神奈川県の秘境、
山北町の【ユーシン渓谷】。
水の青さが素晴らしい、ユーシンブルー
私もずっと前から行ってみたい場所でした。
でも、そこに行くまでの玄倉林道では
たびたび土砂崩れがあり
何年も通行止め・・・という状態が続いていたので、
今まで行けずにいました。
去年かな?
今年に入ってからかな?
ユーシンブルーが見れる
玄倉ダムまでは行けるようになった、
という情報を知り、
行ってみたい思いが高まる
そんなとき、滝友さんのヒデさんから
ユーシン渓谷とモチコシ沢大滝に
またそのうち行こうかなーって思ってる
という話を聞いたので、
『その時はぜひ連れてってほしい!!』と懇願
滝友さんのせいちゃんも誘って
日程もセッティングしました
・・・が、しかし。
悪天候のために延期。
そして、2回目にセッティングした日も
なんだか天気が怪しい予報・・・
3人の予定が合う、天気がいい日。
って、なかなかないのだよ・・・
私が有休で仕事休めば、
なんとかなりそうな日があったので
そりゃもう、急遽休み取りましたわ
ということで。
9月下旬のお話です
この日は、丹沢湖ロッジの隣にある
玄倉駐車場に現地集合
準備して8時過ぎにスタートです
玄倉林道は車両通行禁止。
自転車もです。
片道6kmくらい、ということなので
ひたすら歩きますよ
林道はだらだら〜っと
地味な登りが続きます。
この日は曇っていて
ピーカン照りではないものの、
風があんまりなくて、3人とも汗だく
林道には、いくつかトンネルがあります。
ここ↓は、新青崩隧道(しんあおざれずいどう)。
このトンネルはすごく長いのだけど、
照明はひとつもありません。
そして、カーブしているので出口は見えず、
中は真っ暗です
ヘッドライトとかあった方がいいですね
私は小さいライトを持ってきてたので、
その明かりで進みます
ようやく出口が見えてきた
出口部分は、青崩第一洞門と呼ばれる部分。
落石防護のロックシェッドの役割を果たします。
その縦格子状の間から、下を覗く
あとで、あそこを歩きますよ
石崩隧道を出るとすぐ右側に、滝
・・・でも、手前の擁壁に隠れてしまって
よく見えません
横の壁にハシゴが・・・
・・・行ってみますか
ヨジヨジと登ってみると、よく見えました
↑アッチ沢の滝
アッチ沢、って(笑)
沢の名前がおもしろい
見える部分は、2段の滝。
ちょっと赤っぽい岩質がいいねアッチ沢の滝は、林道の下を通って
本流の玄倉川へ注いでいました。
玄倉川・・・水が青い
この近くから下りれそうな気もするけど、
ちょっと水量が多いようで
ここから遡行するのは危険と判断。
アッチ沢の滝から
ほんの少し先へ進んだところが
ユーシンブルーが見れる玄倉ダムです。
・・・えーーーーーー
これ、1番ダメなやーつ!!笑
ユーシンブルーは、
水門が閉まっていて、
ダムに水が溜まっている状態で
晴れの時、
綺麗な青色が見れるのだけど。
まぁ、曇りなのは仕方ないにしても、
水門開いちゃってたら・・・ねぇ
私たちが見れたのは、
ユーシンブルーならぬ、ユーシンクリア(笑)
いや、水は充分綺麗だけどもね・・・。
ぐぉぉぉーーー
ここまで長かったのにー
ちなみに、最高の条件が揃うと、
このような感じ↓の青が見れるんだそう
※画像お借りしました
くー。見たかったなぁ。
まぁ。ね。
この日の目的はこれだけじゃないので。
気を取り直して、次へ行きましょう
一旦、新青崩隧道まで戻ります。
そしたら、今度は旧道?の方へ
もう、こちらは廃道となっていて
立ち入らないように、なのか
木が高く積まれているので
そこを越えるのがひと苦労でした。
ん?
