」
僕「あと10分考えさせて」
・・・・・・・・・・・・・
どーしよーか、雨で何より怖いのは落車だ。
僕の場合、そんなにバランス能力がよくないせいで何度か落車している。
ブルべでも何度か落車している。運良くDNFになってしまうような落車はしていないけど。
・・・・・・・・・・・・
社会人としてやっぱり怪我して仕事に穴が開くのが怖い。
雨だとその可能性は高まっちゃう。
そして嫁さんにさからって今後自転車に乗れなくなるのが最も怖いw
今日はやめとくか。
あとはAJ広島代表に電話してDNS(Do not start)を報告。
それとスタート地点に行っちゃうと決心が揺らぎそうだったので、行きませんでした。
挨拶したかった方々もいましたが、すいません。
この場を借りてお詫びします。
・
・
・
その後、今回の300kブルべは極寒最恐ブルべになったそうな…
みぞれじゃなく雪も降ったとか。
参加された方々、スタッフの方々お疲れ様でした。
BRM420広島300kの準備①:フロントバッグのリクセン&カウル化
ということで4/20は広島で300k走ることに。
ルートはこちら。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=5f8595c10577411fa708f8f629dbcd90
で、前々から使っていたモンベルのフロントバッグ。
- モンベル(mont‐bell) サイクルフロントバッグ 1130110 サンセットオレンジ/カ.../モンベル
- ¥3,400
- Amazon.co.jp
こいつですな。
これが荷物を満載しているとだんだん重力に負けて垂れてくる。
そしたら前輪と接触しちゃって…
ということで固定性を上げるためにリクセン&カウル化してみる。
- RIXEN&KAUL(リクセン&カウル) フロントアタッチメント アタッチメントパーツ KF810/RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)
- ¥2,415
- Amazon.co.jp
- RIXEN&KAUL アダプタープレート KM811/RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
これとこれを使用。
アダプタープレートをバッグにとりつける。
ちょっと角度変えようかな?
こうして夜がふけてゆく・・・
ジャックナイフ・ストレッチ
腰痛と「体の硬さ」には切っても切れない関係がある。
大腿の前側の筋肉を大腿4頭筋
大腿の後ろ側の筋肉を大腿2頭筋
というけど、この筋肉が硬いと
前屈する→2頭筋硬いので骨盤が前に倒れない→脊骨で曲げないと曲がらない→背骨に負担かかりやすい→腰痛
後屈する→4頭筋硬いので骨盤が後ろに倒れない→背骨で曲げないと曲がらない→背骨に負担かかりやすい→腰痛
という理屈。
つまり大腿2頭筋&4頭筋をやわらかくすると、腰に負担がかかりにくくなって、腰痛も少なくなる、ということ。
ジャックナイフ・ストレッチとは大腿2頭筋のストレッチで、効果的らしい。
で、これを5回。そして朝晩二回セット。つまり一日10回やる。
4週間でかなり大腿2頭筋がやわらかくなる…はずだけど、年齢や筋肉量にもよります。あしからず。
写真のモデルは気にしないでくださいw
どこらへんがジャックナイフかは、わかるでしょ。
アキレス腱障害
アキレス腱は下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)の集合した腱であり踵の骨に付着する。アキレス腱は人体最大の腱で約1トンの牽引力にも耐えるような強固な構造をしている。逆に言えば、それだけ負荷のかかる部分だということ。
http://www.achilles-nabi.com/ にかなり写真とか使ってわかりやすく書かれているけど、メインは「アキレス腱断裂」のようだ。
アキレス腱障害は以下のように分類される。
①アキレス腱付着部障害
1 アキレス腱付着部症
2 アキレス腱滑液包炎
②付着部以外
1 アキレス腱周囲炎
2 アキレス腱症
まず、アキレス腱付着部障害について。
アキレス腱付着部症
アキレス腱は踵の骨に付着しているが、付着部の血行は乏しく、いったん損傷が起きると修復には時間がかかり、かつ完全な修復は困難で、さらに修復不良の状態で牽引ストレスがかかると変性がさらに強まる。
圧痛を付着部やや遠位内側に認める。付着部全体が広くなっていることが多く、アキレス腱の拘縮による背屈制限、背屈時痛、運動後の踵全体の痛みなどがでる。
アキレス腱滑液包炎
アキレス腱付着部周囲にはいくつか滑液包(すべりをよくする袋みたいなもの)があり、これが炎症を起こすことがある。靴を新調したのを契機に発症することもある。(皮下に滑液包が存在するため)アキレス腱付着部内側のやや近位に圧痛がある。
治療
局所の安静
消炎鎮痛剤&外用剤
滑液包炎の場合:靴の修正
付着部症の場合:ストレッチ、heel-upする装具
どれだけストレッチするかはあまり詳しくのっていない。膝を完全に伸ばしてアキレス腱を伸ばすストレッチが良い…みたいだ。
6か月以上保存的治療に抵抗性の場合→手術療法
踵骨後上隆起&滑液包切除術(骨の一部を削って&滑液包を除去する)
最近は内視鏡下に行うこともある。
どちらにしても保存的治療がメインで、安静&ストレッチが大切かなーという印象です。手術までする人はあんまりいないような。
次に付着部以外のアキレス腱障害について。
アキレス腱症
付着部から近位2-6cmにおける変性が原因
この部分は腓骨動脈によって血液が供給されているが血行が乏しい。
病因
使いすぎ
誤ったトレーニング
腱の血流不全
下肢アライメントの不良
遺伝的素因
症状
疼痛(特に動き始めの痛みstarting pain)
活動制限
局所の腫脹
所見
アキレス腱周囲炎では足関節を底背屈しても圧痛部位は同じ
アキレス腱症では圧痛部位は変化する。しかも若干の背屈制限がある。
靴のチェックを行い、サイズの適合性・ソールの減り具合を見る。
治療
アキレス腱のストレッチ(膝を伸ばして、1回20秒1日10回)
Eccentric exercise
背伸びしますw
できれば踵を前足部より低くします。モデルの僕は足首が硬いのでできませんw
などを1~3か月行う。圧痛の消失がスポーツ復帰の時期。
運動療法の具体的な方法論ははっきりしない。
ステロイドの局所注射は腱断裂する危険性があるので禁忌。
アキレス腱症は「変性」がポイントだと思う。アキレス腱は巨大な負荷がかかるわけで、小さな傷が毎日ついてしまう。それは仕事であったり、スポーツであったり、原因はさまざまだろう。小さな傷を治そうとして人間の体は頑張るのだけど、血行が少ない部位には傷が治りにくい。よって徐々に腱ではない組織が少しずつ多くなってしまう。ストレッチをすることで腱の血行を良くし修復過程を正常に戻すことで症状がとれる…のかなあと思っている。















