今大会のダークホース候補とされる2チームによる好カード。下馬評ではノルウェーが勝つと思われているが、意外にもコートジボワールが喰いそうな予感が、案の定白熱した試合展開となった。
<試合結果>
ノルウェー🇳🇴vsコートジボワール🇨🇮 2−1
ノルウェーは確かに強い。しかし、それ以上にコートジボワールにも可能性を大いに感じる試合でもあった。序盤からノルウェーがボールを保持する展開に、特にサイドチェンジは非常に有効だった。一方のコートジボワールはノルウェーのミスを逃さずショートカウンター。やはりアフリカ勢は圧倒的な身体能力で相手にプレッシャーを与える。ノルウェーはハーランドに対する厳しいマークでなかなかチャンスを作れずにいたが、左サイドからヌサの理不尽ミドルにより先制。引いた相手に対して最適解とも言えるゴラッソだった。しかしその後は意外にもコートジボワールが押す展開に。届かないと思ったところから足が出てくる、そこにノルウェーの選手はかなり苦戦しているようだった。そんな中後半74分にアマドディアロが右サイドから侵入。圧倒的スピードで相手を置き去りにし同点に。完全に流れが来ていた中での得点だったため、一気に逆転までいくのではという期待すら持たせた。しかし、ノルウェーも失点後前に人数をかけ攻勢に出る。この強度の高い試合だからなのか、両者ともにカウンターの戻りに遅れが生じる。コートジボワールのDFラインに一瞬のスペースができたところを逃さなかった。ベルグが間を抜け出し、最後はやはりあの男、ハーランド。ここぞという場面で得点できる場所にいるあたりが流石である。その後はコートジボワールがなんとか得点のチャンスをうかがうも、ノルウェーの高き壁に阻まれた。
ノルウェーの勝負強さ、そしてサイド攻撃のクオリティーが光った試合となったが、敗れたコートジボワールも幾度となくチャンスを演出していた。これまでのアフリカ勢はブロックを作って素早いカウンターからチャンスを作るというチームが多かった中で、今大会セネガルやモロッコのように、個々のクオリティーの高さと身体能力の高さが兼ね備わってボールを保持できるチームも出てきている。あまり注目度は高くなかった試合かもしれないが、とても見応えがあり面白かった。ここをしっかり勝てたノルウェーは間違いなく勢いに乗れるだろう。次戦はブラジル、この高さとサイドの質がカナリア軍団相手にどこまで通用するのか、そしてハーランドvsヴィニシウスの行方は、見どころ満載の好カードとなるだろう。