J-POPやK-POPというポップスにはじまり、ロックやクラシック、ブルースにジャズと、音楽のジャンルはさまざまです。そして、どんな音楽が好きかもまた、ひとぞれぞれのはず。

 

ですが、じつは「どんな音楽が好きか」ということは、「そのひとの趣味」という一言では片付けることはできないんです。というのも、音楽の好みと個人の人格や思考には、深い関係があるから。どうやら恋愛という軸で考えた場合、恋人にするにはR&Bかソウル好きのひとがオススメなようです。

 

なぜ、恋愛相手に選ぶなら、R&Bかソウル好きがいいのか。その理由を、オンラインの学術誌「PLOS ONE」に掲載された論文「Musical Preferences are Linked to Cognitive Styles」から紹介します。

1. 共感性が高い人が好む音楽とは…!?

研究をおこなったのは、イギリス・ケンブリッジ大学のDavid Greenbergら。研究の目的は、「音楽の趣味と思考の関係」を解明することでした。

 

研究では、Facebookを通じて、4,000人以上の参加者を募り、参加者には性格判定テストを受けたあと、さまざまなジャンル50種類の曲を聴き、それらを評価してもらいました。 その結果、感情移入しやすい共感性の高いひとは、より感情に訴える「ゆったり」とした音楽を好む傾向があり、論理的な考え方をするひとは、激しい音楽を好む傾向があることをあきらかにしました。

 

つまり、感情移入しやすい共感性の高いひとはR&Bやソウル、アダルト・コンテンポラリーなどの音楽を好み、論理的な考え方をするひとは、パンク、ロックなどの音楽を好むことがわかったのです。  

2. 同じロックでも種類によって違う

楽曲の音波などをより詳細に調べてみると、たとえば同じロックでも、ソフトロックは感情的なひとに、ハードロックは論理的なひとに好まれるようです。 なぜ、音楽の好みと思考とのあいだに関係があるかについて、ひとは自分の人格を反映する音楽を好むからではないかと考えられています。  

まとめ

恋愛においては、相手のことを自分のように考える共感性が重要になってきますよね。 その意味でいうと、彼氏にするなら、R&Bやソウルが好きなひとがオススメなのです。