年金相談実務における日記
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令和3年4月からの年金額の改定について

 令和3年度の年金額は、法律の規定により、令和2年度から0.1%の引き下げとなります。

 そこで、今回は年金額改定のルールと、それによる令和34月からの年金額等を説明させていただきます。

(1)年金額改定のルールによる令和3年度の年金額

 令和34月より、年金額改定における新たな例外規定が適用されることにより、令和3年度の年金額は、名目手取り賃金変動率がマイナスで、名目手取り賃金変動率(前年比▲0.1%)が物価変動率(前年比0.0%)を下回るため、年金を受給し始める際の年金額(新規裁定者)、受給中の年金額(既裁定者)ともに名目手取り賃金変動率(▲0.1%)によって改定されます。

 また、賃金や物価による改定率がマイナスの場合には、マクロ経済スライドによる調整は行わないこととされているため、令和3年度の年金額改定においては、マクロ経済スライドによる調整は行われません。

 なお、マクロ経済スライドの未調整分(▲0.1%)は翌年度以降に繰り越されます。

■令和3年度のマクロ経済スライドの未調整分(▲0.1%)

   =公的年金被保険者数の変動率(0.2%)×平均余命の伸び率(▲0.3%)

 

(2)令和3年度の年金支払い

以上のように、令和34月分からの年金額は0.1%引き下げとなりますので、4月・5月分の支払いの615日振込み額から少し減額されます。

 

(3)令和34月からの主な年金額

①老齢基礎年金(満額の場合) : 780,900円(月額:65,075円)

②遺族基礎年金 : 780,900円(月額:65,075円)

○子が1人いる妻に支給される場合: 

780,900円+224,700円(子の加算)=1,005,600円(月額:83,800円)

 ○子供に支給される場合 :

年金額の合計金額を子供の数で割り、その割った金額がそれぞれの子供に支給されます。

子1人の場合:780,900円(月額:65,075円)

子2人の場合:780,900円+224,700円=1,005,600円÷2=502,800円(月額:41,900円)がそれぞれに支給されます。

③障害基礎年金(1級) : 976,125円(月額:81,344円)

  *障害基礎年金(1級)は、障害基礎年金(2級)の1.25倍であり、1円単位となっています。

○子が1人いる場合 : 

976,125円+224,700円(子の加算)=1,200,825円(月額:100,069円)

④障害基礎年金(2級) : 780,900円(月額:65,075円)

○子が1人いる場合 : 

780,900円+224,700円(子の加算)=1,005,600円(月額:83,800円)

 

(4)年金生活者支援給付金法に基づく給付

年金生活者支援給付金の額は、令和2年の全国消費者物価指数の対前年比変動率を基準として改定されますが、令和2年の物価変動率は+0.0%のため、改定が行われず、令和2年度と同じ額となります。

①老齢年金生活者支援給付金

   支給基準額:5,030

    *実際の金額は保険料納付済期間等によって算出されます。

②障害年金生活者支援給付金

   支給基準額:(1級)6,288円、(2級)5,030

③遺族年金生活者支援給付金

   支給基準額:5,030

 

 以上が令和3年度の主な年金額ですが、年金生活者支援給付金においては、所得基準額と補足的所得基準額も改定されます。そして、改定された支給基準額などをもとに、実際の支給額は保険料納付済期間等に応じて算出されますので、受給者の支給月額も金額は少ないですが、それぞれ改定されることになります。

 

 

 

ある書籍を読んで(「森信三 運命を創る100の金言」森信三)

 「人間が真剣に生きていれば、誰であれ、逆境に直面し、道に迷うことがあります。そのときに生き方の指針となる言葉を持っているかいないかで、その人の人生は大きく変わります。そんな窮地において、森先生の言葉は大きな力になると思うのです。」という思いで森信三先生の言葉を監修されました。それでは、その中から一部紹介させていただきます。

 

〇人生の根本問題

 われわれにとって一番大事な点は、われわれ人間が本当に「生きる」ということであり、さらにはお互い一人ひとりが真に生きるということであります。宗教というものの根本も、結局は「われいかに生きるべきか」という人生の根本問題にほかならないのであります。

能力を出し切る

 この人生というものは、二度と繰り返すことのできないものである。だからわれわれは、自分がもって生まれた能力を、ぎりぎりのところまで発揮した上で棺桶に入るというくらいの意気込みがなくてはいけないと思うのです。

