冒頭部分
最近、さとり様の様子が変だ。
部屋に篭りがちでご飯もろくに食べず(でもあたい達にはちゃんとくれる)、溜息ばかり吐いている。
たまーに外に出てたくるけど、この前は大広間の飾り硝子を哀しそうに眺めて
一人でぶつぶつと何事か言っていた。
何を言っていたのかはちょっと分からない。
さとり様は私に気付いてないみたいだったし、盗み聞きは良くないと思ってさっさと引き返したから。
まぁ、少なくともあたいやお空へにいっている感じはしなかった。だとすれば誰に言ったんだろう?
さとり様はこう言うとあれだけど交友関係は狭い。
それこそ、あたいとかペット以外ではせいぜい顔見知りがいい所だと思う。
そんな希薄な付き合いの人に、わざわざ言葉にしてまで愚痴を言う事はないでしょ?
陰口は相手に知られないだけで人を傷付ける時もある。
そして、何処の世界にだってさとり様ほど他人の心の痛みに聡い人は居ない。
心の中での陰口さえ私は気付いてしまうんだから、その痛みも十二分に知っているの。
と、昔さとり様は言っていた。
そういえばその時も今みたいに哀しそうな顔をしてたなぁ。
あの時の話は確か、こいし様の話をしていたときだっけ。
あれこれ考えながら歩いていたのがまずかったのか、それとも最近は四足で歩いていなかったからか、
あたいは気付かない内に頑丈な樫の扉へと頭をぶつけてしまった。
この地霊殿でちゃんとした寝床を必要とするのはさとり様かこいし様だけだから、
あたいは今どちらかの部屋の前に居るわけだ。
一応屋敷の見取り図は頭に入っているんだけど、
困った事にお二方の部屋は大広間から見て対称になっている。
何も考えずぶらぶら歩いていたあたいには、ここが何処だが分からない。
ここ最近はさとり様の部屋は扉が開きかけていたりする事もあったけど、
今日はその口はぴったり閉じられていた。
さとり様だったらいいなぁ。頭をなでてもらえるから。
こいし様だったらいやだなぁ。勝負しようって言われるから。
さて入ろうか入るまいか。考えに考えあたいはどちらも選ばないことにした。
部屋の中に居るならさとり様はあたいに気付くだろうし、
暫く居て何も動く気配が無ければまた地上にでも遊びに行こう。
サインは送った、後は野となれ山となれ、だ。
ごろんとその場に横になり手足を伸ばし伸びをする。
お空の頑張りと敷かれた絨毯のお陰で地霊殿の廊下は存外温い。
それまでの暫くは、眠って過ごす事にしようかな。
あまりにも酷かったので
先日上げた小説がタイトル通りあまりにも酷かったので一旦削除しました。
加筆修正してまた投稿という形にはしたいのですが、
私のモチベが著しく下がっておりましてそれも中々出来そうに無いです。申し訳ない。
公約ぶっち
タイトル通りです。四月までとか無理でした。
一応前編っぽいものを下に…、投稿する時は一つにまとめますが。
改行他の関係で恐ろしく見辛いとは思うんですが……直す方法ないかなぁ。
明日か明後日には完成したものをお届けしたい。
こちらのブログは作品の展示が主な更新になると思われます。
参加するイベントのような(と言っても例大祭以外無 いでしょうが)近況的なものはもう一つの
FC2の方で行いますのでそちらにどうぞ。