まあ、わたしが言ったところで・・・なブログ。 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

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大阪のイベントに参加して、なかなか会えない方と打ち合わせを済ませ、なんとか間に合えばと家路を急いだその理由は、《キング・オブ・コント2015》を観たかったからだ。

結局、放映時間には間に合わなかったので、録画しておいてもらったものを観た。

もちろん、エントリーした大勢の参加チームから勝ち上がって来たメンバーだから面白くて当然だろうと思うのだが、今回はなぜか掛け値なしに、とはいかなかった。
話題の人気コンビや、すでに大物と呼ばれる参加チームもいたが、笑い疲れるような思いはしなかった。

やはり、この番組はコンクールだと思う。

しかも、新人だけが集まる《登竜門》的なものではない。

新旧入り混じって、その年のコントのNo. 1は誰かを競うものだと私は思っている。

これは間違いなのだろうか。

昨夜の放映については、ネットでも話題にはなっている。

私の私感を述べれば、緊張感のない番組だったの一言に尽きる。

多分優勝候補だったのであろうコンビは、素人目にも悪い意味で緊張感がなかったし、審査員の講評に対してウケ狙いの突っ込みを入れていた。

ここまでくると、何年も続いているこの番組の権威も失墜してしまうのではと思う。

自分達のコントを終えて、審査員達の前に立つ出場者の中には、この場さえもバラエテイのノリにしていた者も少なくなかった。

古いネタで参加したベテランとほぼ同期の審査員は、
にやけ面で講評し、される側もにやけ面で、芝居がかったガッカリ顔をする。

優勝を手にしたコンビは、まだまだ新人の扱いの二人、彼らの眼は真剣だった。

他にも、もう一度世に出ようと必死だったコンビや、新人コンビもいたのだ。

すでに夢を掴み、テレビの出演も多く、一端の芸能人気取りの参加者もいた。

あきらかに、ネタの打ち合わせ、稽古の不足を露呈しているベテラン勢は出場しないほうが良かったと思う。
人生や生活をかけて必死に挑んでいる若者達に失礼だと思う。

あなた方も、優勝した二人のような眼をしていた頃があったはず。

そのことを忘れているならば、あの瞳の輝きを失くしているならば、この場で舞台から忘れたものを取り戻そうと思うなら、参加者としての礼儀が有るはずだろう。

若者達の真摯な姿に、自分達の若かりし頃の姿をかさねて真剣に向かってもらいたい。

それすらも、鼻で笑うようなことであるなら、あなたは終わっているとしか言えない。

勝敗は、最初からついていたのかもしれない。


求める道に終わりなどない。精進を忘れた芸人ほど醜いものはないのだから。