〇人生の梅雨

 人生の一生というものは、いわゆる「照る日曇る日」であって、雨の日どころか、いつ晴れるやら分からぬほどの長い梅雨もあるわけです。しかし、いかに梅雨期が長いといっても、いつかは晴れる日が来るように、「人生の梅雨」も―――もちろんこれは人によって長短の違いは大いにありますが―――根気づよくしんぼうしていれば、必ずやいつかは晴れる日がくるものです。

〇男の生き方 

 人間は自分の実力相応の地位より一段か一段半低いところに甘んじて、悠然とゆとりを持って生きる生き方というものをも、男の生き方として好ましいのではなかろうかと思うのです。

〇律する

 人間はいかに優れた師を持ち、よき教えに接したとしても、結局最後のところは、自分を律するものは自分以外にはないわけでありまして、いかに優れた師といえども、本人が自ら律しようとしない限り、いかんともしがたいのであります。

〇打ち込む

 人間は片手間仕事をしてはならぬ。

 やるからには生命を打ち込んでやらねばならぬ。

〇自修の人

 とにかく人間は、「自己を磨くのは自己以外にない」ということを、改めて深く覚悟しなければならぬと思います。

 すなわち、われわれの日々の生活は、この「自分」という、一生に唯一つの彫刻を刻みつつあるのだということを、忘れないことが何より大切です。そしてこれすなわち、真の「自修の人」と言うべきでしょう。

〇黄金のカギ

 わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真に生きがいのある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生きる」という努力であります。

〇己を尽くす

 天分や素質に心を奪われて嘆くよりも、自己に与えられたものをギリギリまで発揮実現することに全力を尽くすことこそ、より大事ではないでしょか。

〇真の誠

 真の「誠」は、何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まるといってよいでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。

 総じて自己の務めに対して、自己の一切を傾け尽くしてこれに当たる。すなわち、もうこれ以上は尽くしようがないというところを、なおもそれに不足を覚えて、さらに一段と自己を投げ出していく。これが真の誠への歩みというものでしょう。

〇休息

 休息は睡眠以外には不要―――という人間になること。

 すべてはそこから始まるのです。

〇心願を持つ

 われわれ人間は「生」をこの世に受けた以上、それぞれ、分に応じて一つの心願を持ち、最後のひと呼吸まで、それを貫きたいものです。

 

年金手続きにおける押印廃止の取扱いについて

 押印の省略については、政府も積極的に推進しています。それに伴い、年金の手続きにおいても、押印が原則廃止されることになりました。そこで、年金手続きにおける押印廃止の内容について、以下に説明させていただきます。

 

1.背景

 今般、「規制改革実施計画(令和2717日閣議決定)」を踏まえた恒久的な制度的対応として、年金分野にかかわる被保険者、年金受給者等に対して押印を求めている手続き(申請書・届出書等)において、令和21225日より押印が原則廃止されることになりました。

 なお、押印省略の見直しについては、いろいろな分野でも検討されていると思いますので、以下に「規制改革実施計画(令和2717日閣議決定)」を抜粋させていただきます。

【 デジタルガバメント分野における新たな取組(行政手続における書面規制・押印、対面規制の抜本的な見直し)】

 各府省は、緊急対応として、所管する行政手続等のうち、法令等又は慣行により、国民や事業者等に対して紙の書面の作成・提出等を求めているもの、押印を求めているもの、又は対面を求めているもの(以下「見直し対象手続」という。)について、優先順位の高いものから順次、規制改革推進会議が提供する基準に従い、必要な措置を講じるとともに、その周知を行う。

 各府省は、緊急対応を行った手続だけでなく、原則として全ての見直し対象手続について、恒久的な制度的対応として、年内に、規制改革推進会議が提示する基準に照らして順次、必要な検討を行い、法令、告示、通達等の改正やオンライン化を行う。【以下省略】

 

2.押印省略できるもの

 年金手続きにおける押印省略がなされるものは以下のとおりです。

①書面の押印欄が廃止されるもの

 ・本人の認印

 ・医師及び助産師の証明印

 ・第三者の証明印

 ・委任者・受領代理人の印

②書面の押印欄が廃止される(押印を必須としない)もの

 ・金融機関証明印

 ・金融機関領収印

 

3.引き続き押印が求められるもの

 年金の手続きにおいては、原則押印が廃止されますが、引き続き押印が求められるものは以下のとおりです。

①金融機関へのお届け印

 「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」や「国民年金保険料口座振替辞退申出書」における金融機関のお届け印は引き続き押印が必要となります。

