とりあえずは。。。 | マットのブログ

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旦那が会社の車で出勤なので、遅くてもいいという事で

鍵かけは任せて、子供達の後すぐに家を出ました。


いつもの電車だったので、駅で待ってたらしゅん君ママが後から到着。

母の事を聞いてもらいました。


それでだいぶ気が紛れたけど、

いざ名古屋駅で一人になって、地下鉄に乗ったら

不安になってきた。。。



10時よりもだいぶ早く、9時15分には着いてしまいました。

姉からメールで母の病室は聞いていたので、

とりあえずのぞいてみたけど、、、

酸素マスクこそはしてなかったけど、

半分もうろうとしたような感じで、

時折首を横に動かしている母を見たら、

涙が出てきた。。。



なんとか隣のベッドで作業していた看護士さんに

「話しかけても大丈夫ですか??」


「大丈夫ですよ~ さっきも先生の問いかけにちゃんと目を開けて

うんうんって反応してましたので」



ちょっと涙を拭いて、深呼吸してから母のベッドの横に行きました。


「おかあさん」

ささやくような声で話しかけたけど、、、反応なし。

何度か繰りかえしたけど、、、なにか、ねぼけているような

夢を見てうなされているような感じでした。



そっとしておいた方がいいかなと思い、待合室に一人で居たら、

9時半に兄が到着。


兄と一緒にまた母の顔をのぞきましたが、反応なし。。。



兄と待合室に居たら、姉が到着。

「昨日見た時よりは顔色が良くなってる。昨日はなんか痛そうにうなってたけど

それも無いし、だいぶ落ち着いてる」と姉が言いました。



10時前に父と叔母が到着。



ソーシャルワーカーの方が来て、

「今から首のCTを撮るので、その後先生からお話があるので

しばらくお待ちください」



待ってる間、昨日、母が階段から落ちた状況、

その後病院へ来てからの事を話していましたが、

父は、母がただちょっと頭を打っただけで、

そんなに大きな病院へいく程じゃないと思ったから

家の近くの中規模な救急指定病院へ行ってくれと頼んだそうです。



でも、、、頭って、、、頭を打つって、

やっぱり、どんなに軽くでも心配だと思うんだけど、、、


どうして、大きな病院へ!!って言わなかったの???と

父を、私も兄も叔母も責めてしまいましたが、

済んでしまった事を言っても仕方ないですよね。。。




ようやくお呼びがかかり、外来診察室へみんなで移動して

先生の話を聞きました。

母が上体を少し起こされてベッドで寝てました。

母の顔はかなりむくんでいるように見えました。



目を開いて、私や姉、兄の顔も見ていましたが、

「◯◯もいるよ!!」と姉が私の事を言ったので

「◯◯だよ。お母さん!!」と笑顔で母の顔を見ると

「う~ん」とちょっとだけ笑っているような表情でした。



「名前は?名前は言えるかな?言ってごらん!!」

先生の問いかけに母は、


無理矢理笑顔を作ってるような表情で、

すっごい何か言いたそうな感じは伝わってくるんだけど

声にならない、、、言葉にならない

そんな風に私は感じました。


なにか、言いたいのに、うまく言えない、

でも、訴えようとしている、、、

そんな感じでした。


「舌を出してごらん!」と言われても

舌も上手く出せてない状況でした。




その後、多くの看護士さんが周りにいる中で

先生が説明してくれましたが、

私たちが一番心配している脳梗塞かどうかは、

MRIを撮ってみないとわからない、

ただこの病院にはMRIはないし、

撮るにも予約を取って、すぐやれるかどうかはわからない。。。

と言われました。



兄も、父も、なんで喋れないのか? 脳梗塞ではないのか??

と、特に気性の荒い兄はちょっと詰めよりそうな勢いでしたが、

先生は、「それは今はわからない、もうちょっと様子を見ない事には何とも言えないし、

脳梗塞かどうかはMRIでないとはっきりとは判断できない」


と言われました。



その後、一旦母は病室に戻され、私たちも母の顔をのぞきましたが、

「お姉ちゃんだよ。お兄ちゃんだよ。◯◯だよ。わかる??」と

母に問いかけても、

「う~ん う~ん」と

かすかにうなずくだけ。。。



ほんとに解ってるのかな? なんかわかってない感じだよね??

