東京千夜一夜物語♥巴里の風 | 春夏秋冬✦浪漫百景

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季節の移ろいの中で...
歌と画像で綴る心ときめく東京千夜一夜物語

 

巴里の風・・・

 サンジェルマンデプレ、美術館やパリ大学の別館などが集まっている地区に、

美加の留学先である美術学校“アカデミー・ド・ラ・ジョセフ・マルジュ”がある。

地元の学生に混じって留学生たちもここで絵画を学んでいる。

明るくて社交的な美加はその容姿も手伝ってスグに環境に馴染んだ。

美加のセミロングの黒髪が、東洋の魅力としてひときわ目立っている。

そして魔性の‘大和撫子’は遊び慣れたパリジャン達を虜にして、

毎夜、甘美な誘いを受けていた。

何人か選ばれた女子学生達が交代で勤めるヌードデッサンのモデルも、

パリジェンヌに負けないくらい美加へのリクエストが多い。

あの魅力的な肉体を惜しげも無く‘芸術’のために白昼堂々と晒していた。

男子学生は美加に情熱的に言い寄ってくるが、今のところそれを巧みにかわし、

日々の留学生活を満喫していた。

 住まいはアカデミーの近くのテラスハウスで、

同じクラスのパリジェンヌとルームシェアしながら楽しい毎日を送っている。

名前はEmma(エマ)、ブロンドが素敵なチャーミングなパリジェンヌ、

ナイスボディの持ち主、性格も優しくて親切。

 しかしただ一つ困ったことがあった。

ほとんど毎日、ボーイフレンドを自室に呼んでは悩ましい声をあげている。

それも2~3人の彼が順番にEmma(エマ)を抱きに来る。

 中でもお気に入りは長身で栗色のロン毛が自慢のMathis(マチス)。

もう、彼の時は気が狂うほど燃え上がり、大きな声で「死んじゃう・・・」を絶叫する・・・。

Emma(エマ)は最近「mica(ミカ)・・・ボーイフレンドホシクナイノ?」と聞いてくる。

「今は特に欲しくないわ・・・」

と、言っても「コンド、ショウカイスルカラ・・・」って、聞いてくれない。

 

 ある夜、Mathis(マチス)はクラスメートのNoah(ノア)を連れてやって来た。

どうやらNoah(ノア)を紹介するつもりのようだ。

「クラスメート、Noah(ノア)シッテルデショ、mica(ミカ)」

Emma(エマ)はMathis(マチス)とキスをしたり、からだを触り合いながら、

Noah(ノア)を私に近づけようとしている。

 

「Emma(エマ)、ありがとう・・・」

Noah(ノア)のことは知っている。銀色の髪の毛がカールして耳までかかっている、

多分まだ19歳くらいのハンサムボーイ。嫌いなタイプじゃない。

Noah(ノア)、遠慮しながら美加の肩を抱いて口説いてきた。

Emma(エマ)とMathis(マチス)は抱き合いながら寝室に入って行った。

早くもEmma(エマ)の大きな喘ぎ声が聞こえてくる。

Noah(ノア)には一度、美加がモデルの時、裸を見られている。

そんな事もあって二人は自然にうち解けてゆく。

美加の寝室に入ってNoah(ノア)に情熱的なディープキスをされると、

パリに来て2ヶ月目、初めてのパリジャンの躰を感じながら、全身の力が抜けてしまった。

「ああ~~ん」

(どうしようキスだけで、もう恥ずかしいほど濡れてるわ)

 簡単に裸にされると、軽々とベッドに運ばれた。

そこでNoah(ノア)も全裸になった。

筋肉質のスレンダーな躰・・・どうしてもその中心に目がいってしまう。

短く処理された薄いグレイのヘアの中からNoah(ノア)の逞しいペヘビスが隆々と天を突いている。

(あ~おっきい)

