質問はもうしないとしても・・・

本題はここからであることは、当然互いに知っていたのでした。

 

 

 

「そして、あなた、龍子さん、だからどう思いますの?」

 

 

きました。突然。

 

 

 

「そうよ、これはあなたが龍子として生きている現世において、最大かもしれないくらいの、一大事の始まりだわよ」

 

 

何の確認も入りません。

 

 

 

「これは、上級巫女の私たちが、いよいよ自主的に動かねばならないときがきたといっても、過言ではないくらいの、大問題だわ」

 

 

 

潜在意識を読み取っている上級巫女たちが、龍子に訴えかけるのその内容が何かは、当たり前のようにわかっている私、龍子でした。

 

 

 

 

「いよいよ、天照大神様のために、わたくしたちが、動かねばならないときが来たようですわね」

 

 

 

「ええ、だいぶ久しぶりに、おお仕事のような気がいたしますわ」

 

 

 

なんだかちょっぴり、これでも言葉を選んで話しているような、そんな気配がある上級巫女たちは、共感し合う会話をある程度まで進めると気が済んだように、じっと、皆様で龍子をみつめるのでした。

 

 

龍子

 

 

 

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とても静かで落ち着いた場所にあります。

茨城県の酒列磯前(さかつらいそさき)神社。

 

 

呼ばれたと思います。

呼ばれたときは、ほとんど参拝者がいないのです。

 

 

ほとんど人影ない状態で

神様との対話が許される、贅沢な時間を頂戴しました。

 

 

 

 

雨は降ったりやんだりの早春の日。

 

 

 

私の道を遮るものは、何もない。

 

昔、京都の貴船神社でも同じような空間を体験しました。

 

 

 

 

「なんで動かしたかな」

 

そう残念がる思いが聴こえてくる、海へと続く道。

 

 

この神社の歴史と関わるメッセージのような気がしています。

 

 

龍子

 

 

 

 

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半ば説教めいている、彼女たちの主張は、大変に心地よく、もう少し「ちくり」がほしくて、ちょっと言い返してみました。

 

 

 

「でも、その下世話な話を聴いて、素直に『そうなのですね。勉強になりました』って、感心する清い心の方々もいらっしゃるのですよ」

 

 

 

ふふ。速攻反論が余裕で飛んできます。

 

 

「もう、からかうのをおやめになさって。私たちをおちょくっている、あなたのその余裕に、私たちはどこまでお付き合いしなくてはならいの。京都貴船の龍様、直々の御子でなかったら、あなたのことは、天空へと背中を押したくなるわねえ」

 

 

 

「まあまあ・・・確認したいのでしょうから、お答えしましょうね」

ベテランのベテラン上級巫女が、さらなる余裕でほほえみ回答してくださります。

 

 

 

「結局、私たち上級巫女は、上のために存在するのです。下に向けて何か理解を求めるようなことは、してはならない立場なのです。

また、下も、必要以上に私たちに興味関心をもって、覗き見るようなことはしてはいけないのです。しようとしても、まがってゆがんで見えるだけで、真実は見えないようにできているのですよ。

 

だから、そのしくみに従って生きていくことが、互いに誠の人生において、『美しい生き方』というものなのです」

 

 

 

「知性は表面意識のなせる機能。『知りたい』は、表面意識の世界。潜在意識の中で生きる私たちは、そうした『知りたい』の欲望を満たすための存在ではない、つまり、表で使われる存在ではないのです。それが、私たち上級巫女の存在なのです。

 

その証として、今までの歴史でも、私たちの存在は、歴史文献にあるようでないのです。書かれても書かれても、私たちは彼らの中から消されていくように、できているのです」

 

 

 

 

 

・・・・何にもこわくない超能力的な存在が、語り続けます。

もういい加減、何かこのことで、質問をするのはやめようと、本気で思い始めました。

 

 

龍子

 

 

 

 

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「ねえ、龍子さん、自分が相手にすべき人を、あなたは、本当に心得ているの?」

 

素朴にずばりと質問がきました。

 

もうそれがすべての答えでした。

 

 

「そうよ。わたくしたちの視点を、本来のところに戻して時間を過ごすべきだわ」

 

別の上級巫女が添えます。

 

「ねえ、もういい加減わかっているでしょ。人は平等ではないの。もっといえば、平等ではないことがすべての人に、平等に与えられているの。もうわかっているでしょ。なぜ、それを受け入れないの、あなたは」

 

 

・・・段々龍子への説教になってきました。

 

 

 

「そうよ。巫女がどのような着物をまとっているかと、どのように一般庶民の皆様に思われていようが、私たち上級巫女には、何ら関係のないことでしょ。私たちの視点は、現代日本で庶民として活躍している魂たちに向けられるようには、できていないのですから」

 

 

 

 

