storage of my life story 15 | 龍慈ryuukeiのブログ

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愛一元の世界ここに在り。
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上司に言われてここへ来た石本たちは、出迎えた雅子の案内でリビングに通された。

 

 

彼らが緊張しながらリビングへ入ると、そこにはニコニコ笑顔の峰子がいた。

 

リビングの柔らかい空気で、石本たちの緊張が少し和らいだ。

 

 

 

 

そこに太郎を乗せたまま、警察庁長官である誠一が現れた。

 

誠一が石本たちに毅然として言う。

 

 

「諸君に特殊任務を与える。明日から長田峰子君の身辺を警護するように!これは正式な任務だ!堂々と遂行してくれ!」

 

 

四人が再び緊張して戸惑いながらも、それぞれがハッキリと返事をした。

 

 

「はいっ!」

 

 

その時、太郎が声高らかに言った。

 

 

「ケイレ~イ!」

 

 

太郎の号令で、誠一までも石本たちと共に敬礼した。

 

体に染みついた条件反射なのだ。

 

 

それを見た峰子や他の人は、流石の瞬発力だなと感心しつつ、我慢できずに笑った。

 

 

何故なら、太郎もキリッとしたお顔で、右の翼を上げて敬礼していたからだった。