Dr.コトー診療所 2巻まで読んで | 猿の残日録

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いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

TVで相棒が気に入ってたので、原作の漫画を借りてきたが

北の国からの 吉岡秀隆さん(46才)主演以外は

話で聞いていただけでした      見たことが無い

 

のんびり漫画でも読もうと借りてきたが

本の内容が、シリアスで思い出すこともあって、なかなか進まない

 

医者のことは、同級生の5人に1人が医者なので

その限界も能力も、そのバラつきも想像がつく

 

先日、どうしてあの病院にしなかったのですか

と聞かれて、今、どうしてだろうと

思い返している

 

10年以上前、救急病院で運ばれたのが、ここだった

距離的にはいくつか病院があり

希望すれば転院できたはずだが

本人が希望しなかった

 

希望しなかった理由は、

昔人間で、医療に期待をしていなかった

医者を信じていなかった

わがままだった

どれもかなり当てはまる

 

かかりつけ医は信じて頼っていたが

そこから先は、運命を信じるようなところがあり

病院のこと、病気の事、気にしていなかった

 

なにより大きいのは、私がまったく関わってなく

それは身体の具合を聞いても、はぐらかされて

まともに話が出来なかったからだが

何も教えたくなかったのだから、どうしようもない

 

してあげられることはいくつもあったはずなのに

兄弟にまかせ、兄弟はできる範囲で

それは私にはかなり思うところがあるが

自分ができないことをしてもらっているのだから

任せている私に言えた話ではない

 

自分で世話しようと思ったが

部屋の造りが、同居に向いてなかった

通勤しながらは風呂も遅く、寝室のそばの風呂では

使えない

 

運命なのかと思うが、変えられることもあったろうに

寿命は最初から決まっていると思わないと

これはやってられないので、そう思うようにしている

 

離島に生きるということは、医療の面で大変なことだが

それでも離島に生きる人は何を思うのだろうか

離島でなくても生きられる人もいるというのに

 

健康面に不安が出たら離島を離れるのだろうか

そんな時間の余裕も無く、そのままでいいと思うのだろうか

 

私は、離島の生活に憧れてきたし、亡くなる人の話も聞いた

沖縄本島であれば助かる命もあるだろうし

いや、沖縄本島でなければ助かる命もあるだろうというのが

本当のところではないか とも思いつつ

 

では、大都市なら助かるのかといえば

やはり、人の運、それはわからないのである

確率が多少上がるだけ

 

そんなことを考えながら読むので、あちこちで止まってしまい

のんびり漫画ではなくなっているが

読めてよかった本ではある