「つまり、庶民の皆様がどのような、赤と白の和装だかなんだか・・・何か固定概念をもっていらしたとしても、また、何かひとつの限定的なイメージに固めようとしていたとしても、それはそれ。否定するも高く評価するも、そこに感情を働かせるもしないも・・・私たち上級巫女のすべきことではないわ」

 

 

 

 

「おっしゃるとおりよ。私たちは、上級巫女として神様と天皇家の皆様のためにだけ、この立場と存在が許されているのですから。その範囲を超えて、何かものを申したり思ったりすることは、まさに邪気邪念のすること。筋違いですもの」

 

 

 

 

「そうよね。まさにそれは、越権行為だわ。だめよ。あなたも実はわかっているのに、いったい何を求めて、そうした表面意識で固められた邪道な質問を私たちになさるの。何だかあなたの話は、まちがった『共感』と『承認』を求めていこうとする、現世ならではなの、きわめて醜いエゴの香りがすることよ」

 

 

 

 

「そうよ。ただちに、そのわけのわからない『何でも知ろう』、『追究しよう』、『わかりあおう』とするエゴをお捨てあそばせ。それはかえって、民として生きる魂の皆様の領域を荒らすことになり、無礼というものですことよ」

 

 

 

「そうそう。そうだわ。そうした『話せばわかる』、『知れば理解し合える』系はもうおやめなさって。わからないように神様がおつくりになっているのだから、それに委ねて生きるべきだわ」

 

 

 

「本当にそうよ。立場役割が違うからこそ、相互関係を築けるわけですし、互いを必要とできるわけですわ。そして、必要以上に介入することはしない。そして、尊敬し合えるという真の信頼と平和があるわけですわ。私たち上級巫女は、その世界で生きる道のみが許されているのですから」

 

 

 

「もっと、下世話に言えば、こうよ。上級巫女は、そうした赤白の和装だけに限らないんです。絹の上質な羽衣を身にまとっているのが普段着で、それ以外は、神様のご命令にしたがってどのような衣でも、身にまとうし、ときに裸でもいます・・・なんて言っても、通じない人たちには通じないのよ。通じさせる必要もなくてよ。だから、あなたのその私たちの思いを確認しようとする質問は、無意味で邪念にあふれている醜い質問だわ」

 

 

 

 

・・・・確かに。

 

 

彼女たちは、本当に魂のエリートで、かつ、感性に正直な女性らしい女性たちです。

経済活動とまったくかけ離れた階層社会に生きる存在でした。

 

 

 

経済社会、民主主義がメタ理論となっている社会で、教育を受け、過ごし過ぎた龍子の固定概念を、思いっきりに、ぶったたく彼女たちの発想は、少なくても現代社会の(感覚値)95%以上の人が、適応しないことがわかります。

 

 

 

そして、とても心地よい世界です。

 

 

 

龍子

 

 

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せっかくなので、

ノリノリの上級巫女たちに、訊ね続けてみました。

 

実際のところ、身にまとうその衣については、どうなのかと。

 

そうすると、

「あら・・」っと、彼女たちは、ぴたっと止まり、こちらを振り向いて答えてくれるのでした。

 

それまでの、楽しそうに絹の羽衣をなびかせるのをやめて・・・・ちょっとしらけて冷たげに・・・。

 

「それ・・ご存知なのに、私たちに話せとおっしゃるの?」

 

 

 

 

失敗しました。彼女たちは、こうしたことには、プライドが高いのです。

 

何をかというと、「訊ね方」にです。

 

彼女たちは、潜在意識の中で生きているわけであり、他人の潜在意識も当然わかるわけです。

 

私、龍子の中の潜在意識が知っていることを、訊ねてしまったところで、彼女たちには意味がない質問になるだけでした。

 

「し、、失礼いたしました。お尋ねというより、確認です。つまり・・・現代社会の日本における人間たちが、イメージしてやまない、あの赤と白の和装について、どのように思われているのかの確認です。だって、あればかりではないでしょう。いまだって、その・・・天女さまらしい絹のカラフルな羽衣をお召ですし・・・」

 

 

少し納得したような表情で、上級巫女たちは回答をし始めようとしてくれました。

 

 

龍子

 

 

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次々と、美しい羽衣を重ね着してみては、美を楽しむ上級巫女たちが、お茶を飲みながら大いにさんざんと語ってくれます。

 

 

すごいセリフを聴きました。

・・・・確かに。

 

御朱印帳、私、龍子、いりません。もっていないです。。。。

 

 

別に嫌っているわけでもありませんが、特に必要としていません。

もっている人を「ふふ。かわいいなあ」とも思っていました。

 

 

「タイムカード」

「タイムカード」=「御朱印帳」

・・・。

ちょっと古い感じもしますが、すごい見解です。

 

タイムカード、宝物として持ち歩くOLに、出会ったことはないです。

 

