1.17。御影クラッセ。追悼コンサート❗ | 琉球國祭り太鼓 京都支部

琉球國祭り太鼓 京都支部

「琉球國祭り太鼓」は創作エイサーの団体です。1982年に沖縄市で結成されて以来、沖縄が大切にしてきた「迎恩」の心を打ち響かせてきました。
京都支部は2001年に結成され、2021年9月12日をもちまして20周年を迎えました。

去る1.17(日)。
阪神淡路大震災から21年目のこの日。
兵庫の御影にて行われた追悼コンサートに京都支部から5名で参加して参りました。

去年も、同じ場所にて追悼コンサートに参加させて頂いたのですが、
街は何もなかったかの様な賑わいを見せ、震災を知らない世代が増え、震災があったのも嘘の様な日常が送られていますが、あの日、大切な人を失った方々の悲しみは消えることはなく、今でも悲しみを胸に抱えたまま毎日を過ごされている事を知りました。

テレビや新聞等でとりあげられる中、
その地に実際に行き追悼コンサートに参加したことで、テレビや新聞等で見ていた時とは全く違う気持ちになりました。

この時期はほんとに寒く、
野外での追悼コンサートなので、上着を羽織っていてもとても寒く、その寒さを身をもって感じた時に、震災直後はライフラインも使えず、寒さと悲しみと、今後への不安もあった中、それを乗り越え今があるんだ、と思いました。
そして、演舞後。
「力を貰いました。」「元気になれました。」「勇気を貰いました。」「笑顔になれました。」そう言ったお言葉を沢山かけて頂き、参加して良かった、と強く思いました。
なので、今年もこの場所に来て太鼓を打ちたい、と思い参加させて頂きました。

今年。
主催したのは祭り太鼓兵庫支部の皆さんです。
追悼コンサートが終わり、それぞれ参加者様からの挨拶があり、これまでのコンサートを主催していた方が挨拶の中で、
「4年間このコンサートを主催しておりましたが、やりきりました。」と、お話をされました。
震災の大変さなどを思い返すきっかけとなっのが去年。
そして、今年。
その方が話した、「やりきりました」
の一言に、そう言った取り組みを誰に言われる訳でもなく行ってきたその努力と、根気と、何より震災の事を忘れて欲しくない、と言う強い思いを感じ、その様な取り組みをしてくれる方々が居てくれるお陰で、実際に私も考えるきっかけとなったので、その取り組みが当たり前に行われている訳では無いことに気付きました。

そうやって、次の世代や、次の人達。
その思いを引き継いで取り組んで行くことの大切さ。
きっと、21年と言う時の中で、それが繰り返され今があるんだろう、と思いました。
同時に、今回の追悼コンサートを主催し取り組んでくれた兵庫支部の皆さんの思いに、感激しました。

そう言う事に鈍感にならず、
何か出来ないか。
何が出来るのか。
考える事もまた、今後を生きていく私達にとって大切なことなのかな、と
感じました。

そして、誰にでも出来ること。
元気に毎日を過ごせる事は当たり前ではなく有り難いこと。感謝の思いを持てる様になること。
防災意識を高めること。
そう言った事から少しずつ取り組んで行けたらいいな…。


亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。




↑参加者全員で。
皆様、ありがとうございました。


以上。澄子でした。