あまり書きたくないと言ったばかりで | 高田龍の『ごまめの歯軋り』

高田龍の『ごまめの歯軋り』

還暦を過ぎた無名の男の独り言を、ジャンル無しで書き綴るブログです。
身の周りに起きた出来事から、世の中の動き、小説から身の上相談迄やるつもりです。
もっとも、身の上相談は、相談してくれる人が居ればの話しですが......。
兎に角、宜しくお願いします。

あまり書きたくないと言ったばかりなのに

結局、第一弾の記事は
プロレス絡みになりました

でも、懐かしい話題です
ご覧ください。

寝ようと思って二階の寝室に上がってスマホの振動音に、促されるように画面を見ると、ニュース速報が・・・?

こんな時間

ウクライナのことか

地震かと思い開いてみると

石川県知事選挙の記事

午前1時3分とある

内容はというと

《保守分裂の構図となった石川県知事選挙は日本維新の会が推薦し、自民党県連が支持した元文部科学大臣の馳浩氏が、元金沢市長や元参議院議員らを破って初当選を果たしました》

概要はこうだった

石川県は二八年ぶりの知事交代だそうだ。

私の脳内の、埃だらけの資料室から古い資料に行き着いた。

例によって時系列が定かではない。

《夢ファクトリー》時代のこと

その日は東京へ何かの用事があって出かけた帰りだった。

疲れていた

酷く

そのせいだっと思うが、
いつもの高崎線の下りには乗らず新幹線のホームに廻った。
はやく帰りたかった

1時間と少しかかるところを30分ほどで熊谷につける。

その30分がすごく惜しくて切符を買い指定の席に座った。

あと1輛、進行方向よりがグリーン車だった。



流石に30分弱のためにグリーン車を選ぶほど当時の私はセレブでは無かった。

もうそろそろ出発という時だった。

車輌を区切るドアが開いて身体の大きな男がそこから入って来た。


息が少し乱れていたように感じたのはきっと発車間際の列車に乗り遅れてはいけないと急いだからだろう。
 
身体も大きかったが、その立派な体格を包んでいる仕立てのいい濃い色のスーツに目に止まった。

私の座っている目の前まできたとこらで気がついた。

・・・馳浩だ。
その後のことをあまり憶えていない。

この日以前に彼に会った記憶もない。
初対面だとすれば、向こうは有名人、私の方から《夢ファクトリー》の髙田ですとかなんとか自己紹介をしたのだろうか?

グリーン車の方へ私はついて行って彼としばらく話しをした。

話題も憶えていないが、プロレスの話はしなかったと思う。
今でも憶えているのは《ガーラ湯沢》に彼が行くということだった。
私は彼に誘われるままに
そこでしばらく話をした。

その時、私の質問に答える形で、多分私が国会議員になっての感想めいたことを尋ねたのだろう。
彼は丁寧に答えてくれた最後に《県知事もありかなと思うんですよ。面白いと思う。一国一城の主人ですからね知事は》彼はこう言った。

これを間違いなく私は憶えている。

あれから二十五年以上が過ぎた。

あの夜の何処の誰ともわからぬ男に漏らした思いを彼は実現したのだ。

まったくの余談だが、彼が新日本プロレスから華々しくデビューした当時、新日本と言えば、黒のタイツ黒のシューズが当たり前だった。
コスチュームの色に個性を出す選手などいなかった。

馳浩は黄色にブルーのコスチュームだった。
写真が載せられなかったがそうだった。

丁度、ウクライナの🇺🇦同じ色だった。


当選おめでとう㊗️ございます。