先日〔3月4日(月)〕、日本書芸術振興団「第20回 全日本書展」の審査結果が届きました。今回展で6回目の出品になります。
本書展は、運営委員、審査会員、無監査等の方々(書家の方を含む)が出品されていて、作品のレベルも非常に高い書展です。
第一部「漢字」、第二部「仮名」、第三部「調和体(漢字・仮名混じり書」、第四部「近代書(前衛等)」の4部門に分かれています。
私は、今現在、「六審推薦賞」をいただいていて、第1部「審査会員」、第3部「会員」として出品させていただいています。
次に、本書展の褒賞です。
<入賞>【※受賞者数は、前回「第19回展」のものです。】
◎運営委員推薦賞(賞状、副賞)【2名】…次年度より「運営委員資格」
◎特別賞(賞状、副賞) 【3名】 …次年度より「委嘱委員資格(2回受賞)」
◎全日本書展大賞(賞状と奨学金10万円相当の教育受講制度)【1名】…次年度より「一審資格」
◎全日本書展準大賞(賞状と奨学金5万円相当教育受講制度)【2名】…次年度より「無鑑査資格」
※計8名
◎一審推薦賞(賞状)【なし】
◎二審推薦賞(賞状)【1名】
◎三審推薦賞(賞状)【2名】
◎四審推薦賞(賞状)【3名】
◎五審推薦賞(賞状)【2名】
◎六審推薦賞(賞状)【1名】
※次年度より「審査会員」及び「全日本学書展審査員(当番制)」(以下同様)
◎七審推薦賞(賞状)【5名】
※次年度より「審査会員」
※計14名
⦿朝日新聞社賞(賞状と奨学金1万円相当教育受講制度)【2名】
⦿朝日放送賞(賞状と奨学金1万円相当教育受講制度)【2名】
※いずれも2回受賞で「会員資格」、さらに、2回受賞で「無鑑査資格」
※計2名
○特選(賞状)【10名】・・・次年度より「準会員資格1回受賞)、「会員資格」(2回受賞)
○秀作(賞状)【17名】・・・次年度より「準会員資格」
○佳作(賞状)【22名】・・・次年度より「会友資格」
※奨励賞【4名】(賞状と奨学金1万円相当の教育受講制度)・・・他賞受賞者で今後が有望な方(特選3名、佳作1名)
※計49名
○入選(賞状)・・・【15名】・・・「会友資格」以上で入選の場合は、次年度よりそのままの資格
※入賞者数計73名
・ 落選(多数)
本書展には、「第15回展」から出品させていただいていて、各回の結果と作品は、以下の通りです。
○第15回展…第一部 「佳作」
○第16回展…第一部 「秀作」
◎第17回展…第一部 「七審推薦賞」(審査会員)
◎第18回展…第一部 「六審推薦賞」(審査会員、全日本学書展当番審査員)
◎第19回展…第一部・第三部 「入選」(審査会員、全日本学書展当番審査員)
<第一部>
<第三部>
次に、今回展に出品させていただいたのは、第一部に「創作草書半切作品」(左)、第三部に「調和体半紙作品」(右)の各1点計2点です。
そして、本書展の出品要項は以下です。
それでは、今回展の結果です。
下記、賞が決まりましたので、ご通知致します。
・第三部 特選
・第一部 入選
おめでとうございます。
今回展では、第一部が「入選」、第三部が「特選」を受賞させていただきました。第一部は、「審査会員」資格での受賞、第三部は「会員」資格での受賞になります。
本書展は、大変レベルが高く、また狭き門の書展ですので、とても嬉しく思います。さらに、精進し自己の腕を上げて、次回も良き勉強の場として出品させていただきたいと思います。
それでは、この度も大変お世話になりました日本書芸術振興団の先生方、関係者の方々に心から感謝申し上げます。
<追伸①>
今回展の出品作品郵送封筒です。今回もまあまあ書けたと思います(^^)
<追伸②>
先日、半切1/2の紙に「無心」を書きましたが、また、無心の入っている題材を同じ紙に書いてみました。
李白「江上吟」の一節です。
「海客無心随白鷗」…
~海辺に遊ぶ旅人が無心でいれば、大空を舞う白い鴎も人を疑わず近づいてきて一緒に遊ぶだろう~
題材の意味の如く、遊び心を込めて、ゆったりのんびりした気持で1枚だけ書いてみました。作品というか、見て楽しい感じで書いてみました。