最新作をトロコンしましたので、順番すっ飛ばして感想やら書きたくなったわたしです。

前作のジャッジアイズは終盤録画禁止措置がとられていましたが、本作にその措置がなかったので、後半は事件の前日譚やら整理しつつネタバレありで感想を書こうと思います。

ですのでプレイ中や今後プレイ予定のある方、ネタバレを避けたい方はご注意ください。


と言う訳でロストジャッジメントトロコンしました。

うさぎさんと嬉しそうに写真を撮る八神さんにてフィニッシュです。

めさめさ楽しませて頂きました。

神室町の探偵八神隆之となり、法廷も交えて事件を解決するリーガルサスペンスの2作目になります。

本作では事件の舞台を神室町から横浜の異人町へ移し、主にいじめをテーマにした作品となっております。

痴漢の容疑で逮捕された現役警官江原昭弘が、過去に息子をいじめから自殺に追いやったとされる御子柴弘の死を予言した事から話は始まります。

犯行不可能なはずの江原に殺人は可能なのか。

それに伴い法廷も警察も検察も、あらゆる機関の信頼を緩がす大きな事件へと展開していきます。

この辺のネタバレと感想は後ほど。


こちらのロストジャッジメントは龍が如くスタジオの作品となり、シリーズ経験者ならトロコンがどう大変か想像付くと思います。

まずは普通にEX-HARDのクリア。

シリーズではお馴染みですが、2周目以降限定で超高難易度の本編をスタートできます。

本作でもトロコンにはそちらの完走が必須でした。

正直、ジャッジアイズよりもアイテムの補給がし易かったのでアクションの難易度は若干楽でした。

しかしながら、ボス戦でQTEがそこそこあり、中には即死のものもあったのでコレがキツかったです。

わたしのDS4が若干ドリフト気味なのもあり、L3のコマンドが絡むと割と運任せになるのが原因かもしれませんが。

あと、お馴染みのこいつも。

これに関してはジャッジアイズより明らかに弱体化しててホント助かりました。

必殺技に耐性がつくのは相変わらずでしたが、ゴリゴリ殴れるため、アイテムフル導入して序盤はチャージ攻撃で削り、体力が黄色になったら必殺技をボコボコ叩き込めばわりと余裕でした。

初見は回復されまくりで手が出ませんでしたが、装備を攻撃アップで固めて一閃のダウン△と仙薬でゴリ押しできました。

EX-HARDではまだ戦ってませんが、挑む気にはなるくらい戦い易かった印象でした。

収集系では、レコードと装備、スキルをコンプリートする必要があります。

神室町と異人町でゲットできるものの他に、ガントレットと言う条件付きの高難易度モードが本編とは別にあり、こちらもある程度クリアする必要があります。

EX-HARDの方が難しいので、トロコンを目指す方なら問題はないかと思います。


そして忘れてはいけないミニゲーム。

某パーティゲームも真っ青なほど、ミニゲームがてんこ盛りでした。

テクニックを要するものも結構あり、その最たるものがドローンレースでしょう。

正直前作よりも全然楽でした。

コースとして難しいのは5、10ですが、レースとして難しいのは3、8で、案外こちらでトップを取るのに苦戦しました。

やはりコースが体に染み込むまでやり込むしかないですね。

あと時間がかかるのはVRすごろくでしょう。

スキルを100回使う必要があり、これが地味に大変でした。

スタンダードの一番簡単なコースで一番コストの低い☆4のスキルを使う、を繰り返して稼ぎプレイしてしまいました。

あと地味にトラが全然出なくて、エキスパートのロングコースで5時間くらい粘ったのもしんどかったです。

これらが出来ればもうトロコンは出来ると思います。

神室町のマスコットをいかがわしいところに連れ込むもよし!

さおりさん(26歳)のjkコスを舐め回すもよし!

