オレンジのパーカーに

ベージュのカーゴパンツ

合わせた手を口元に近づけ

"僕は"と今を話し始める


耳を塞ぐと流れてくる音に

僕の好きな声が乗ってくる

吐息の漏れた君のキーが

今の風とちょうど良く重なって


白いワイシャツに

淡い紺のスラックス

髪をグリースで整えて

"僕が"と過去を話し始める


海の香りが漂う木目調の店に

ギターの音色がゆっくりと流れている

朝の陽と煎りたての珈琲の匂いが混ざり合い

色鮮やかにサングラスが輝いて


お帰り もういいよ

深青のブランケットを手に取り

えっと あのさぁ

丸い目をちらりとこちらへ向けた


黄色いキャップに

山吹色のTシャツ

肩にショルダーバッグをかけて

"僕の"と未来を話し始める


ひし形のチェーンが並んで音を立て

ウォッシュ加工の布がより涼しげに見える

葉が揺れる音と遠くで聞こえる波の音が

君の声に似ているとさえ思えて


うん なんだって

今日はどこへ行こうか

で まぁいいから

手を引いて ちょっとそこまでさ


近くのあのハンバーガー屋で

コーラを片手にバンズを頬張ろう

揃いの赤いシャツを着て

今日はビーサンでもいいんじゃない


君の唄う空間がここで良ければ

僕の想いがここで止まるのなら

君がそこで決めていいよ

僕の気持ちは変わらないから