台湾では新暦と旧暦を併用
台湾ではいまなお、旧暦を
採用した行事が多いです。
新年は新暦の元日も祝日ですが
旧暦の春節をメインで祝います。
他にも○○の日というのは
祝日であるかどうかに関わらず
たくさんあって
日付を見る時は
新暦の○月○日
旧暦の○月○日
いろいろなパターンがあります。
たとえば、7月7日の七夕。
日本なら新暦ですが
台湾は旧暦の7月7日を
七夕(七夕情人節)としています。
ちなみに、これは夏のバレンタインデーで
今年は8月22日です。
冬のバレンタインデーは
新暦の2月14日。
七夕が年2回あるのは
さておき、旧暦、新暦を使います。
そして、父の日。
日本では6月の第3日曜日ですが
台湾は8月8日が父親節です。
語呂合わせ好きな台湾らしい
88=パパ。
これは新暦の8月8日です。
それから、お盆。
日本だと全国的に
新暦の8月中旬を採用されていますが
新暦の7月や、旧暦で行う地域もあるようです。
台湾では旧暦7月15日を
中元節とする
お盆に似た風習があります。
今年は8月30日です。
さて、今年の台湾父の日8月8日は
たまたま、立秋と同じ日になりました。
立秋とは二十四節気の13番目。
残暑は厳しいですが
秋へと向っていきますよ。
暦は単なる日付ではなく
昔であれば、農耕の予定表みたいなもの。
現代人にはピンとこないかもしれませんが
暦を意識してみると
自然界で生活している感覚が
よみがえってくるかもしれません。
中医学の古典「皇帝内経」に、
自然界を大宇宙とするなら、人間は小宇宙で、
互いに仕組みが似ていて影響し合う
「天人合一」という言葉があります。
「人は自然に逆らわず
生きていれば健康でいられる」
という理念につながります。
暦からの「天人合一」
皆さんの豆知識になりましたでしょうか?