 

 

一歩間違うと、「威張っている」と思われそうなご発言のため、俗世間の人とは直接接しないことを、おすすめするばかりの思い100%です。

・・・・・。

上級巫女は、突然、突拍子もないことを言い出す存在だということも、よくわかってきました。

彼女たちは、反論やバッシングを恐れないので、心動くままに、無鉄砲に表現するようです。


龍子

 

 

 

 

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「あらあ、それでも、今のお嬢様の方々、御朱印帳、大事になさっていらっしゃいますわよねえ」

とは、上級巫女のさらりとした「ほほほ話」。

 

 

確かに。

御朱印帳、いつの間にか、大ブレイクですよね。

 

巫女のお姉さまたち

「これは、彼女たちの無意識が語る、神様の世界にお仕えしていたい、という意思表示でもありますのよ」

 

 

・・・・。そうさらりと言われると、否定する気も失せるというものです。

 

そうかもしれません。

 

そして、続ける彼女たち。

 

 

「あらあ、お疑いになっていらして? ふふ。それでしたら、
自分を見つめてみてくださりませね。龍子さん。だからあなたも、わたくしたちと同じで、御朱印帳をお使いにならないでしょ。私たちはそのような物を携えなくても、いつも神様とご一緒におりますものね」

 

 

 

「つまり・・・こうですわ。

御朱印帳が必要な女性たちは、昔々のなつかい思い出をまとめたアルバムのように、その御朱印帳を、大切に宝物のように、抱きかかえていらっしゃりますのよね」

 

 

「そうですわ・・・巫女だった時の時代を懐かしんでいらっしゃるのでしょう」

 

 

「そうね。または、商人の娘だったようなお嬢さんたちは、なりたかった巫女への憧れでもありますわね。それに、目に見えるカタチにしないと、神様がどちらにいらっしゃりますのか、わからなくなるのではないからしら」

 

 

「そうよ。だから私たちと同様に、龍子さんも、御朱印帳をお持ちにならないでしょ。だって、そのようなもの、私たちにとっては出勤簿かタイムカードのようなものですもの。毎日タイムカードを抱きかかえて大切にするようなOLさんがいらっしゃらないのと、同じですわ」

 

 

上級巫女たちは、共感を高めながら、いえ、最初から共感の集団という強いエネルギーで、数々の表現を、聴かせてくれます。

 

龍子

 

 

 

 

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上級巫女たちは、いわば、女性たちの真のリーダーでもあります。

神様に仕えてきた彼女たちは、日本の女性たちの魂を導く存在でもあります。(ありました)。

 

しかし、現在は、「巫女」ということ、当然ながら「神社」、「職業」のイメージが強いわけです。そのため、「神道・・・と、自分の世界を限定したくはない」女性たちには、「受け」がイマイチなのかもしれないのが、現状です。

 

 

 

 

今の時代、「女性はみんな女神、女神のワークショップ」、という感じの表現は、かなりの数で見かけます。

 

しかし、一方で、「女性はみんな巫女になれます、巫女のワークショップ」という表現は、正直なところ、なかなか見当たりません。見つけたとしても、ひっそり。本当に少ないです。

 

それも発信できるのは、誰もが認めるような神道の世界の方々のみ。

 

「巫女はアルバイトに応募すれば、すぐになれる」

「巫女は独身のうち、しかも若いうちにしかなれない」

「巫女はそのうち、神社内勤の事務のおばさん」

 

 

こうした現実的、経済的イメージが伴い、段々と、憧れではなく、

「若い子の思いでづくりアルバイト」になりつつあるわけです。

 

または、男性の餌食となるような、コスプレの世界の非現実的存在となっています。

 

 

その点は、上級巫女たちも、「あらあら」といわんばかり。

でも、彼女たちは長期的な空間に生きているので、焦りや悲壮感はなく、季節や時の流れのように、その変遷をみつめています。

 

 

龍子

 

 

 

 

 

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皆様


こんばんは

龍子です。


さて、お知らせです。


こちらのhttp://www.ryuko.styleの記事を、Ameba Blogに同期を始めました。

「龍子の世界」http://ameblo.jp/ryuko2016

*皆様のお好みのツールで、記事をお楽しみいただけましたら光栄です。


実は・・・最初からそうしたかったのですが、なぜか、開設時にシステムエラーを起こし、

(スピ系の私は、こうしてよく電気や電子系のシステムを壊します)、うまくいかなかったのです。

この数ヶ月、あきらめモードでした。

昨日4月22日の満月は、今までひっかかっていたことや、滞っていたこと、だめだったことが、できるようになるパワーがあると、占星学の先生がおっしゃっていました。


私にも、そのパワーが届きました。

感謝。


皆様にも、届いていますか。

届いている力を、活かせる、自然と宇宙とつながっている週末の時間を。



龍子



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