NFJオリジナル P01J レビュー | D3 BLOG in 広島

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以前購入した真空管を使ったラインアンプ(プリアンプ)Fx-Audio Tube-00Jが大変良い製品だったのだが、デジタルタイプで同様な製品はないのだろうかということで今回の製品を試してみた。


NFJオリジナル P01J


Fx-Audioのブランドから外れているものの、同じNFJ社からリリースされている製品である。



まず、結論から。
外れである。


パワーアンプに繋ぐ前段階で音を増幅させる役目を担っているのがプリアンプなのだが、接続したプレイヤー(検証したのはDJコントローラー)をパワーアンプに直接接続した時よりも音量出力が大幅に下がったので役に立ちそうにない。




では製品の開封と本体の解説である。


元箱。


かなり小さいことがわかるだろうか。


箱には養生された本体と日本語マニュアル、スポンジ足が入っている。


スポンジ足。
粘着力はしっかりしており、一度貼ると簡単には剥がせない。


足を貼るとこんな感じ。


裏面。
オーディオ入力はステレオミニ。
オーディオ出力はRCAピン。



見ての通り、小型なので場所は取らない。




それでは使い方。
正面、左のボタンが電源ボタン。押すと青く光る。

その右にあるBBEと3Dというのはエフェクトで、押すとそれぞれ違った音の鳴り方で音を拡張してくれる。

BBEが高音強めの広解像度っぽい音。
3Dはダンスホールのようなエコーがかった音になる。

その右にあるツマミが、ボリューム兼EQの調節になっており、そのまま回すと音量を調整し、ツマミを押すとTRE(高音)、もう一度押すとBASS(低音)を調整できる。

ツマミが無限回転、つまり回しても止まりがないタイプ。
そのため、これ以上回しても音が上がらないというのがちょっとわかりにくい。
ツマミを約2秒押すとEQがデフォルトにリセットできるようになっている。

EQは結構ドンシャリ効かせられるので、オーディオ初心者が使うには良いと思う。

ボリュームは前述した通りなので、本機をデスク等の手元に置いてツマミでON/OFF、微調整を行うようにし、大まかな音量はパワーアンプもしくはアクティブスピーカーで決めてしまうのが良いだろう。

電源アダプターは付いていない。
12V1Aの適当な製品を別途用意する必要がある。




機能解説は以上だ。

価格が3000前後+税なのだが、価格にそんなに差がないTube-00Jの方がEQやエフェクトはないけれど音が良く、貧弱なプレイヤーの音質を大幅に改善することができたこともあり、今回はなんとも残念である。





Ed