村上 春樹 街とその不確かな壁 | ryumideeのブログ

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村上 春樹さんの「街とその不確かな壁」を読みました。



村上さん、今年4月の作品。

600ページを超える長編なので💦

読むのをずっと後回しにしていましたが、面白かったーー


この本は、1980年に文芸誌に発表した「街と、その不確かな壁」という中編小説をもとにしているそうで。書き直そうとずっと思っていたそうです。

そのためか、日本だけでなく書籍化されていないとの事。

ファンタジーとSFパラレルワールドの要素を含んだ、面白い本でした。


お話は、、


十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。

彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。

自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。

村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。


面白かったです。

1982年の「羊をめぐる冒険」ともストーリーがリンクしているそうで。

昔、読んだと思うんだけど💦思い出せないので再読してみよう。

壁を作るというのは人の心。出るも入るも自由なのかな。


その本に音楽をならそう♫

本の中で出てきた喫茶店で流れていた一曲。

デイブ・ブルーベッグカルテット「Just One Of Those Things」