七十五、かざぐるま作品紹介「義妹の國」 | 古田龍 OFFICIAL BLOG 〜リュウノイチゲキ〜

古田龍 OFFICIAL BLOG 〜リュウノイチゲキ〜

俳優の古田龍です。
ワイルドバンチ演劇団という団体を主宰し、演出家としても活動しています。

さて、7月公演「かざぐるま」の作品紹介です!

7月公演「かざぐるま」の詳細はこちら!

 

二本目の作品は、こちら!
「義妹の國」(いもうとのくに)
という作品です。

……て、帝一の國のパクリじゃないよ!笑
(ちなみに帝一の國は大好きなマンガです。映画もとても良かったよね!)



実はこの作品、当初は僕が演出するつもりはありませんでした!!!

この作品は、今年の1月に行われていた「神奈川かもめ短編演劇祭」の、

戯曲部門に応募するために書かれた作品なのです。
その戯曲部門で見事グランプリになると、その作品を上演する特別チームが編成され、
演出家をはじめ、出演者なども演劇祭側で手配し、

演劇祭の本戦にて上演される、というものでした。

応募するからには、もちろんグランプリを!
…と、作者の草葉野陰之丞 さんは意気込んで、作品を書きはじめました。

内容的には、神奈川の演劇祭なので、横浜を舞台にした物語がいいなと思い、
なおかつ、約20分の短編演劇、
そして古田以外の人間が演出することを想定して、殺陣などは入れるつもりはないが、
何かしら現代に通ずるテーマ性を持たせたい、
だがしかし、現代が舞台の話にはしたくない……
…など、当時の草葉野 さんも色々と考えた結果、
大正時代、関東大震災直後を舞台にしたお話になりました。

ですが、一次選考は通過したものの、グランプリには届かず、
結局上演されることはありませんでした。無念。


しかし、せっかくこの世に生まれた作品を、
日の当たらないところに封印していてももったいない!
それに、蓋を開けてみれば、けっこう僕好みの脚本に仕上がっている感じがして、
これは新しい可能性があるぞ!
と思い立ち、演出をしてみようと決断した次第です。


出演者は基本4人。
そのうちの男女2人がメインのお芝居です。

主人公の男を務めるのは、
今年の1月に「犯人はもう知っている」という舞台で共演した、鈴木一 くん。
優しい好青年である彼は、この役にぴったりだと思いキャスティングしました。

 

また、ヒロインの女の子を演じてくれるのは、
まだ10代の新星、湯瀧慧 ちゃんです。
第一回公演「黄金の猿」を観ていてくれたらしく、今回の出演者募集に名乗りを上げてくれた、期待のニューフェイスです。


大正という激動の時代に起きた、未曾有の大地震。
そんな何もない、無くなってしまった世界の中でも、人は生きなければいけない。
その極限状態の中には、今の我々には容易に想像できない艱難辛苦が、牙を向いたことでしょう。
そしてその環境が、人を変えてしまうこともあるでしょう。

ただ、どんな過酷な状況に置かれても、
希望の光を見つけることは、できるのではないか。
そう信じてみたいのです。

そんな希望を胸に、ワイルドバンチ演劇団として、
この新たな作品に挑戦していきたいと思います。
殺陣だけがうちの魅力じゃないんだぜ!!
というところを、しっかりとお伝えしたいと思います!!笑


ちなみに脚本自体も、
演劇祭に応募した時から書き換えておりますので、
もう一次選考止まりの作品ではないぜ!!
…と、草葉野 さんも気合い十分です。笑



かざぐるま二本目「義妹の國」、
どうぞお楽しみに〜〜!!!