す先日〔1月30日(木)〕、日本武道館主催「第56回 全日本書初め大展覧会」の結果通知が届きました。今回展で7回目の出品になります。

 
例年日本武道館で行われる「席書の部」(例年約5,000点)と、作品を送付する「公募の部」(例年約10,000点)とがあります。

席書の部の方が、特別賞受賞の割合が高いです。やはり、2枚の指定用紙のみで、20分という制限時間内に作品を仕上げなければならない大変さがあるからでしょう。
 
ただ今年はオリンピック・パラリンピックイヤーで、日本武道館が東京大会の柔道と空手の会場となるため、改装工事をしています。その関係で、今回展は「公募の部」のみとなりました。
 
本展覧会は、前回の東京オリンピックが開催された、まさにその翌年(1965年1月)から日本武道館で始まりました。オリンピックと関わりのある展覧会です。
 
今回展は公募の部のみですが、全国から12,912点もの出品があったとのことです。
 
本展覧会は、幼児~大学・一般、高齢者の方(80歳以上)、障がいのある方、外国の方など…、幅広く作品を募集しています。また、大変レベルの高い展覧会です。
 
本展覧会の詳細は、コチラ です。
 
そして、褒賞は、コチラ をご覧ください。
 
今回展は、特別賞約180点(上位約1.4%以内)という大変狭き門です。
 
 
特別賞受賞者は、以下の栄誉が与えられます。
 
授賞式出席対象(東京・九段下「ホテルクラウンパレス」)
◎日本武道館作品展示(例年は「日本武道館」、今回展だけは「ホテルクラウンパレス・チェリールーム」)
◎受賞者名簿掲(一般は、受賞作品写真、都道府県・市区町村名、氏名掲載)
◎氏名入り受賞楯贈呈(特大~中型)
 
 
そして、本展覧会には「第50回展」から出品させていただいています。
 
以下、各回の受賞名、作品名、作品写真です。
 
第50回展…特別賞「審査員長奨励賞」〔空海「灌頂記」〕(半紙作品)
 
 
 
第51回展…特別賞「産経新聞社賞」〔灌頂記〕
 
 
 
第52回展…上位賞「日本武道館賞」〔般若心経〕
 
 
 
第53回展…特別賞「産経新聞社賞」〔灌頂記〕
 
 
第54回展…特別賞「朝日新聞社賞」〔灌頂記〕
 
 
 
第55回展…上位賞「日本武道館賞」〔灌頂記〕
 
 
 
受賞作品のほとんどが空海「灌頂記」の臨書作品で、特別賞はすべてそうです。審査員の先生方の評判が良いのでしょうか?
 
なので、さらなる勉強も兼ねて、毎回必ずこの灌頂記を入れて出品しています。
 
 
次に、今回展に出品させていただいた5作品です。今回展も灌頂記を入れました。ただし、この題材の選び方は、条幅では初めてです。
 
 
それでは、今回展の審査結果です。
 

 
今回展では、2回目の特別賞「審査委員長奨励賞」(上位約0.8~1%を受賞させていただきました(特別賞には、受賞名にピンク色のマーカーが引いてあります)。

今年初めての特別賞受賞です!
 
毎年、この展覧会は、特に大きな目標にしていますので、とても励みになります。
 
今回展も、空海「灌頂記」の臨書作品(左端)が特別賞でした。特別賞は、今回展で5回目となり、すべて灌頂記です。これからも、この法帖を大切して、さらに勉強させていただきます。

 
そして、展覧会等は以下の通りです。
 
○展覧会期日:令和2年2月23日(日)午前10時~午後4時
 
○授賞式:令和2年2月23日(日)午後1時~
 
お近くにお立ち寄り際は、ぜひご覧ください。
 
 
それでは、この度も大変お世話になりました審査員の先生方をはじめ、日本武道館、関係者の皆さまに、心から感謝申し上げます。
 
また次回展にも出品させていただきたいと思います。
 
 
<追伸>
いつもの出品作品郵送封筒です。毎回、鉛筆で線を引かず即座に書いていますが、今回は、まあまあ上手く書けたかなぁと思います。