やんちゃな髪が可愛いね
つぶらな瞳が可愛いね
自分に素直に生きていて
周りを巻き込む欲があって
誰も君を止めないよ
そのままの君を見ていたいから
脱色した髪が可愛いね
垂れた目尻が可愛いね
真っ直ぐ進むべき道を見て
外れた友を近くに寄せて
嫌いになる理由が見当たらないよ
不機嫌そうな顔もまたさ
大人のような子供のような
幼稚さが誇らしげに語る
小さな耳にだらしない髭
自分を隠すことに必死になっていた僕
そうだね 楽しく選ぼうよ
この家が君の居場所なんだから
無造作な髪が可愛いね
茶色い眉が可愛いね
頭を触ると眉間にしわを寄せ
たまに歯を見せて笑ってさ
人に懐かない君にとって
僕は何を意味するのだろう
ニット帽が似合っているね
黒縁眼鏡も似合っているね
共に暮らすと分かる癖
その癖に合い始める僕の日常
君も慣れてきたんだ
共にいる生活に 毎日に 人生に
何でもない日は何もしない
それは何気ない事だけど
仕事をして帰って寝て
煙草の煙が部屋を覆っていても
そのまま自慰して日が変わる
それが僕らの運命かもしれない
刈り上げた髪が伸びきっていても
テレビをつけたまま目を閉じていても
そこが愛おしい それだけであっても
夢に見た将来を描いているんだ
こんな時もイビキをかいているけど
カメラを向けると止まってしまう
何度繰り返しても
君はいつも同じ日常で
何とも言えない時間の流れが
僕を無の域へと誘い込む
その時の君の手を握って
この場所で一から始めてみよう