おいでませ流星堂。 -4ページ目

昔の文人と出版社は凄い(挨拶

紙媒体からコピペするのは案外疲れるんですねぇ。

交互に見たりちまちまと修正したり字が汚くて読めなかったりと大変な事は結構多くて。

長い物を書く方も、それを活版にする方も、今昔変わらず大変だったのかな。


うわぁ…

一ヶ月の空白が見事に。

……お茶濁しのようですがリハビリを兼ねてショートショートを作成中。

地の分よりも会話文重視。鉤括弧だらけ且つ展開も速めなので読み辛いかもしれませんが…。

いぢめっこのさとりんが好きな方は是非どうぞ。

愛される努力

「はぁ……」
溜息を一つ。
さて、一体これは今日何度目だったのだろう。少なくとも両手両足では足りないはず。
嘆息というわけでも、安堵というわけでもないそれはこの頃の私の癖になりかけている。
半年ほど前にはこんな事は無かったはずなのに。
活動的とは言えなくとも、余計な事を考えずにこの屋敷でペットを除けば一人、日々を淡々粛々と過ごしていたのだから。
その安定し、私からすれば素晴らしかった生活が乱された切欠は冬に起こったある異変のせいか。
──地上の巫女や魔法使いが、地上の妖怪の手助けを借りて地下に下りてきた。
これは、地底の者からすれば異変の中の異変。大異変とも思える出来事だったはず。
そう思ったのは私も同じで、すわ戦争かと身を固くしていた。
気紛れで立ち向かった鬼が『危険はない』と私にわざわざ知らせに来てくれたから。
本人は怨霊の事を聞きたかったらしく、伝言はそのおまけだと言っていたがそれは不器用な彼女なりの心遣いだと思う。
あの鬼、星熊勇義は幼い頃からの知り合いでもあるのだし。
だから私は安心してその人間を屋敷の奥まで案内した。
……何を考えてるか分からなかったから一応様子見だけはしておいたけど。
これは後から聞いた話だが、人間はこの館の最下層、灼熱地獄跡まで赴きそこで原因であった私のペットを成敗したらしく、その後は何をする事も無く帰って行ったそうだ。
人間は退治だと言っていたけれど殺しも封印もしなかったその行いはやはり成敗が相応しい。
いやもしかして、お空のことを胎児だと言ったのかしら? 確かにお空はそんな節があるけれど。
それからか、この地底のぎすぎすした雰囲気が僅かなりとも緩まったのは。
勇義に言わせれば『地上の気持ち良い風が入ってきたから』だそうだがそれについては私も同じ意見。
以来地上と地下の断絶もお互いの住人が自由に行き来する事が出来るようになるまでに今は回復している。
そのお陰で私は二度とは会いたく無かった閻魔と再会する羽目になったのだが、まあそれはどうでも良い。
私からすれば本題はここからなのだから。
それからすぐ、ある妖怪がここ地霊殿を訪れた。
いや、正確には帰ってきた。が正しいか。
古明地 こいし。
覚妖怪でありながら心を読む事を止めた、悲しく哀しい私の妹。
無意識を繰る、覚である私にさえ干渉できない心を持った彼女が。