②委任状(年金分割の合意書請求用)

 年金分割の合意書請求用の委任状は、引き続き代理人の押印と押印した印鑑に係る印鑑登録証明書が求められます。

③扶養親族等申告書の申請者印(代筆の場合)

 受給権者本人が記入したときは、これまでどおり押印は省略できますが、代理人など受給権者本人以外が代筆した場合は、受給権者本人の押印が必要となります。

 

4.その他

①申請書や届出書において記載誤りをした場合について

記載誤りをした場合においても、訂正印は求められず、修正箇所に2重傍線を引き、空白部分等に修正内容を記載すればよいことになりました。

②第三者証明欄の変更について

「第三者による証明印」についても、押印欄が廃止され、電話番号欄が新設されることになりました。

③管理帳票等の様式変更について

 管理帳票等は、押印欄がないものに順次切り替えられますが、当面の間、旧様式(押印欄があるもの)により押印がない届書等の提出がなされたとしても、当該届書等は有効なものとして取り扱われます。そのため、押印がないことを理由として当該届書等が返戻されることはありません。

 

 以上のとおり、年金手続き面において、一部を除いて押印が廃止されることとなりました。このため、多数の申請書や届出書の様式が変更になっていますので、今後ご留意されればと存じます。

 

 

ある書籍を読んで(「森信三 運命を創る100の金言」森信三)

 「人間が真剣に生きていれば、誰であれ、逆境に直面し、道に迷うことがあります。そのときに生き方の指針となる言葉を持っているかいないかで、その人の人生は大きく変わります。そんな窮地において、森先生の言葉は大きな力になると思うのです。」という思いで森信三先生の言葉を監修されました。それでは、その中から一部紹介させていただきます。

 

〇人生の根本問題

 われわれにとって一番大事な点は、われわれ人間が本当に「生きる」ということであり、さらにはお互い一人ひとりが真に生きるということであります。宗教というものの根本も、結局は「われいかに生きるべきか」という人生の根本問題にほかならないのであります。

能力を出し切る

 この人生というものは、二度と繰り返すことのできないものである。だからわれわれは、自分がもって生まれた能力を、ぎりぎりのところまで発揮した上で棺桶に入るというくらいの意気込みがなくてはいけないと思うのです。

〇人生の梅雨

 人生の一生というものは、いわゆる「照る日曇る日」であって、雨の日どころか、いつ晴れるやら分からぬほどの長い梅雨もあるわけです。しかし、いかに梅雨期が長いといっても、いつかは晴れる日が来るように、「人生の梅雨」も―――もちろんこれは人によって長短の違いは大いにありますが―――根気づよくしんぼうしていれば、必ずやいつかは晴れる日がくるものです。

〇男の生き方 

 人間は自分の実力相応の地位より一段か一段半低いところに甘んじて、悠然とゆとりを持って生きる生き方というものをも、男の生き方として好ましいのではなかろうかと思うのです。

〇律する

 人間はいかに優れた師を持ち、よき教えに接したとしても、結局最後のところは、自分を律するものは自分以外にはないわけでありまして、いかに優れた師といえども、本人が自ら律しようとしない限り、いかんともしがたいのであります。

〇打ち込む

 人間は片手間仕事をしてはならぬ。

 やるからには生命を打ち込んでやらねばならぬ。

〇自修の人

 とにかく人間は、「自己を磨くのは自己以外にない」ということを、改めて深く覚悟しなければならぬと思います。

 すなわち、われわれの日々の生活は、この「自分」という、一生に唯一つの彫刻を刻みつつあるのだということを、忘れないことが何より大切です。そしてこれすなわち、真の「自修の人」と言うべきでしょう。

〇黄金のカギ

 わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真に生きがいのある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生きる」という努力であります。

〇己を尽くす

 天分や素質に心を奪われて嘆くよりも、自己に与えられたものをギリギリまで発揮実現することに全力を尽くすことこそ、より大事ではないでしょか。

〇真の誠

 真の「誠」は、何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まるといってよいでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。

 総じて自己の務めに対して、自己の一切を傾け尽くしてこれに当たる。すなわち、もうこれ以上は尽くしようがないというところを、なおもそれに不足を覚えて、さらに一段と自己を投げ出していく。これが真の誠への歩みというものでしょう。