1人増えてない?笑
実は、先ほどの玄倉ダムのところで
偶然出会った青年。
沢歩きしようと思って来たけど、
下りるところがよく分からないので
もう帰ろうかなと思ってる・・・とのこと。
ある程度の装備はしているようなので、
それなら、うちら、このあと滝行くから
一緒に行こうやってなりました。
そんなわけで、タッキーが仲間に加わり
このあとは4人で。
廃道を進んだ先には、青崩隧道。
以前はこちらが使われていたようなんだけど、
崩落がひどいため、通行禁止になりました。
いまは頑丈なバリケードで入口が塞がれています。
写真は、わずかな隙間から撮りました(笑)
青崩隧道の横から、
斜面を下りて行きますよ
ここは、相当、ヤマビルがいるようなので
ヒル下がりのジョニー吹きまくりました
けっこうな急勾配でした
浮石も多くて、下りは苦手〜
(photo by.ヒデさん)
玄倉川に下り立ちました
(photo by.タッキー)
一応、ヒルチェックしましたが、
ついてなさそうな感じで、ひと安心
正面に、青崩第一洞門
さっき通ったところ。
ここから見ると、なんか神殿のようにも見えて
かっこいいなぁ
ではでは、遡行開始〜
流れが曲がるたびに
景色がガラッと変わるから
それがまたすごくいいんだよねと、ヒデさん。
いやー、めっちゃ楽しみ
いままでずっと蒸し暑かったので、
水のなかザブザブ歩くのが気持ちいい
(photo by.ヒデさん)
少し進むと、
大きい岩が目立つようになってきました。
(photo by.タッキー)
天然ブランコしようと思ったら、
長すぎて地面に着いちゃったよ笑
(photo by.ヒデさん)
わー
水が青くて綺麗〜
たまりませんな
ここは、玄倉川本流であり。
そして、この日
上流の玄倉ダムが水門開いてたこともあって
水量は多いようでした。
流れが早いので、渡渉は緊張します
少し流れが穏やかになったブルーの淵で
気持ちよさそう〜
そして、めっちゃ楽しそう
そして、この日の目的地である
支流の沢の手前まで来ました。
せいちゃんは、本流を横切る作戦。
私は、『あれは無理だわ・・・』と思ったので、
岩場をへつりました
(photo by.ヒデさん)
チラっ
滝が見えてきたよーーー
滝手前のゴルジュもまた、雰囲気いい
ここは階段状になっているので、直登
私もヒデさんのあとに続きます
(photo by.タッキー)
続いて、タッキーとせいちゃんも。
そして
↑モチコシ沢大滝
やっとお会いできました
かっこいいーーー
そして、大きいね
緑と岩に囲まれたこの空間で
こんなに美しく流れ落ちてるとは
一部、岩に隠れてしまって
全体が見えないところがまた、
あの滝の下まで行きたいという気持ちを
駆り立てるのですよね(笑)
・・・でも。
滝下に行くには、深い淵を越えなければ・・・。
みんな、荷物を持っていくのは諦めました
淵手前にザックをデポして
スマホだけ持って入水。
私もどっぷり浸かっております
(photo by.ヒデさん)
全身ずぶ濡れのこの状況で
スマホをどうやって持っていくか考えた結果。
ジップロックに入れて
帽子とヘルメットの間に挟みました
私のスマホ、大きいのでうまく収まらず、
ヘルメット浮いてしまって
頭長い人みたいになってました(笑)
前衛滝も直登〜よいしょーーー
(photo by.ヒデさん)
ふーーー
着いたー!!
って、ここまで近づくと
上の段が見えないのね
流れは左側に集中しているけど、
右側の細いツツツーとした流れも
アクセントで良き
岩場を登って少し高い位置から
滝下で遊ぶ3人と、モチコシ沢大滝さん。
おおおー
せいちゃん、いったねーーー
手前の淵を越えてくる時に
すでにずぶ濡れなので、
もう吹っ切れてるのよね(笑)
私も徐々に接近
せいちゃんに自分のスマホを託して、
撮ってもらいましたヽ(*´∀`*)ノ
『ゆかりん、もっと滝に近づいて!』
『上向いてください!』
近づいたけど・・・
水飛沫が目に入って、上は向けないッッ(笑)
ザバババババ
・・・楽しすぎるッ
タッキーも突入
ちょうど虹がでて、
虹の上に乗ってるみたいな写真が撮れた
あれ?そういえば、
ヒデさんは浴びてなかったなぁ
横顔もかっこいい
ここまで三脚を持って来れなかったので、
集合写真撮れないなぁ・・・と思っていたけど、
ヒデさんが岩場にうまくスマホ立てかけて
撮ってくれた
(photo by.ヒデさん)
タッキーが3人の写真も撮ってくれました。
(photo by.タッキー(ヒデさんのスマホ))
Rainbow
わかるかな?
手前の淵、帰りはスイスイ〜と
平泳ぎで戻ってきました
もう全身濡れてるんだもん。
遠慮して、端っこ掴まって戻る必要ないもんね
この淵、ヒデさんが前に来た時は、
こんなに深くなかったみたい。
泳げたらいいかなーと思って、
水に濡れてもいい格好はしていたんだけど。
まさか
このタイミングで泳ぐと思ってなくて
でも、めっちゃ楽しかったなぁ
あともうちょっと、つづく〜
☆アッチ沢の滝・モチコシ沢大滝
・・・神奈川県足柄上郡山北町玄倉