私たち兄弟は同じ事を思いました。




点滴が刺さってる手を時々気にしていたので、姉が

「酸素を送ってるんだよ。」と説明したけど

昨日の今日で、たぶん本人は

なぜ、病院に自分が居るのか?

それとも、ここが病院だってまだ理解できてない状況なのかも知れません。




待合室に、ソーシャルワーカーさんが来て、

MRIを撮るのに、そこの場所へ行かなくては行けない事。

そして、予約は一番早くても来週の水曜日しか取れない と言われました。



私たちは、

本人が解ってないような気がするし、言葉がでないのが気になる。

そして、何よりも、

仮に脳梗塞だった場合、MRIの検査が1週間後しかできないなんて、

1週間も放置しておいて大丈夫なのか??

という事を伝えました。

1週間後しかできないのなら、他の大きな病院に転院して

診てもらう方がいいのではないか?と。




ちょっと先生に聞いてみますね

と言われて待っていたら、

たまたま待合室で話を耳に挟んだおじさんが

「みんな日赤でもM大でも、受け入れ拒否されて、

ここ来てるんだよ。ここで、ちょっと状態が良くなるまで診てみらって

それからやっと受け入れてもらえるんだよ。

結局は、大きな病院行っても、長い事待たされて、たらい回しされるんだよ」


と病院の裏事情をちょっとだけ詳しく話してくれました。

このY病院の先生も優秀だから、

焦らずに、先生に任せておけばいいって言う事が言いたかったのかなと思いました。






その後、わざわざ副院長先生が待合室まで来てくださいましたが、

姉の義父がM大病院で入院した事が何回かあるので、

紹介してもらえないか?と聞くと


「M大病院の事はよくわからないし、こちらは頼む方だから無理は言えない

ただ、どこかの病院に知り合いがいるとか、なにか伝手があれば

そちらの方がいいです」と言われたので、

姉が義父さんに聞いたら、

病院に直接行って聞いてくれる事になりました。


それに、父も母もM大病院には、父が認知証では?と疑った時に

かかっているので、診察券があるはずと思い、

姉と父と探しに行こうとしたら、

すでに時間はお昼の12時を過ぎたところだったので、

空気を読めない、マイペースな叔母が

「あんたはおればいいじゃん。一緒にご飯食べにいこうよ」と

誘ってきたけど、とてもそんな心境じゃない。。。


兄だけ叔母に付いていって、私は母の診察券を一緒に探しました。

父があるはずと言っていた母の財布の中には無く、

私が母の机の引き出しで診察券を発見!!!

良かったぁ~。。。



とりあえず、また診察券の番号を伝えて、病院へ戻りました。

義父さんが話をつけてくれて、

紹介できるように頼んでくれると言われ、一安心。


で、こちらの病院の先生に直接、M大病院の緊急外来に

直接電話で話をしてもらう事ができました!!


が、、、、

ちょっと希望が見えてきたね! と話していたら、

ソーシャルワーカーさんが来て、

「今先生が話をしてくださいましたが、今ベッドの空きがないのと、

MRIの予約もいっぱいですぐには無理だそうです。」

と言われました。。。


が、「先生が、H病院なら紹介できるかも知れないので話してみましょうか?と

おっしゃってます」


M大病院が無理なら、もうそれに頼るしかありません!!

先生にお願いしました。



またしばらく待っていたら、

「H病院で受け入れ可能だそうなので、救急搬送という形で

今から救急車で搬送します」


良かった。。。

「直接、先生が電話で話をされていたので、MRIがいつ取れるかは私には

ちょっと今わかりません」


でもとりあえず、大きな病院で診てもらえる!!!



兄の車で、姉だけは救急車に乗せてもらう事にして、

母が救急車の乗せされるのを確認してから先に出ましたが、

途中で追い越された。。。

やっぱ、救急車は早いね。



脳外科 に案内されて、

処置室から聞こえてくる声を待合室で聞いてましたが、

「名前言えるかな? ◯◯さん、お名前は?歳は??」


という先生の問いかけに

母の小さな声はなかなかこちらには聞こえてこなかったです。。。




しばらくして、診察していた若い男の先生から説明が。

どんな状況で倒れたか?

前にもこういう症状や予兆はあったか?

Y病院から渡されたCTの画像ではやはり問題はないこと

を言われました。


私と姉の印象では、先生の顔色から判断して

やっぱ、、、脳梗塞???