〇休息

 休息は睡眠以外には不要―――という人間になること。

 すべてはそこから始まるのです。

〇心願を持つ

 われわれ人間は「生」をこの世に受けた以上、それぞれ、分に応じて一つの心願を持ち、最後のひと呼吸まで、それを貫きたいものです。

 

「法定相続情報一覧図の写し」について

 前々回のブログでご説明しました年金における死亡者の手続き面での取扱い変更のなかで、「法定相続情報一覧図の写し」について、今回は紹介させていただきます。

 

【 法定相続情報一覧図の写しとは 】

 平成29529日から、全国の登記所(法務局)において、各種相続手続に利用することができる法定相続情報証明制度がスタートし、この制度を利用し「法定相続情報一覧図(写)」を利用することで、各種相続手続で戸籍謄本の束を何度も出し直す必要がなくなりました。

 なお、法務局によると、法定相続情報証明制度による「法定相続情報一覧図(写)」交付までの流れとしては、以下のとおりです。

STEP1 】 申出(法定相続人又は代理人)

 ①‐1 市区町村の窓口で戸除籍謄本等を取得します。

 ①‐2 法定相続情報一覧図を作成します。

 ①‐3 所定の申出書を記載し、①‐1、①‐2の書類を添付して法務局に申出をします。

STEP2 】 確認・交付(法務局)

 ②‐1 登記官による確認、法定相続情報一覧図の保管

 ②‐2 認証文付き法定相続情報一覧図(写)の交付

      *無料で必要な枚数を交付してもらえます。

    戸除籍謄本等の返却

STEP3 】 利用(法定相続人)

 ③各種相続手続に使用する。

 

 また、法務局によると、その他の留意点は以下のとおりです。

 ・申出人になれるのは、被相続人の相続人です。

 ・申出できる登記所は、被相続人の本籍地、被相続人の最後の住所地、申出人の住所地、被相続人名義の不動産の所在地を管轄する登記所のいずれかです。

 ・市区町村での戸除籍謄本の取得には所定の手数料が必要となりますが、本制度は無料で利用できます。

 ・戸除籍謄本の取得や法定相続情報一覧図の作成・申出は、専門家に依頼することができます。

 

 以上が、「法定相続情報一覧図(写)」です。詳細については、相続手続上いろいろと必要となることがあると思われますので、法務局のホームページをご覧になられることをお勧めします。

 

ある書籍を読んで(「日々是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ」森下典子)

 森下典子さんは、25年間のお茶を通して体験したことを伝えたいということで執筆されました。私もお茶そのものではなく、この書籍で感じた箇所を紹介させていただきます。

 

〇茶人という生きもの

 「そう、あなたが自分で決心したなら、それでいいのよ。自分の出した結論に従って、それでよかったと思えるように生きていきなさいね」

〇「自分は何も知らない」ということを知る

 「わけなんか、どうでもいいから、とにかくこうするの。反発を感じるかもしれないけど、お茶って、そういうものなの」

 「それがお茶なの。理由なんていいのよ、今は」

 「お茶はね、まず『形』なのよ。先に『形』を作っておいて、その入れ物に、後から『心』が入るものなの」

 ものを習うということは、相手の前に、何も知らない「ゼロ」の自分を開くことなのだ。

 つまらないプライドなど、邪魔なお荷物でしかないのだ。荷物を捨て、からっぽになることだ。からっぽにならなければ、何も入ってこない。

 「私は、何も知らないのだ - - - - -

〇頭で考えようとしないこと

 「そうやって、頭で覚えちゃダメなの。稽古は、一回でも多くすることなの。そのうち、手が勝手に動くようになるから」

 「あなたは、すぐそうやって頭で考える。頭で考えないの。手が知ってるから、手に聞いてごらんなさい」

 「ほらね、頭で考えなければいいの。もっと自分の手を信じなさい」

〇「今」に気持ちを集中すること

 「さあ、気持ちを切り替えるのよ。今、目の前にあることをしなさい。『今』に気持ちを集中するの」

〇見て感じること

 「よく見なさい。見て感じるのが勉強よ」

 決まりどおりのお点前にも、単純なおじぎにも、人の体の動きにはその人の「空気」があった。体の動きは、それ以上の何かだった。

〇季節を味わうこと

 今という季節を、視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚の五感ぜんぶで味わい、そして想像力で体験した。毎週、ただひたすら。やがて、何かが、変わり始めた- - - - -