 Noah(ノア)の巧みで熱い愛戯が延々と続く・・・

唇からから耳、首筋から鎖骨のくぼみ、胸の稜線から乳首、

パリジャンを夢中にさせた豊かな乳房から腋の下、そして脇腹から下腹部へ・・・

 Noah(ノア)の唇と舌と魔法のような指先に翻弄されている・・・

時おり、Noah(ノア)のカチカチのペヘビスが美加の太腿や脇腹に当たる・・・

美加の手が思わずそれを捉えてしまう。

 久々に抱かれる男が、ここまで極上だと、

パリに来てから知らず知らずのうちに抑えていた欲情が一気に燃え上がってしまった。

そして花芯の奥深くからトロトロの熱いマグマが吹きこぼれる。

Noah(ノア)の舌先が薄墨の一筆を舐め続けている。

 ヌードデッサンのモデルになってみんなの前に全てを晒した時から、

その薄墨の一筆に好色の目を注いだ男達は多い。

Noah(ノア)もこれが好きだと何回も美加の耳元で囁いた。

Noah(ノア)の器用に動く舌先が、

薄墨の一筆の下にある剥き出しになった真珠を啄む(ついばむ)と美加の躰が小刻みに震える・・・。

久々の刺激を受けて、美加はそれだけで軽く逝ってしまった。

「あああ~~ん・・・あっあぅ・・・」

その反応を見たNoah(ノア)の愛戯はますますエスカレートして、

美加を深い快楽の淵に溺れさせてゆく。

まだ挿入もされてないのに何回も達してしまった。

「ああ~~ん・・・あ~ああ~・・・あうっ・・・」

美加の躰が反転した。

いつの間にか開け放たれた隣の部屋からEmma(エマ)の悩ましい声が聞こえてきた。

「Mathis(マチス)死んじゃう、もうダメェ~、アゥ~」

 

 Noah(ノア)が四つん這いになった美加を深々と貫いた。

そして激しいブローを立て続けに打ち込んでくる。ひとたまりも無かった。

美加の躰が大きく上下に揺れ動くと、一気に絶頂に昇りつめた。

「Noah(ノア)死んじゃう、もうだめぇ~、アゥ~」

 結局、朝までNoah(ノア)は美加を離してくれなかった。

カーテン越しに柔らかな朝の光が差し込んでくる。

Noah(ノア)は薄墨の一筆に愛おしそうに唇を這わせていた。

美加は逞しい朝立ちを口に含んで舌先を絡めていた。

 

 この日以来、Noah(ノア)は毎晩のように美加を抱きに来た。

いつしか美加も火照る躰を熱く濡らし、

夜ごとNoah(ノア)の若いセクシーな躰待ちわびるようになった。

 Emma(エマ)はMathis(マチス)が来られないときは、後輩のThéo(テオ)を誘って抱かれる。

Mathis(マチス)はそれを知っている。

他の見知らぬ男に抱かれて遊ばれるより、その方がまだいいと思っているからだ。

Emma(エマ)は同じことを美加にもすすめた。

美加は最初のうちはためらったが、直ぐにパリ流の性愛遊戯を受け入れた。

 美加のもう1人のパートナーは、Emma(エマ)の元彼。

名前はRyan(リアン)、美加より4つ年上のナイトクラブのプロのダンサーだった。

Noah(ノア)も仕方なくOKした。

フランスとチュニジアのハーフ、褐色の肌がたちまち美加を虜にした。

19歳のNoah(ノア)もタフでセクシーだけれど、褐色のRyan(リアン)も朝まで美加を離さず、

パリで初めて美加の菊の蕾を散らし、ベッドの上で情熱的に踊り続けて陶酔させてくれた。

それからお気に入りの薄墨の一筆に、いくつものキスマークを付けて狂喜していた。

 

 美加はアカデミーとテラスハウスを毎日往復しているだけなのに、

今の生活にとても満足している。

昼も夜も新鮮なパリの刺激を受けて、遠い日本への思いや、様々な出来事、

懐かしい人達のこともいつしか遙か彼方に消え去って、

思い出すことすらほとんど無くなってしまった。

 昼間、ヌードデッサンのモデルをやって、何人もの男子学生たちに体を見られ、

視姦されて興奮しながら帰宅した時などは、相手がNoah(ノア)でもRyan(リアン)でも、

美加の方から全裸になると、溢れるほど花唇を濡らして何回も欲しがったりした。

その淫らで愛おしい東洋の女を2人はたっぷりと時間をかけて可愛がってくれた。

 そして時には2人一緒に美加とベッドを共にして交互に堪能したり、

また2人同時に熱く濡れたカラダをいつまでも玩んでは美加を歓喜させた。

 

 今宵も魅惑のパリに風が吹く。

(あ~もう帰れない、1年じゃ足りないわ・・je t‘aime[ジュテーム])

 その後の美加の消息は誰も知らない・・・

Fine.

 

 

 美加(仮名)、私が24歳から2年半同棲した美大生です。

最初から美加の両親に交際を反対され、それでも同棲生活は楽園のようでした。

やがて美加が20歳を過ぎた頃、私に究極の選択を迫りました。

一つは私と結婚するか?

二つ目は親が推めるパリへの留学か?

私は残念ながら、

「今、結婚することはできない...」と...

 美加は留学を選びました。

 

 ”巴里の風”は私が勝手に想像した美加の留学生活です。

コケティッシュでセクシーでSEXが大好きな美加だったから、

すっかり馴染んだパリの街で奔放な生活をしているんだろうと、

Jealousyで妄想は膨らみました。