長生きしたい人は「鏡」を見なさい 南雲吉則 | 猿の残日録

猿の残日録

いろんなことがあるが、人生短いから前だけを見たほうがいいですよ。江原啓之 今宵の格言

 

参考になったところを抜粋しています
鏡も寝室に欲しいと思いました

 


トヨタホームの寝室の鏡です

 


検診の数値より見た目が大事
まずは家の鏡で自分をよくご覧になってください


すべすべ肌とウエストで血管年齢がわかる

肌の状態とウエストの状態は全身の血管の状態を示す
すべすべ肌とキュッとくびれたウエスト。これが動脈硬化の指標

皮下脂肪は断熱材、内臓脂肪は内臓を守る発熱物質

内臓脂肪を豊富に持っているのは、オスの動物と赤ちゃん
人間でも赤ちゃんが震えているのを見たことないでしょう
それは、赤ちゃんが内臓脂肪の塊、メタボだからです

冬眠するメスのクマのお腹の中には赤ちゃんがいます
赤ちゃんの体温によって自分の体温を維持しています
メスは赤ちゃんをお腹の中に収めるためのスペースを
空けておかなければなりません

だから、人間でも、女性は内臓脂肪が男性ほどはつかず
皮下脂肪型なのです

閉経後はおなかのスペースを空けておく必要がなくなります
卵巣からの女性ホルモンがでなくなったかわりに、副腎から
男性ホルモンが出て、体が男性化しますので、ウエストのくびれに
注意しなければなりません

発熱物質である内臓脂肪は、冬の寒い時期に一時的に溜まるのは
仕方がないと思いますが、1年365日、肥満という状態で過剰に存在して
体内で燃え続けるというのは、動脈硬化をどんどん進行させ、心臓病や
脳卒中のような命に関わる病気を発症する原因になります

第二の心臓を使った運動がベスト

人間の心臓は手や足の末梢に向かって血液を送り出します
ところが末梢に血液が届いても、それを送り返すようなポンプは
ありません
その代わりをするのが、ふくらはぎの筋肉です
ふくらはぎの筋肉が弛緩したり緊張したりすることで、ポンプ作用が
働き、末梢に溜まった血液がどんどん心臓に向けて送られていくのです

飛行機の中で起こりやすい「ロングフライト症候群」
(以前はエコノミー症候群でした)は、歩かないで同じ姿勢のまま
長時間、じっとしていることで起こるもので、手足に流れ込んだ
静脈中の血液が循環できなくなって、ドロドロになるのが原因です

それが長い時間にわたると「深部静脈血栓症」といって、静脈の中に
血栓ができます。これが肺に飛ぶと肺塞栓です。
命に関わることもあります

ですから、私たちはこまめにふくらはぎを使わなければいけません
そのためにはなんといっても歩くことが大事です
買物は徒歩か自転車で行くことによって末梢の血液がどんどん中央に
送り返され、体中の血液循環がよくなります
心臓に負担をかけることはありません

髪の状態はストレスのサイン

皮脂を除去してしまうと、体はあわてて皮脂を補充しようと
アンドロゲンをせっせと分泌します
アンドロゲンは転換酵素によって「薄毛ホルモン」になるわけですから、
これが脱毛の原因になります

はげる本当の理由は、皮脂ではなく、ストレスと洗い過ぎにあるのです。

空腹時に「若返りホルモン」「若返り遺伝子」が働く

若返りのために効果があることは三つしかありません

「空腹」 「完全栄養」 「正しい睡眠」 です

おなかがグーッと鳴ったとき、「成長ホルモン」が出ます
このホルモンは脂肪を燃焼させます
荒れた肌や消化管の傷を修復してくれるので、
別名「若返りホルモン」と言われます

また、おなかがグーッと鳴ったときは「サーチュイン遺伝子」
が働き出します
動物が飢えと寒さにさらされたときに発現する遺伝子です
あらゆる動物で、食餌の量を4割減らしたところ、寿命が
1.4~1.6倍長くなったというのです
サーチュイン遺伝子は若返り遺伝子です
体中の細胞の遺伝子の傷ついた部分を修復し、
病気や老化から私たちを守ってくれます