〇達磨のかけじく

 なんで今日は、達磨さんのかけじくなんだろう。

 達磨さんには、「七転び八起き」「開運」という意味がある。「喝を入れる」という意味も込められていたかもしれない。

 かけじくは、今の季節を表現する。けれど季節は、春夏秋冬だけではなかった。人生にも、季節はあるのだった。

 先生はその日、私の「正念場」の季節に合わせて、かけじくをかけてくれたのだった。

〇このままでよい、ということ

 「やめる」「やめない」なんて、どうでもいいのだ。それは、「イエス」か「ノー」か、とはちがう。ただ、「やめるまで、やめないでいる」それでいいのだ。

 背負っていた重い荷物を、私は放りだした。ふっと、肩の力が抜けて身軽になった。

 私は、体一つで、そこにいた。

〇別れは必ずやってくること

 会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければ行けない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。

 幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。

 だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。

 一期一会とは、そういうことなんだ- - - - -

〇雨の日は、雨を聴くこと

 雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。- - - - - どんな日も、その日を思う存分味わう。

 お茶とは、そういう「生き方」なのだ。

〇成長を待つこと

 自分で一つ一つ気づきながら、答えをつかみとることだ。自分の方法で、あるがままの自分の成長の道を作ることだ。

 気づくこと。一生涯、自分の成長に気づき続けること。

 「学び」とは、そうやって、自分を育てることなのだ。

〇長い目で今を生きること

 「いろんなことがあるけれど、気長に生きていきなさい。じっくり自分を作っていきなさい。人生は、長い目で、今この時を生きることだよ

 

公的年金からみた令和2年分の確定申告について

 今年も確定申告の時期が近づいてきました。特に令和2年分の確定申告は、税制改正もあり、これまでと少し異なる申告となります。そこで、今回は公的年金にかかわる令和2年分の確定申告について、以下に記載させていただきます。

 

(1)令和2年分より適用される税制改正について

 特定の収入にのみ適用される給与所得控除及び公的年金等控除の控除額が一律10万円引き下げ、どのような所得の区分にでも適用される基礎控除の控除額が同額の10万円引き上げられました。また、それに伴い、所要の措置がなされました。

①公的年金等控除の見直し

 公的年金等控除については、基礎控除への振り替えによる公的年金等控除の控除額の一律10万円の引下げとともに、公的年金等収入が1,000万円を超える場合は、控除額に1955,000円の上限が設けられました。

 さらに公的年金等以外の所得金額が1,000万円超の場合には控除額の上限も1855,000円となり、2,000万円超の場合には控除額の上限も1755,000円となりました。

②基礎控除の見直し

 基礎控除については、給与所得控除・公的年金等控除からの振り替えによる控除額の引上げの一方で、特に所得がある人に限り、控除額を逓減・消失させる仕組みが導入されました。

 基礎控除の控除額は一律10万円の引上げにより、所得税については48万円(改正前:38万円)となりました。

 なお、合計所得金額2,400万円超で基礎控除の控除額は逓減を開始し、2,500万円超で基礎控除の控除額は消失します。

③基礎控除の引上げと給与所得控除の引下げに伴う所要の改正

 基礎控除の引上げと給与所得控除の引下げに伴い、基礎控除と給与所得控除の金額等を踏まえて設定されている税制上の金額要件等について所要の改正が行われました。例えば、配偶者控除の合計所得金額については48万円以下(改正前:38万円以下)となりました。

 

(2)公的年金にかかわる確定申告について

年金は、所得税法の規定により、雑所得として所得税が課税されます。

 この課税の対象となるのは、公的年金のうち、老齢(退職)給付と呼ばれる年金のほかに、厚生年金基金・企業年金基金・国民年金基金・確定給付企業年金・確定拠出型年金等も含まれます。

なお、障害年金と遺族年金に関しては、非課税扱いとなるため、所得税は課税されません。

このため、課税対象となる公的年金の年金受給者全員に対して、1月下旬までに、日本年金機構のほか年金支払機関から、源泉徴収票が送付されます。

もし確定申告が必要な場合、この源泉徴収票を添付して、他の所得も含めて、確定申告することになります。

 

(3)確定申告で還付が受けられるケース

確定申告すればどうなるかということですが、以下のようなときは、確定申告することにより、所得税が還付されることがあります。

・源泉徴収では、控除を受けることができなかった生命保険料控除・社会保

険料控除・医療費控除などを受けることができるとき

・扶養親族等申告書を提出しなかったために、源泉徴収された税額が納めす

ぎとなったとき

・扶養親族等申告書を提出した後に、扶養親族等が増えたとき

 なお、扶養親族等が年の途中で死亡した場合は、その年の扶養親族等と

して申告できます。

・災害などの損失について雑損控除を受けられるとき

 

