13時過ぎ、ようやく午前の撮影が終わった。やっと昼食である。昼食は、ロケ弁と言う物で魚の弁当と肉の弁当の二種類が用意されているが何故か用意されている飲み物はお茶でなく缶コーヒーだ。
寒いため建物の中に移動して弁当を食べる。控え室らしき部屋は女囚役の劇団員が入っている為、我々は建物の廊下で食事していた。空腹のためとても美味しい。他の人たちは朝3時に朝食を摂ったらしいく約10時間ぶりの食事だ。食事をしながらタレント事務所のエキストラの方々と話しに花が咲く。
30~40分の短い休憩が終わりスタッフが呼びに来る。
準備を済ませ再び撮影現場に戻る。午後はほとんど私達男看守のエキストラの出番がない、ただ、周りと話しているだけだ。撮影現場にいることに慣れえた私達は海を眺めたり座禅を組む人もいる。カメラの裏では基本的にはタバコを吸おうが寝ていようが自由だが油断をしていると他で撮影しているカメラが急にターンして裏にいる我々が映ってしまうので注意が必要だ。カメラがターンして来たらみんなで映らないようにカメラから逃げる訳だ。(よくバラエティー番組でいきなりカメラがターンした時、裏にいるスタッフが慌てて逃げるような感じだ。)そんな風景もなんだかとても楽しい。
油断してカメラに映りそうになり逃げ回ったりしている私たちエキストラや出番待ちの女囚役の人たちがいる中でも撮影は進められている。やはり女囚が土嚢袋を持たされ歩き回っている。すると、また、一人の女囚が倒れ男看守に蹴り飛ばされ女刑務官にムチで叩かれている。それを周りで見ている他の女囚(主演:加賀美早紀さん)が女刑務官(中島宏海さん)に
と言って、言い争いがはじまる。女刑務官の振り回すムチは、実際当てないようにしているのだろうが多少は当たっているに違いない。
12/22 ジーダスよりDVD発売 『檻 女囚 麗華 収監』と改め。