という不安がよぎりました。



その後、

「今から、緊急にMRIを撮ります」

と言われた!!!



今から?? 今すぐに??


良かった。。。。ここに来て、ほんとに良かった。。。





その後、待つ事、20分ほど。。。


再び、今度はMRIの画像を観ながらの説明を聞きました。

「頭のMRIと、念のため、首の脊髄のMRIも撮りました。

その結果、頭の中で出血しているとか、脳に損傷、脳挫傷になっているとかは

無いです。 で、脳梗塞でもないです。」






よ、よ、良かった。。。




ただ、血糖値もかなり高いし、糖尿もあるし、

肺もかなり黒いので、呼吸が苦しくなったりとかの症状もあるし、

体全体的には悪いです。

ただ、頭の中、脳には問題はない

との事でした。


ただ、

言葉が出ないというのは、頭を打った後によくあるんですか?

という質問には

「それはほとんどないです。だから、なんで言葉が出ないのか、

名前が言えないのかは正直原因がわかりません。

でも、こちらの問いかけに わかりました とか はい

とは答えるので、全く記憶がないとか

状況がわかってないというのではないと思います

ただ、これが脳しんとうによる一時的なものかどうかは

今後様子を見守っていくしかないです。」


と言われました。


とりあえず、H病院の脳外科的には

脳に問題がない以上、

脳外科で入院する必要もないので、

またY病院に戻って治療を続けるという事を言われました。




え??また戻るの???



その後、しばらくいろいろ手続きやら、会計の計算で待たされ、

また救急車で救急搬送してもらう事になりました。



待ってる間、先生が改めて「名前言える??」と問いかけてましたが

その後、姉が近くで見ていたら

「笑ってないで答えてよぉ~」と看護士さんが笑っていたそうです。



で、Y病院の方では、

再入院ではなく、他の病院に検査に行ったという形をとってくれたようです。



こちらの無理なお願いを、

Y病院の先生が特別に手配してくださったのか?

とにかく、こういう形で、

急に病院を移して、

緊急にMRIを撮ってもらって、

また救急搬送してもらった

というのは、まれな事のようです。





とにもかくにも、

あと1週間も不安な気持ちで待たされるはずだったMRIを

すぐにやってもらえた事。

そして、心配していた脳梗塞では無かった事。



これでかなり、安心する事ができました。

ほんとにほんとに、先生方、看護士さん、

ソーシャルワーカーさん、ありがとうございました!!!



とりあえず、元の病院に戻った母の顔をのぞいたら、

だいぶ意識がはっきりしてきたなと感じました。


「◯◯だよ。わかる??」と改めて聞くと

にっこり微笑んで、いつもの母の笑顔で

言葉にはならないけど、うなずいてくれました。




ただ、午後からちょっと微熱があり、

H病院で計ってもらった時は38度ぐらいだったようなので、

肺炎にならないか、抵抗力が落ちているので気がかりです。。。



保険証を持って改めてH病院に会計に行ってた父と兄が

Y病院に戻ってきて、

ちょっと母の顔を見て、

私も自宅に帰ってきました。



子供達は義父、義母が面倒みていてくれて助かりました。

義母にも何度か電話で連絡して報告済みだったけど

とりあえず安心しました。




明日からのバイトは行く予定ですが、

11時からなので、

今日みたいに早く出て、

母の顔を見てから行こうと思います。



母はとりあえず今すぐ様態が急変するというわけではないらしいですが、

今日一日、慌ただしく状況が替わる中、

父だけが、M大病院に行くものだと思っていたらしく、

兄の車でH病院に連れて来られると

「あれ?? M大病院じゃないのか?」


完全に付いてこれてません。。。

先生の説明も、後からまた質問して、

兄に「もういいから!!」と止められ。。。


「耳がよく聞こえんからなぁ~」と言ってましたが、

耳だけのせいじゃないよな。。。?

母よりも、父のボケの方が心配です。

ほんとに、ほんとに認知証じゃないのか??




昨日の今日で、かなりバタバタしていて、

今冷静にブログ更新しているのが不思議ですが、

こういう一大事な時こそ、冷静な時に

記憶が薄れないうちに残しておきたいと思いました。

長々と読んでくださった方々、ありがとうございました。


母の回復を信じ、心を強く持っていきたいと思います。