公的年金にかかわる確定申告については、以上のとおりですが、税制改正に伴い令和2年分より少し変更がなされています。特に、公的年金以外の所得が高い人は、非常に難しい申告となりそうですので、ご留意ください。

 

ある書籍を読んで(「心と生き方」稲盛和夫)

 稲盛和夫さんは、私が紹介しなくても皆さんもご存知だと思います。またいろいろと書籍を出しておられますが、今回はその中から「心と生き方」を紹介させていただきます。

 

〇私は、「心のあり方」の重要性について考えていただきたいと強く願っています。

 なぜなら、人生も仕事も「心のもちよう」で大きく変わるからです。

 これまでの人生をふりかえるとき、私自身「心のあり方」や「考え方」が、人生や仕事の結果に大きな影響を与えるということを強く感じるのです。

〇人生・仕事の結果=「考え方×熱意×能力」

 人生の結果、仕事の結果というものは「考え方×熱意×能力」という3つのファクターの掛け算であらわされるのではないかと考えています。

次に3つのファクターのうちの1つ、「考え方」についてです。人生の方程式を構成する要素のうち、「能力」と「熱意」がゼロから100点まであるのに対して、この「考え方」というのは、じつは、マイナスの100点からプラス100点まであるのです。

人生の方程式は掛け算なのです。「考え方」のマイナスが掛かってきますから、全部がマイナスになってしまう。

これほど「考え方」は重要なのです。

〇前向きで明るい考え方が人生を好転させる

 方程式(考え方×熱意×能力)のこの「考え方」には、すばらしい、明るい、ポジティブな、健全な、健康な、いい考え方を常にする、というようなことが重要なのです。

 おもしろいことに、そうしますと、運命というものも変わっていくんですよ。つまり、人生がいい方向に転じていきます。

〇災難も感謝の念で受け止める

 災難が起こっても、いいほうにそれを解釈していくという方法が大切なのです。そうすると、その災難をくぐって、あとはよくなっていくのです。

〇「6つの精進」ですばらしい人生を

 ①誰にも負けない努力をする

 ②謙虚にして驕らず

 ③反省のある毎日を送る

 ④生きていることに感謝する

 ⑤善行、利他行を積む

 ⑥感性的な悩みをしない

 人はだれでもすばらしい運命を、人生をまっとうできるはずです。それができないのは、自分の努力が足りないときなのです。ぜひみなさん、「6つの精進」を意識して行うことで、幸せになってください。

〇人生にいかに対処するか

 善いことに出会おうと、悪いことに出会おうと、どんな運命に出会っても、その運命に出会ったことに感謝する心で対応するということが必要だ、と考えているのです。

〇人生の目的は心を高めること

 心を高めるというのは、心を純化する、心を浄化すること。

 さらに、人間性を高める、人格を高める、全部同じ意味です。

 それが、人生の目的です。

〇常に反省のある人生を

 しょっちゅう繰り返し、繰り返し、自分自身の人間性に反省を加えている人が第二の人格がつくられていくのです。

 反省のある人生。繰り返し、繰り返しですよ。

 そういう人生というのは、これは、人格を変えていきます。

〇知識より見識、見識より胆識を

 知識が信念に高まってきますと、その知識が分別に関わってきます。物事を分別する。判断をする。そのときに関わってきます。善し悪しを決めるときに、見識というのは役立つものなのです。しかし、実行には至りません。それが胆力を使って実行してみせること、これを胆識というのです。その胆力というのが、じつは勇気なのです。

〇敬天愛人の思想

 実践の上で、西郷南洲の思想にあっているかどうか、を確認しつつ今日まで来たといえます。これまでは「敬天愛人」というたった4文字と『遺訓集』で経営してきたと思っています。

〇『遺訓集』

 「道は天地自然の物にして、人は之を行うものなれば、天を敬するを目的とす。

  天は人も我も、同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。」

〇『遺訓集』

 「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己れを尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。」

〇西郷南洲は、「策を弄してはなりません。まさに正しい道、正道を踏んで、それは疎遠になるように見えるけれども、それが成功するための常道なんです」ということを、何回も言っています。

