京都 古寺巡り‐寺社巡りが楽しくなる京都ガイド‐ | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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《 京都 古寺巡り 》
- 寺社巡りが楽しくなる京都ガイド -

本テーマ 32
〈 醍 醐 寺
醍醐寺
は、
京都府京都市伏見区醍醐東大路町にある、
真言宗醍醐派総本山の寺院。
山号を醍醐山(深雪山とも)と称する。
本尊は薬師如来、開基(創立者)は理源大師聖宝である。
古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。
伏見区東方に広がる醍醐山(笠取山)に
200万坪以上の広大な境内をもつ寺院である。
豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地としても知られている。

下 醍 醐
本尊薬師如来を安置する「金堂」、「三宝院」などを中心に、
上醍醐とは対照的に絢爛な大伽藍が広がる。
応仁の乱によってほぼ全焼し、
その後も幾度の火災によって焼失・再建を繰り返しているが、
護摩道場前に建つ五重塔は創建当時のまま現在に残る。
また五重塔内部に描かれた壁画も国宝に指定されており、
中でも空海の肖像画は現存する最古のものである。

上 醍 醐
西国三十三所第11番札所であり、
西国一険しい札所として知られる。
上り口にはかつて女人結界があったことから、
女人堂がおかれ、そこから険しい山あいに、
平安時代のままに残る国宝の薬師堂、
醍醐寺の鎮守神である清瀧権現拝殿(国宝)、
准胝堂(現存せず)、五大堂などが立ち並ぶ。
上醍醐には有名な「醍醐水」が今も湧き出ているほか、
醍醐山頂(標高450m)には、
如意輪堂(重文)と開山堂(重文)と白山大権現が並ぶ。
山頂から笠取山に向かう途中に奥の院がある。

秀吉の「醍醐の花見」で
名高い大寺院!

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上醍醐と下醍醐からなる
壮大な伽藍


醍醐山全山を寺域とする真言宗の山岳道場。
200万坪の境内は
山上の「上醍醐」と山下の「下醍醐」に分かれるが、
寺の発祥地は上醍醐で、
874(貞観16)年、
理源大師・聖宝が准胝観音と如意輪観音を彫り、
御堂に納めたのが起源。
後に醍醐天皇の庇護を受け、
薬師堂や五大堂が次々と建立されると
上醍醐の基礎が出来上がり、
下醍醐も開かれた。
応仁の乱の兵火では
五重塔を残して醍醐の堂宇が全て焼失した。
しかし

1598(慶長3)年、
豊臣秀吉が茶室を設け、
北政所や淀殿ら1300名を率いて、
あまりにも有名な「醍醐の花見」を開催したのを契機に、
座主・義演僧正が再興を開始し、
現在、見ることが出来る大伽藍が整えられたという。


広大な境内には、
80棟あまりの堂塔伽藍が並んでいます。
総門左手にある、
歴代座主の住居である三宝院は、
現在も拝観できる塔頭寺院となります。
秀吉の援助により再興した十数棟の建物と、
権力者の証として好まれた名石「藤戸石」が
据えられた庭園は、
秀吉好みの豪華な意匠に伝えています。
京都府最古の木造建造物である五重塔や、
金堂・薬師堂をはじめとする多くの建物が、
国宝や重要文化財に指定され、
本尊の薬師如来坐像をはじめとした彫刻、絵画等、
優れた密教美術品10万点以上が
所蔵されています。


三宝院の向かいの霊宝館では、
数ある寺宝の一部が拝観可能となっています。



-《 総門右手にあります 》-
☆ 霊 宝 館
寺に伝わる彫刻、絵画、古文書、工芸品などを
10万点所蔵。
毎年、春と秋に特別展が開催されていて、
国宝の薬師如来像や重要文化財の舞楽図が
拝観できます。

-《 境内にて咲きます 》-
☆ 千本の桜
秀吉が晩年に開催した醍醐の花見の際、
サトザクラ、ヤマザクラ、枝垂桜など
境内には約700本もの桜が集められた。
中には孫桜として、今も健在な木もあり、
美しい花を咲かせています。

-《 秀吉ゆかりの地です 》-
☆ 三宝院・三宝院庭園
※ 名 勝
下醍醐にある門跡寺院で、
創建は1115(永久3)年。
長谷川等伯一門の障壁画がある表書院や
唐門は国宝。
秀吉が自ら設定した庭園は、
桃山時代の代表的な庭園として有名です。

-《 京都府最古の木造建造物です 》-
☆ 五 重 塔
国 宝
高さは約25mの塔身に
長さが約13mにも及ぶ相輪がのり、
存在感を見せています。
951(天暦5)年の完成以降焼失せず残り、
上層にいくほど屋根が小さくなる構造となっています。


= DATA
《 所 在 地 》
京都市伏見区醍醐東大路町22


《 交通アクセス 》
鉄 道
地下鉄東西線
「醍醐」駅下車徒歩10分

バ ス
京都駅八条口より
京阪バス・山科急行線
「醍醐三宝院」下車徒歩1分


《 拝 観 時 間 》
□ 三 宝 院 ・ 伽 藍
●3月から12月第1日曜日まで
9時00分~17時00分
●上記以外
9時00分~16時00分
□ 上 醍 醐
●夏期:9時00分~16時00分
●冬期:9時00分~15時00分


《 拝 観 料 》
●三宝院庭園・伽藍⇒¥600
●醍醐寺霊宝館   ⇒¥600
●拝観共通券
2枚綴りの場合⇒¥1,000
3枚綴りの場合⇒¥1,500
●上醍醐  ⇒¥600


《 年 中 行 事 》
醍醐寺の主な行事としては、
醍醐派が本家である壮大な屋外大護摩柴燈護摩を中心とした
施餓鬼法要が8月に厳修されるほか、
2月には同様に柴燈護摩を炊き上げて
五大明王の功徳を讚える「五大力尊仁王会」が厳修され
併せて150kg近い巨大な鏡餅を持ち上げる
力比べが行われることで有名。
また4月には豊臣秀吉の「醍醐の花見」にちなんで
現在も全山を揚げての花見会が開催される。



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 龍虎 俊輔 
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