そして、今また自衛隊の航空機が消息を絶った。
大変な出来事である。
朝霞の少女の失踪は、思いがけず、などと言ったら片時も娘の生還を願い、努力を怠らなかったご家族の方にお叱りを受けてしまうが、失踪してからの時間もかなり長期間だったこともあり、私などの様な傍観者からすれば、無事であって欲しいとは思っても、すでにこの世には、などと思ってしまったりもした。
ご両親の喜びは如何許りかと思う。
誘拐された、本人だけではなく、家族の人達に与えた
恐怖、悲しみ、不安、怒り、犯人には償いきれるものではない。
願わくば、無責任な興味本位の取材や報道がないことを望むばかりだ。