おいでませ流星堂。 -2ページ目

もうしわけありません

例大祭に向けて用意していた新刊、予算の都合上どうしても印刷費を捻出する事が出来ず落とす事になってしまいました。
一応、昨年発行した既刊の方は持ち込む予定ですのでスペースには居ると思います。
楽しみにして下さった方には本当に申し訳ありません。


……このまま終わらせるのはあまりに悔しいので、後日、その落としてしまったものは東方創想話(Coolier)様の方に投稿するつもりです。

もし機会があれば、その時に読んでいただけると幸いです。

表紙でけたー!


おいでませ流星堂。-例大祭表紙

新刊の表紙が出来ました!

あぁ……次は本文だ。



にしてもうち霖之助スペなのにこの表紙でいいんだろうか…(・ω・`)

新刊の中身をちょこっと

「こいつは、凄いな……ある意味ヒヒイロカネより貴重かもな」

「まぁ原料が天然というだけで僕が少しばかり加工してはいるよ。成形とか」

「だと思ったぜ。どうせ真球に限りなく近付けたとかそんなんだろ」

「良く分かったね。その通りさ」


たまに香霖は変態的だと思う事がある。今とか。

私の持つ八卦炉もそうだけど、完璧な図形というのは三次元的に作るのは不可能と普通は言われている。

二次元とは成形にかかる手間が違いすぎるからな。

ところが香霖は一度作ると決めたら妥協をせず、結果として出来た物が『完璧な八角形の炉』なのだから恐れ入る。

その熱意は素晴らしいものだと思うが、もう少し方向性がどうにかならんもんかね。

「とりあえず、僕からはこれだけだ。何か君からはあるかい?」

「あぁ、あるぜ。今持ってくる」

「そこは無いと答えるものだろう……」

知らんがな。

それは兎も角、私は炬燵から抜け出して店の棚へ向かう。

香霖は見てるだけで動こうとはしない。ああは言ったが止める気なんて元からないんだろう。

決して言っても止めないからなんて理由じゃない。空気で分かる。

きりっと居住まいを正し、片手に持つ机の上にそれを置いた。ぴくりと香霖の眉が動いたが露骨に嫌がる気配はない。

むしろ面白がってるような雰囲気を感じる。






「しかしなんだ、体調でも悪いのか?」

「それに近いのかな。けれどいつも分かるものが分からない、ってのも面白いものだよ。それを考える事が出来るのだからね」

「何だそりゃ。深刻に考えた私が馬鹿みたいじゃないか」

「おや、心配してくれたのかい?」

「なっ!」


意外そうに香霖が目を瞬たたかせた。次いで嬉しそうに口端を歪ませる。

「あれ、違うのか?」

分かってて言ってるだろ、畜生。

「合ってるよいらんお世話だったがな!」

にやにやと笑う香霖に勢い良く背を向ける。あぁくそ恥ずかしくってあいつの顔を見てられん。

こいつを心配した私は馬鹿だ、と心頭滅却する事数分。漸く落ち着きを取り戻した胸を一撫でして香霖の方を向き直った。

「今日はもう帰るぜ」

「そうか、折角心配してもらったし何か振舞おうとでも思ったんだが」

「うぐっ」

なんという性格の悪さ。人の純情に付け込むとは汚いな流石香霖きたない。

これで私は香霖が嫌いに……なりはしないが暫くこれでからかわれる事を思うと憂鬱にはなる。



本文からちょいちょいと抜粋。

こんな感じのお話になる予定です。


詳細はFC2の方に書いてあったと思います。

お時間があればそちらにも足を運んでみてください。





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