社会人プロレス誕生〜四 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

 《ケイフェイ》についての話は前回で終わらせるつもりでしたが、少しだけ書き残したことがあるため、もう一回だけこの場を借りたいと思います。

新日本プロレスを一歩退いたとはいえ、A猪木がまだその存在は厳然としていた頃の事です
現場には長州力、藤波辰巳を中心に錚々たるメンバーが揃っていた。
あの時代の彼等は観客や視聴者を向こうに廻し、たしかに《ケイフェイ》をやっていた。
レスラー達は誰にも見抜けないほどの激しさと殺気を全面に出して相手選手と闘っていた。
それを観ていた私も騙されていた一人だった。
彼等は見事に《ケイフェイ》をやっていたのだ。
先日の新日本プロレスの東京ドーム大会はどうだろう
観客の色も変わった。
《ケイフェイ》を理解しているプロレスファン。
みんな温かい、その空気の中で選手達は試合をしている。

長州、藤波の時代、彼等は探るようなプロレスファンの視線と闘っていた。
今の選手達は、理解ある優しい視線と闘っている?
果たして闘うと言えるのだろうか?
その意味で、私はあの頃の
プロレス業界を体験出来て心から幸せだと思う。

皆さん、これからもプロレスを宜しくお願いします。