〇辛酸をなめてこそ志は堅まる

 辛酸をなめて、初めて志堅しと、実感を込めて言えるのです。辛酸をなめることは、この豊かな時代に簡単にできるわけではありませんが、私は、可能ならあえてそういうことをしてでも、志を堅くしていく必要があるのではないかというように思っています。

 

年金における死亡者の手続き面での取扱い変更について

 「死亡者のマイナンバー及び法定相続情報一覧図(写)の取扱いに係る省令改正」が、令和21026日に公布、施行されました。この改正により、年金関係手続きにおける死亡者のマイナンバーの取扱いの変更及び身分関係等を明らかにするための添付書類に登記官の認証文付き法定相続情報一覧図の写しを追加する取扱いとされることとなりました。そこで、以下にその内容を説明させていただきます。

 

1.死亡者のマイナンバーの取扱い

 「個人番号利用法」に規定する個人番号関係事務実施者とされる相続人が死亡者本人からマイナンバーの提供を受けることや、死亡者本人の代理人として相続人が死亡者のマイナンバーを提供することは認められないと整理されました。これを踏まえて、年金関係手続のうち、遺族年金の裁定請求や未支給年金の請求等の手続きを行う際に、遺族等が死亡者のマイナンバーを使用することのないよう、死亡者のマイナンバーの記載を求めている届書等について、一律にマイナンバー記載を求めないこととされました。

 なお、届書等の死亡者に係る「基礎年金番号」欄、「個人番号(または基礎年金番号)」欄に死亡者のマイナンバーが記載されていた場合、当面の間、そのことのみを理由に届書等が返戻されることはないとのことです。

 

2.法定相続情報一覧図(写)の取扱い

 遺族年金や未支給年金等、受給権者の死亡に起因する年金等(寡婦年金は除く。)の手続きを行う際に、死亡した受給権者と請求者の身分関係等を明らかにできる書類として「法定相続情報一覧図(写)」が追加されました。

 これまでは、死亡者と請求者の身分関係は戸籍(除籍)謄本や抄本等で確認されていましたが、これに加え、今後は「法定相続情報一覧図(写)」でも確認が可能となりました。

 なお、寡婦年金については、請求者と死亡者との婚姻期間が10年以上継続していることを確認する必要があるため、「法定相続情報一覧図(写)」の利用は対象外となっています。

 

 以上が、年金面における死亡者のマイナンバーと法定相続情報一覧図(写)の取扱いです。この取扱い変更に伴い、死亡者に係る各種請求書・届書のマイナンバー記載欄が変更されましたので、ご留意ください。

ある書籍を読んで(「禅僧が教える 心がラクになる生き方」南直哉)

 「この状況をなんとかしなければ」と思うのは、自分を追い込んでしまうだけ。今の自分とは違う視点があると気づくと、見える景色がガラッと変わります。人から見れば幸せかもしれないが、何かが満たされない。トラブルがあるわけではないけれど、どことなく人生が息苦しい。生きることへの違和感が捨てられない。そんな人たちに、仏教という道具をまずは試していただければということで紹介されています。

 それでは、以下に私の感じたところを紹介させていただきます。

 