食事量を4割減らす、つまり、腹六分目は若返りホルモンと、
若返り遺伝子のダブルの効果が期待できます

腹六分目を達成するためには、ベストは「一汁一菜」です
ご飯茶碗とみそ汁のお椀、そしておかず用の皿の3点に制限
するだけで食事の量とカロリーは最低でも2割減ります

「おなかが鳴ったら食べる」が大原則

はっきり申し上げれば、いまメタボの可能性のある30代以上の
男性と、閉経後の女性では、1日3食とる必要はまったくありません

おなかがグーッと鳴ったら食べればいいのです。
おなかが鳴るというのは、エネルギー不足になっている合図です
蓄えられていた内臓脂肪が使われて、いわゆる「ガス欠」の状態に
なっている合図です
内臓脂肪が必要以上に蓄えられているときはおなかが鳴りません

食材を丸ごと「完全栄養」をとる

ある食材の一部ではなく、丸ごと全部いただくという「丸ごと栄養」を
心がければよいのです
栄養で大事なのは、量ではなく「バランス」です
理想的には、私たちの体を構成しているすべての栄養素を、
その構成比率と同じ比率でとることです。
これが100%の意味での「完全栄養」ですが、
これになるべく近づけるためには、食材を丸ごといただくように
しなければなりません

イワシやアジ、シシャモやシラス、小エビなど、
「頭ごと、腹ごと、骨ごと」食べられるような小魚を丸ごといただく。
それが完全栄養ということになります

同様に、野菜を食べるのであれば
「葉ごと、皮ごと、根っこごと」を心がけてください。

空腹なら「スーパーライスボール」を

玄米を1合炊きます 玄米は田にまけば稲になります
完全栄養です
そこに煎った白ゴマを入れます
できればこの白ゴマに、サクラエビとシラス干しを混ぜ、
一緒にフライパンで煎ったものを入れます
ゴマも、サクラエビも、シラス干しも玄米と同じように完全栄養です

そこに梅干しを小さく切って皮ごと入れます
塩昆布を入れます
それらをよくかき混ぜて、ラップで包みます

私の一日から ~朝起きて出勤まで~

朝、起きると、バスルームに向かいます
朝にシャワーを浴びる習慣があるのです

ドライヤーでヘアスタイルを整えて自分を作り上げます
ここで改めて、鏡の中の自分と向かい合います
「おはよう!」と、大きな声であいさつします

引き続いて鏡の自分を、「今日もいいぞ、イケているぞ」
と励まします。疲れがとれていないときは、
「今日は疲れているから、肩の力を抜けよ」と
アドバイスしてもいいでしょう
そうやって自分と対話することが大事なのです

シャワーの後、表情筋トレーニングとボディランゲージを
毎朝、行っています
起床時間は最近では午前3時です
本や論文の執筆など、クリエイティブな仕事は出勤前の時間に
集中してこなすようにしています

~帰宅から就寝まで~

帰ったら、スーツからパジャマに着替え、風呂に入ります
または先に食事をすませることもあります
これはすべて副交感神経を優位にする、すなわちスイッチを
OFFにする作業です
この作業をしないと、ONとOFFのスイッチが切り替らないので、
ストレスがなかなか解消されません

もし、仕事をするのであればスーツのままが基本です
仕事が終わったら、風呂に入るなり、パジャマに着替えるなりします
そういうふうにして、ONとOFFの切り替えをはっきりさせることが必要です
OFFになったら、鏡の前でフーッと息を吐いて、リラックスした自分の顔を
もう一度チェックしています
おkのときは、姿勢をチェックしたりするのではなく、
「お疲れさま。明日もがんばろう」と自分をねぎらいます

夕食後、眠くなったら、すぐに布団に入って爆睡です
食欲がなければ何も食べずに布団に入ることもあります
なまじ甘いものを少しでも食べれば、インスリンば分泌されて
よけいおなかが空くので、何も口にしないほうがいいのです

                

 

 


今日のお昼
ロコモコ丼、焼きそばとサラダ1つは追加

朝かお昼か、どちらかで食事を減らそうと
思うようになりました
あまりお腹が空いてない時もあるからです