最後まで本当に楽しく遊べました。


さて、ここからはネタバレ満載の感想を書いていきます。

本作はリーガルサスペンスと銘打っておりますが、ミステリに片足突っ込んでいるくらい人間関係が複雑で、考えることが多かったのでわたしは前作よりも好きになりました。

物語の最終章くらいでわかることまでがっつりとまとめる予定でおりますので、閲覧注意であります。

それでは書いていこうと思います。


まずは事件が起こる前の関係者の動きを簡単にまとめてみました。

感想なんか見てても理解してない方もいるくらい難解なので、一旦整理してみます。


 2008

東京の黒河学園で川井信也を主犯格として、赤池や鈴木達の楠本充へのいじめが始まる。

クラスメイトだった澤陽子が担任教師の喜多方悠に楠本充のいじめの深刻さを訴える。

喜多方はいじめの監視を始めるも、その日に楠本充はいじめを苦に自殺未遂、昏睡状態になってしまうが、喜多方はいじめの証拠映像を手元に残す。

喜多方は責任を取り辞職、いじめたメンバーは川井一人に責任を押し付け川井は退学になる。

 2016

喜多方はいじめの証拠映像を理由に赤池らを脅迫、川井を拉致し楠本充の母親、楠本玲子の復讐の手助けをし、川井を殺害させる。

川井の死体は冷凍保存される事となる。

この後、喜多方は5人のいじめ加害者を赤池らと共に殺害するも、川井の件も含め1件も事件は明るみにはなっていない。

 2017

横浜の誠陵高校で江原敏朗が御子柴弘らからのいじめを苦に自殺。

誠陵高校の教師となっていた澤陽子は敏朗からいじめの訴えを受けていたが、学校により黙殺、裁判でもいじめは無かった事にされる。

 2021

御子柴弘が成陵高校で教育実習を開始。

教育実習期間中に江原昭弘が横浜異人町で桑名仁(喜多方の偽名)や赤池らの手を借り御子柴弘を拉致、殺害。

同日、殺人のアリバイ工作の為池袋駅にて現役警官江原昭弘がOL間宮(旧姓鈴木)由依に痴漢行為をし、迷惑防止条例違反で逮捕され、大々的に報道される。


これが本編前の流れです。

八神達がコウスケくんの身辺調査をし、さおりが江原の痴漢事件の弁護をしているところから物語が始まります。

江原は痴漢事件の有罪判決をあえて受ける事で、御子柴殺害のアリバイを司法にお墨付きにしてもらう事で、過去に息子のいじめを無かった事にした者を嘲笑う事に全てを賭けて法廷に立つんですね。

その手助けをするのが異人町の便利屋桑名仁、本名喜多方悠です。

桑名仁、喜多方悠。

DLCをトロコンした時にも書きましたが、名前を続けると悠仁になっており、桑名がゆずっこであることがうかがい知れます。
閑話休題。

桑名は過去に救うことが出来なかった楠本充の事をずっと後悔しており、その無念を晴らすために全国の裁かれる事のないいじめ加害者を、遺族に復讐させながら殺して回る事に手を染めます。

司法のルールでは裁けない悪を自らの手を汚して裁く事が正義だと言う信念の元、今回の事件も引き起こす事になります。

八神がRKに狙われた桑名を助けに来た時の一言。
今回の事件では、RKが桑名を追う過程で澤陽子がRKトップの相馬に殺されており、過去に自分が逆転無罪を勝ち取った事で一人の女性が殺された事と重ね合わせて、桑名とは度々対立しています。
が、桑名のやろうとしている事には一定の理解はしているようです。
法が完全でないから犠牲が出ると言う桑名に、完全でない法を頑張って直していこうと言う八神。
どちらの主張もわからなくはないのですが、若干桑名の主張の方が強い気がしなくもないです。
作中でも、海藤と東は桑名支持でしたし。
結局は澤先生の死と、自分の過去のトラウマを結びつけて駄々っ子しているようにも見えてしまいます。
しかしながら、八神が事件に関わらなくてもRKが桑名を追う過程で澤先生は殺されていた可能性が高いので、八神があそこまでの責任を感じる必要は無いかなとは思っています。
桑名の自己満足の復讐の過程での無関係な犠牲が出るのを無くすために、八神は桑名に自首を求めていました。
が、RKと公安がグルと言う事になると、桑名が自首したところで事件が揉み消される可能性が高く、澤先生の殺害事件も桑名の仕業とされる恐れがあるため、なんかモヤモヤする終わり方になってしまいました。
賛否はあると思いますが、わたしはやはり桑名には自首して欲しかったなと。
桑名自身も八神の説得には度々耳を傾ける姿勢は見せていたので、説得して欲しかったように思います。
その為には澤先生澤先生の一点張りの八神の主張はやはりちょっと弱かったですね。
自分が誰かを巻き込んでしまうことには、やはり責任を感じまくっているようで。
それなら赤池の名前や、過去の事件も多少調べておくくらいしても良かったかなと。
作中では一ヶ月くらい調べる猶予の時間があったので、この辺の詰めを期待していましたが、ちょっと期待し過ぎでしたでしょうか。
あと最後に、結局のところ江原が御子柴殺しを晒さなければ事件は今回も闇に葬られ、丸く…はないけど収まっていた様な。
でもそうすると香田ちゃんが心配だし、悩みは尽きません。

そんな訳でいじめ問題を掘り下げたロストジャッジメント、非常に面白かったです。
総合プロデューサーの名越さんがSEGAを退社して、どうやら中国に引き抜かれたとの噂もありましたが、龍が如く8の製作も発表されました。
出来る事ならロストジャッジメントの続編も期待したいところです。
大変堪能いたしました。

久々に最新作をがっつりと遊べて大満足でした。
戦国無双5以来ですかね。
今年に入ってから発売日に買ったタイトルが、5本くらいしか無くて泣きました。
それでは、今回はこの辺で。
ノシ