懐かしい音楽を聴き

あの頃歌った歌を口ずさむ

飾っていた香水を嗅ぎ

あの日を思い出しながら眠る


明日からはもう別の場所

居心地も何もない新たな地

持っていく物は

そして置かず捨てる物は


奇妙な色の空を見て

あの時感じた想いに浸る

人混みの中で目が合い

あの人を重ね振り返る


この生きる地で 今までを

何度思い返すことになるだろう

この生きる地で これからを

何度思い返すことになるだろう


今も残る床や天井の傷

これはあの時 それはあの時

新しく貼り替えられれば

誰も見えない過去となる


これからここで

雨を経験し 季節を感じ

出会いや別れ 楽しみや悲しみ

全てが始まり終わっていくのだろう