〇「自分を大切にする」ことをやめる

 人はこの世に「たまたま」生まれてきた存在にすぎません。

 そんな自分と折り合いをつけ、苦しさに「立ち向かう」のではなく、

 苦しい状況を調整しながら、やり過ごす生き方があります。

〇「生きる意味」は見つけなくてもいい

 「意味のある人生」や「有意義な人生」を送らなければと、肩ひじを張らなくても大丈夫。

 生きる意味など探さなくても、人は十分幸せに生きていけます。

〇悩みは人間関係の中でしか生まれない

 自分ひとりの思い込みで動いても、人間関係はうまく調整できません。

 「感情」と「今起きている出来事」を切り分けて考えれば、問題は解決へと一歩近づきます。

〇「なりたい自分」になれなくたっていい

 もともと人は、「受け身」の存在です。

 駆り立てられるように積極的に生きるのは、無理なのです。

 「人生を棒に振ってもいい」くらいの気持ちでいれば、ラクに生きられます。

〇自分のためではなく、誰かのために何かをする

 「何を大切にして生きたいか」を考え、自分のやるべきことを見極められれば、

 日々の生活の中に、具体的な喜びや楽しみが生まれます。

〇生きるか死ぬか以外は大したことではない

 深刻な問題ほど冷静になって、自分で対処できるのか、誰かの助けが必要なのか、

 やり過ごせばいいのかを見極めましょう。

 それが、問題を”取扱い可能”にすることです。

〇自分自身で判断できるのは、人生の「些事」だけ

 大きな決断は、必然的にまわりの人間を巻き込みます。

 自分の決断や判断は、あまり役に立ちません。

 自分だけで判断できることは、しょせん人生の些事です。

 自分の感覚に頼りすぎたり、自信を持ちすぎたりしないほうが賢明です。

〇「置かれた場所」で咲けなくていい

 すべての物事は、ひとつの条件によって成立している「仮のもの」。

 どんな場所も人間関係も、「絶対」ではありません。

 そこにいるかいないかは、自分自身で選べます。

〇「人生に意味などない」というところからスタートする

 「この状況をなんとかしなければ」と思うのは、自分を追い込んでしまうだけ。

 今の自分とは違う視点があると気づくと、見える景色がガラッと変わります。

〇情報の99%はなくてもいい

 「悩みや苦しみをなんとかしたい」と切実に思ったとき、人は情報の選別を始めます。

 そこから、知恵が生まれ、生きるための世界観が育まれていきます。

〇人生はネガティブで当たり前

 生きることへの違和感を、出来合いのノウハウで解決しようとしても、うまくいきません。

 手間と時間と根気をかけ、置かれた状況を冷静に見て、具体的に考えましょう。

〇「夢」や「希望」がなくても人は生きていける

 夢が破れたときに、人は損得勘定から離れ、

 自分が本当に大切にしたいものは何かを見極めます。

 夢が破れたときに、初めて見えてくるものがあります。

 絶望の果てにしか見えない風景があるのです。

〇「生きがい」や「やりがい」をつくる必要はまったくない

 生きがい探しをしたくなるのは、現状に不満や不安があるときです。

 問題を直視して、不具合を調整すれば、生きがいなどは無用でしょう。

〇テーマを決め、それに賭けて生きてみる

 ”自分が大切にしたいもの”をはっきり決めれば、

 それ以外のものは、ただやり過ごせばいいだけです。

 そうすると、人生がシンプルになり、生きやすくなります。

〇「生きているのも悪くないな」と思える人生を生きる

 自分のためではなく、「人のため」と考える。

 やりたいことではなく、「やるべきこと」をする。

 そこを目指せば、「生きていてよかったな」と思える日々が重なっていくはずです。

〇感情が揺れてもかまわない

 人間に喜怒哀楽があるのは、当然です。

 動揺したり、怒りがこみ上げたりしても、

 しなやかに揺れて、またスッと元に戻る「不動心」を目指しましょう。

〇感情の波からいったん降りる技術を身につける

 頭で渦巻く感情や思考は、意志の力で止められるものではありません。

 自分をクールダウンさせるために、体のほうから感情をコントロールするテクニックが有効です。

〇すぐに「答え」を出そうとしない

 自分の問題を「他人にわかる言葉」にしてみると、解決の糸口が見えてきます。

 主語と述語を明確にして、自分の置かれた状況や問題点を整理してみましょう。

〇怒りは、何も解決しない

 怒りが湧くのは、「自分が正しい」と信じているからです。

 怒りに翻弄されたくなかったら、自分が正しいと信じていることが、

 本当にそうなのかどうか、冷静に考えてみてください。

〇怒りで頭の中がいっぱいになったら、ルーチンな作業をする

 怒りで心がどんなに波だっても、頭と体を切り離し、

 いつもどおりの振る舞いを続ければ、荒れ狂った感情は、いつか枯れていきます。

〇人脈も友だちも、要らない

 本来、人が生きていくのに必要な人間関係はごく限られています。

 多すぎる友だちは新たな悩みやストレスを生み、心を疲れさせるだけです。

 それだけ多くの人間関係を維持しなければならないからです。

〇「本当の気持ち」を話せるだけで、人は救われる

 自分の状況を誰かに聞いてもらうと、視野がスッと広がることがあります。

 そんな話をできる相手が、「心の生命線」になることもあるのです。

〇自分が抱えている問題を話せる「淡い関係」の人をつくる

 心の内側を素直に話せる人を見つけましょう。

 自分の姿を照らし出せる「鏡」のような相手と話すことで、

 問題が浮き彫りになり、解決への第一歩を踏み出せます。

〇後悔は、抱えたまま生きればいい

 亡くなった人への後悔が残るのは、当たり前のこと。

 無理に打ち消そうとせず、その後悔を抱いて生きると腹をくくれば、

 いつか、そこに「意味」を発見するときが来ます。

 

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