あなたに夢で会って

あの頃の全てを思い出した

忘れ掛けていた時が戻り始め

抑えられずに涙が溢れていた


あなたと出会えて良かったのだと

幸せだったと 心地良かったと

そう思えていた過去があった

頬に伝う涙の理由は


あなたと目が合って

隣に座り全てを思い出した

怖かったろう 寂しかったろう

あの日の自分に情けをかけていた


最後の恋だと皆は言う

人生の始点とするにはまだ早い

それが信じられないのは自分のせい

動き出せない底の理由は


あなたは性で有って

抱き締め全てを思い出した

正しくもあり静けさもあったが

喜びがそこにはなかった


そんなに寂しい目をしないで

そんなに焦って手を握らないで

ここでもまた引き延ばすのでしょう

答えが一つしかない理由は


あなたと偶然出逢って

あなたと言葉を交わし

あの頃の苦みをまた噛み締めた

忘れさせていた事実がまた


あの時の罵声は 暗闇は

少し眩しすぎたのかもしれない

目を瞑るしかなかったのかもしれない

ただ恐れていた理由は


扉を開け匂いをかぐ 懐かしい香り

綺麗な思い出だけが 脳裏を走り回る

ここでの一歩に躊躇して

今の生き方に何の意味があるか


夢で会って 目が合って

性で有って 偶然出逢って

これから何度も噛み締めるだろう

その時もちゃんとあなたであって欲しい