小さな流れは関連することもなく次第に合流を繰り返しやがて大河へとなる | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。


ゆっくり、ゆっくり時は流れる。

ゆっくりとした流れの底では小さな無数の出来事が、一見なんの関連も無いように。


時という、流れの中を、それぞれが流れていく。


なんの関連性もないようなそれらは、流れる先で不思議な関連性を見せたりもする。



前回の投稿で話した『死神』くんは生活のためにクルマ磨きに精を出していた。


彼の所属していた会社の得意先に埼玉日産、東京日産があった。


そして、朝霞の自衛隊も得意先のひとつだった。




日産から来るカーコーティングの仕事は想像を超えるものだった。



街のカーマニキュアの店とは、一ヶ月に持ち込まれるクルマの台数は比べものにならなかった。



自衛隊しかりである。



『死神』くんの技量は著しく向上していく。



『死神』くんの周りは、忙しか     ったが平和だった。


なかなか乗ることの出来ない自衛隊の車両に触れることが楽しみだった『死神』くんも


二十年という流れの先に、あの


クルーズ船の情報が自分に関係することなどと、


この時には


想像もしていなかった。











彼もこの流れの先にコロナという人類史に残るような出来事が待っているなどとは、


微塵も思ってはいなかった。