こんがりと焼けた肌に汗が流れ

その性的な体を見せつけられたら


照り輝いた空を眩しそうに仰ぐ彼

その真っ直ぐな瞳で見つめられたら


そうね その時は

木陰にそっと腰を下ろして

ゆっくりと近づく影に期待して


首から下げた純金が煌めいていて

そっと優しく腰に手を当てられたら


一つ また一つと距離が縮まって

ふと耳元に息を吹きかけられたら


そうね その時は

暖かく緊張した体に身を寄せて

辺りが暗くなるのをただ期待して


茶化した笑みで誤魔化さないなら

気持ちを伺うような間を開けないなら

もう抱きしめられても文句は言わないわ


艶やかに整えた髪に上品に揃えた髭

垂れた目に習って微笑むなら


身体を動かす音で微かに目を開けて

そっと手を差し伸べ包んでくれるなら


そうね その時は

遠くへ行ってしまう後ろ姿を追って

振り向き際の笑顔に期待して


夜はどんな顔で見つめてくれるの

そしてどんな匂いで感じさせてくれるの

夢でないことを願っているわね


いつか深い海の底で聞いたような

静かに だがしっかりと胸に響く口調で


風から木洩れ落ちる暖かさのような

優しく だがしっかりと芯のある口調で


揺れる藻を輝かす陽の温もりのような

自然に だがしっかりと意思のある口調で


目が合えばそんな声を聞かせてくれる

いやらしくて心地良くて愛おしくて

溢れ出る色気が素直に淫らにさせていく


暖かい呼吸が肌に近づいて

全てを任せて飛び込めるのなら


そうね その時は

流れに委ね 負けを認めるのも悪くないわね

これが最後と思い切って